温泉巡り旅の醍醐味

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新潟県 栃尾又温泉 「自在館」さん 回想録

     
                新潟県 栃尾又温泉 1泊2日 回想録 (2009/10/17~18)
 
 
東西に長い新潟県でも、ちょうど中央くらいの、福島県との県境近くに奥只見湖という人造のダム湖が
あるが、そこに向かう途中・・・上越新幹線・浦佐駅から無料の送迎バスで国道352号線まで、ず~っと
約40分乗せていただき、やがてなだらかな山あいに到着する。
その長閑な山里にひっそりと佇む、「日本秘湯を守る会」の会員でもある温泉宿が、今回お世話になる
秘湯のお宿、自在館さん。 
この純和風旅館は、栃尾又温泉でも昔ながらの風情を色濃く残す閑静な、どこか懐かしくなる湯冶宿。
とはいっても、自分たちか宿泊した、1973年築(1993年改装)の本館は、とっても便利な造りのお部屋で・・・
およそ秘湯らしくはなかった。
その本館(全26室)から渡り廊下でつながれた、秘湯宿情緒たっぷりの木造の旧館と、そのお隣の湯治宿
専門棟から成り、豊かな効能で珍重される本邦有数の天然ラジウム温泉は、400年以上の歴史を誇り、
今なお自分のような温泉ヲタクをはじめ、湯治宿・秘湯ファンを魅了してやまない!!
 
また、このお宿のお隣に建つ「薬師堂」の「子持ち杉」の言い伝えと共に、「子宝の湯」としても広く
知られている。
「子持ち杉」は・・・部屋の窓から見てるだけで、傍までは行かなかった・・・・・・
 
感じのよい仲居さんに案内された部屋は、その「薬師堂」と「子持ち杉」がよ~く見える、とっても情緒ある
10畳の和室で、送迎バス到着後の、お昼の12時半頃に入れていただき、翌日はなんと!!お昼の12時半頃に
チェックアウトしたので・・・24時間まるまるステイできた!!!✧
しかも、情緒ある食事処で朝食をいただいて、部屋に戻ったら・・・何も申し出てなかったのに、超絶嬉しい
ことに、お布団はそのままであった(*^▽^*)♬♡ 
 
滞在している間、超良質のラジウム温泉を何回も、心おきなくゆ~~~っくりと堪能できる、とっても
うれしいお宿♨^^
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
到着後、まずはお部屋でゆっくりしてから、このお宿の名物「霊泉したの湯」へ!!♨✧
こんな昼間から、結構先客で混み合っていたが、広い湯船なので気にならない。
こんこんと湧き出す源泉の真上に湯殿を設えているので、新鮮なラジウム泉を楽しめる。
37℃と、かなりぬるめなので、できるだけ長湯・・・1・2時間くらいじっくり浸かるのが、伝来の
「長湯」湯治法だという。
なるほど・・・約1時間、ふやけるほど浸かっていると・・・やがて、肌に細かい気泡がびっしりと付き、
ぬるい湯なのに、体の芯からじんわりとした温もりが感じられて、とても不思議な心地よさを
おぼえた・・!!!✧
自分は、個人的には熱めの湯が好みだけど・・・これなら大丈夫(*^▽^*)♨♬
 
 
 
イメージ 2 
 この湯船のお隣には、小さいが加温された熱い湯の湯船もあるので、湯冷めの心配も無し^^
 
 
 
その他、対岸の山の名前を付けた、情緒ある貸切岩露天風呂「うげつの湯」(40分/無料・当日予約制)
ある・・・ここは加温されているので、湯温はちょうどいい。
ただ洗い場がないので、日中は貸切利用(こちらも40分/無料・当日予約制)の内湯中浴場「たぬきの湯」
または「うさぎの湯」に先に行くことをお奨めしたい。
これらの貸切の内湯は、加温されているので寒い夜にはとってもうれしい!!
 
これらの内湯は、朝8時~夜22時までは貸切利用だが、それ以外の時間は普通に男女別の中浴場となる。
結局、自分たちは、枕木のある岩造りの情緒ある「たぬきの湯」を夕食後に貸切利用し、翌朝7時頃の
中浴場・女性用は、ちょうどうれしいことに、お洒落なタイル張りの「うさぎの湯」だったので、
良質の温泉をなんと!!  貸切状態でゆ~~~ったりと満喫できた~(*^▽^*)
 
泉質;単純放射能泉  pH; 7.7  無色透明・無味・無臭
「霊泉したの湯」;源泉かけ流し!!
「貸切内湯」;加温・かけ流し
「貸切露天風呂」;加温・かけ流し循環併用
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・運動麻痺・病後回復・打ち身・くじき・五十肩などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・糖尿病・胃腸病・痛風・動脈硬化・高血圧・切り傷・やけど・アトピー性皮膚炎・
水虫など、さすがラジウム泉・・・すこぶる効能豊かな温泉!!♨✧
 
湯上り後は、風情あるロビーで、冷たいラジウム泉(飲泉)・温かいどくだみ茶・山の湧水で入れた美味しい
コーヒーが飲み放題で楽しめる^^
ここは居心地がとっても良かったので、何回も足を運んだ(^ω^)♬
 
 
効能豊かな温泉を思い切り満喫したあとは、楽しみな夕食^^
お洒落な風情ある個室のお食事処「野草庵」で、ゆ~~っくりと山の風景を楽しみながら、山の幸たっぷりの
滋味溢れる、郷土会席料理をいただいた(*^u^*)
名物の鴨鍋・イワナの炭火焼・ニジマスのお造りなどや、山菜・きのこがとっても美味しかった!!✧
そして、何よりもうれしかったのが・・・幻と名高い銘酒中の銘酒「越の寒梅」が、一合1,000円でいただけた
こと!!! 美味しいお料理に美酒と、超至福のひとときを過ごした(*^_^*)
日本酒大好き人間には、新潟県はパラダイスなのだ~\(^o^)/
 
  
翌朝の朝食も、同じ「野草庵」の、前日と同じ席でいただいた。
夕食に引き続き、山の幸をたっぷり味わえたのだが・・・こんな時期ですら、山菜料理を楽しめるという
ことは・・・・・・山菜シーズン真っ只中の春に訪れたら、もっと山菜づくしのお料理に出会えるのでは!?
って思い、いつかぜひ春に訪れよう!!と心に決めたのであった。
山菜料理は地味でちょっと・・・という方々もいると思うけど、そういう方々はぜひお料理が派手・近代的な
お宿に行けばいいし、自分たちのように、派手な料理も地味な料理も何でも大好きOK!!・・・な者や、
情緒があって滋味溢れる郷土料理・山菜料理がお好みの方々には、ピッタリの温泉宿だと思う。
 
 
そしてチェックアウト時にフロントの女性が、さりげな~く500mlのペットボトルに詰めたラジウム泉
(手作り)を2本、お土産にと手渡してくださったサプライズが!!✧^^
フロントの方をはじめ、お食事をずっと担当してくださった仲居さん、送迎バスの運転手さん方、皆とても
感じ良くて優しかった(^ω^)
ただひとつ心残りなのが・・・館外に建てられている「霊泉うえの湯」には、行くチャンスがなかったので
とうとう行けなかった・・・・・・これは次回、ぜひまた湯治に・・・今度は春に訪れたい。
 
 
★ 最近、この近辺は放射能値(放射線量)が高いと騒がれているようだが・・・地質的にも、ラジウムを多く
     含む花崗岩が多いため、この栃尾又温泉のような、人体には全く無害どころか逆に効能豊かなラジウム
     泉が湧き出で、良質な温泉を堪能できる・・・。
     セシウムとは全く違った成分の放射性物質なので、微量ならば安心してご堪能いただきたいです ★
 
 
 
 
次回は、宮城県・秋保温泉の回想録に続きます。