温泉巡り旅の醍醐味

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姫路城~有馬温泉~秋芳洞の旅 ② 有馬温泉「角の坊」さん

  
                    2日目
  
JR姫路駅から普通列車・新快速に乗車し、大阪方面に戻る形でJR三ノ宮駅まで乗車した。
三ノ宮駅からは地下鉄に乗り換え、さらに神戸電鉄に乗り換えて、有馬温泉駅に到着。
 
日本三古泉のひとつであり、林羅山の日本三名泉や枕草子の三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では
当時の最高位・西の大関に格付けされた。
 
温泉街は、神戸市にありながら山深い六甲山北麓・紅葉谷の山峡にあり、標高350~500mに位置するため、
かなり急斜面の中に旅館・ホテルが立ち並んでいる。
 
地質的には、活断層である有馬高槻構造線の西端にあるため、地下深くまで岩盤が割れており、その割れ目を
通って地下深くから温泉水が噴出している構造とのこと。
近年、温泉の泉源は瀬戸内海でなく、太平洋(南海トラフ付近)の海水を起源とすることが、ほぼ解明された
とのこと。
 
泉質は湧出場所によって異なり、塩分・鉄分を多く含む赤褐色(赤茶濁色)の含鉄塩化物泉の「金泉」と、
無色透明・無味・無臭のラジウムを多く含む放射能泉と炭酸を多く含む炭酸水素塩泉「銀泉」の
三種類がある。
なお、「金泉」・「銀泉」という名称は、有馬温泉旅館協同組合の「商標登録」となっているので、
これらの名称を勝手に使用することはできない。
 
また、歴史ある有馬温泉には、「○○坊」と名の付くお宿が多い。
(「中の坊瑞苑」さん・「上大坊」さん・「御所坊」さん・「奥の坊」さん・「角の坊」さんなど・・・)
これは元々、有馬十二坊と呼ばれた「坊舎」が存在したことを示すもので、源頼朝が鎌倉幕府を開く1年前の
建久2(1911)年に吉野の僧坊・仁西上人が、熊野十二神将に準え、12軒の湯治宿を建てたことがきっかけと
いわれている。
現在でも、一部の旅館はこの伝統的な名称を継承している!!
 
近世では、与謝野晶子・谷崎潤一郎などの文豪が訪れ、作品の中に度々有馬温泉を登場させている。
 
自分たちが今回お世話になるお宿は、この歴史ある12坊のうちの1つの、角の坊さん。
有馬温泉駅から徒歩で約7分なので、温泉街を散策がてら歩いて向かった。
 
 
 
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日帰り入浴施設「金の湯」♨
 
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創業1911年の由緒ある純和風温泉旅館だが、建物は清潔感溢れる新しい鉄筋コンクリート造りで、
全39室。
大浴場は、部屋数のわりにはすいていて、ゆ~~っくりと貸切状態で良質の温泉を満喫できた\(^o^)/
内湯は、岩風呂の「金泉」のほかに、石造りの浴槽の沸かし湯(上がり湯)もあり、そこにはジェットバスが
備わっていた^^
それにしても・・・「金泉」は、塩辛いのにとっても気持ち良く、体の芯から温まるので、夕食前に2回も
足を運んだ(*^-^*)♨
 
もう一ヶ所の大浴場は、男女入替制なので翌朝に楽しめた♬^^
石造りの内湯は沸かし湯だったが・・・
風情ある岩露天風呂には、「金泉」がなみなみと湛えられていて(露天風呂は)ず~っと貸切状態で、
良質の温泉をゆ~っくりと堪能できた(*^_^*)v
 
 
泉質; 含鉄-ナトリウム塩化物強塩泉 pH; 6.4  加水・加温ナシの、100%源泉かけ流し!!
赤茶濁色・強い塩味・鉄臭
メタケイ酸・カルシウムイオンも多く含む。殺菌効果もアリ✧
※ 泉源は「御所泉源」および「妬(うわなり)泉源」より引湯している♨
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・五十肩・運動麻痺・疲労回復nなどの¥
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・虚弱児童・切り傷・やけど・月経障害・貧血など
 
日帰り入浴・・・11:00~14:30 (平日のみ・休業日アリ・・・要電話確認)
 
 
 
夕食は、旬の素材を用いた絶妙の懐石料理を、お部屋でゆ~っくりといただいた(^^*)
とっても感じの良い明るい仲居さんが絶好のタイミングで、上品でと~っても洗練された本場の懐石料理を
持ってきてくださった。
どれもこれもお出汁がきいていて味わい深く、この上なく美味しい!!✧
大抵、正直どれか一品は「う~ん・・・!?」と思うお料理があるが・・・このお宿に限っては全く無い!!!✧
当初は・・・他のお宿を予約していたので「このお宿にして、ホントに良かった!!」
・・・と、心の底から思った♬✧
夕食も終盤にかかるころ、上品で明るく感じ良い女将さんが直々、お部屋までご挨拶に来てくださった✧
 
 
 
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翌朝の朝食のお料理もどれも体に優しく、いただきやすいものばかりの和食膳。
もっちろん、納豆なんか微塵のかけらもない!!!✧
関西圏のお宿では絶対にあり得ないので、(在京)関西人の私は安心していただけるのである・・・(*^^ゞ
 
この歴史あるお宿は、良質の温泉も気に入ったけど、実に懐石料理が美味しかったので・・・
機会あらば近いうちにぜひぜひ、また訪れたいと思った。
 
 
 
 
次回は、このあと訪れた山口県・秋吉台秋芳洞に続きます。