温泉巡り旅の醍醐味

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湯西川温泉「本家伴久」さん 回想録

 
                  栃木県・湯西川(ゆにしがわ)温泉 1泊2日 回想録
                               (2007/07/01~02)
 
 
栃木県の鬼怒川・川治・湯西川温泉方面に行くには、東武鉄道の「特急スペーシア号」が便利なのだが、
当時は、ウチからはとっても不便な「浅草駅」始発の電車に乗らなければならなかった・・・
現在では、と~っても便利なJR新宿駅始発・東武鉄道乗り入れ直通運転の特急が出ている!!!
 
何とか浅草駅に辿り着き、終点・鬼怒川温泉駅まで乗車し、さらに野岩鉄道に乗り換えて湯西川温泉駅で
降車した。
駅に降りてビックリ!!
薄暗い駅は、葛老山トンネル内にある単式ホームを有する地下駅で、長い階段かエレベーターで地上へと
上って行く。
自分たちはもちろん、エレベーターで~~(^^ゞ
 
駅前からさらに、路線バスに乗り換えて約30分くらいで山深い湯西川温泉街の入口に位置する、
今回お世話になる、本家伴久さん前のバス停で降車した。
 
日光国立公園内に位置する湯西川温泉は、地名の由来となった湯西川(利根川水系)の渓谷沿いに、
旅館が建ち並んでいる風情豊かな温泉地。
湯西川の先祖は1185年、平安時代に源平の戦いに敗れた平忠実が落ち延びたとされ、平家の落人伝説の
残る集落で知られている。
温泉の発祥は、天正元年で400余年の歴史があり、平家の落人の子孫によって発見されたと伝えられている。
その発祥の湯「藤鞍の湯」を有する、平家落人末えいの方が経営する由緒ある純和風旅館のこのお宿は、
寛文6(1666)年に湯治宿として開業以来、300余年継承されているだけって、まずロビーを入ると
「迎え太鼓」でお出迎えしていただける。
ロビーをはじめ館内には、樹齢500年の姫小松の大柱や、1300年の巨大テーブルなどの重厚感溢れる
木造りのインテリアが多数あり、歴史が感じられる。
 
 
 
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銘木・古木をふんだんに取り入れた重厚感漂う民芸調の本館と、鉄筋建ての新館・十二単館から成り、
全45室。
本館とお食事処「平家隠れ館」に架けられた本州随一の、この旅館のシンボル・「かずら橋」は、
本場四国祖谷の匠により造られたとのこと!!!
 
 
 
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 本館の部屋から見た「かずら橋」✧
 
 
 
少しお部屋で休んだあとは、楽しみな大浴場へ♨!!
女性用内湯「子宝の湯」は、洗い場はあまり広くはなかったが、こじんまりとしていて清潔感あふれる
風情あるお風呂で、ず~っと貸切状態で思う存分、良質の温泉を堪能できた\(^o^)/
次に、内湯から続く岩露天風呂「美肌の湯」へ♨✧
湯西川沿いの岩造りの浴槽に浸かっていると、清流のせせらぎが楽しめて爽快~~♬^^
 
夕食後にもこの岩露天風呂で温泉を満喫したが、季節柄ホタルが飛んでいて、美しく光る舞いを楽しむ
ことができてラッキーだった(*^。^*)\(^o^)/
 
男性用の内湯「公達の湯」は、まるで洞窟にいるかのような造りのお風呂だとか・・・
湯西川温泉発祥の湯「藤鞍の湯」は、男性用の岩露天風呂の名称に使用されている。
男女の入替は行われていないので、この2つのお風呂にはとうとう入れなかった・・・(;ω;)
 
また、渓流沿いの貸切露天風呂「花満月」・「夢夜舟」・「若待月」が3ヶ所ある。
45分・1,050円  当日予約制。
 
以上のお風呂の泉質は、アルカリ性単純温泉  pH; 8.9 すべて加温・かけ流し!!
無色透明・無味・無臭
※「十二単館」にも男女別の大浴場があるが、こちらは加水・加温・かけ流し!!
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・運動麻痺・打ち身・くじき・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・動脈硬化症・高血圧症・糖尿病など・・・
単純温泉ながら、かなり成分が濃い効能抜群の温泉!!
 
 
夕食は、趣き溢れる「かずら橋」をユラユラと渡った対岸に位置する、平家の公達が隠れ住んだと言われる
いにしえの隠れ館がある!!!
中は意外に広々としていて、ムード満点の古代式ランプの下、囲炉裏が15個ほど間隔をあけて組まれている。
そこの一角でゆ~っくりと美味しい囲炉裏会席料理を楽しめた♬^^
イワナの塩(炭火)焼き・ニジマスのお造りや、山鳥の炭火焼き、珍種の山菜や、鹿肉のタタキ(初めて!)
など次々と美味しくいただいた(*^u^*)
変わっているのは・・・竹筒に入った日本酒を炭火で温めて燗酒にすること!!
もちろん、美味しいお料理とともに美味し~くいただいた(*^。^*)
宴もたけなわの頃、美しくてとっても感じ良い若女将さんが各囲炉裏テーブルにご挨拶に来てくださり、
「湯西川情歌」というご当地ソングを披露してくださった♬♫♪^^
元演歌歌手だけあって、と~っても美声で心地よかった(^◇^)
・・・あくまでも宿泊客へのサービスのみ目的で、商用目的とかではないとのこと・・・
この美人若女将さんとは後程、館内散策をしている時に偶然!!  お会いして・・・
一緒に記念撮影していただいた!!!✧^^
 
 
このお宿の朝食は、かの有名な料理記者・食生活ジャーナリストの岸朝子さん著「極上のおいしい朝ごはんの宿」の表紙を飾ったほど素晴らしい、こだわりの朝食!!✧
本館一階にあるお食事処で、とろろや地蕎麦・山ブドウ果汁・16種の豆類を炊きこんだ宝石おこわ・
クコと松の実入り薬膳がゆ・手作り豆腐・焼鮭など、体に優しい医食同源あふれるお料理に、地元で採れた
野菜サラダ・山菜のバイキングが付くので、と~~っても嬉しい(*^。^*)♡✧
大キライな納豆が無いのが、これまたさらに嬉しいっ!!!✧^^
ワラビ・ミズ・フキなどの美味しい山菜を特にたくさんいただき、大満足\(^o^)/
 
 
チェックアウト後、急に雨が降り出したので困惑していると・・・と~っても優しくて感じ良い年配の
女性スタッフさんが、バス停までなんと傘を貸してくださって、お見送りまでしてくださった!!
とっても感動&大感謝デス<m(_ _*)m>(*^-^*)!!!
 
 
 
平家落人伝説のある、と~~っても趣きのある人情味溢れる純和風旅館で、温泉の泉質も効能豊かなうえ、
サラッとしていてお年寄りや赤ちゃんにも最適で、とっても入りやすい、優れた温泉を堪能できる(*^▽^*)♨✧
いつかまた、ぜひ訪れたいお宿のひとつとなった。
 
 
 
 
次回は、群馬県・伊香保温泉の回想録に続きます。