温泉巡り旅の醍醐味

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草津温泉の旅 1泊2日 回想録

 
             群馬県・草津温泉 1泊2日 回想録(2007/09)
 
 
JR上野駅を10時ちょうど発の「特急・草津号」(特急・水上号を連結!)に乗車し、JR吾妻線・
長野原草津口駅で降車した。
ここからさらに、草津温泉行きの路線バスに乗車して、約25分で到着。
草津バスターミナルには今回お世話になる、草津ホテルさんの送迎バスが待っていた(到着時連絡とのことで
予約していなかったが・・・)ので早速乗せていただき、約5分くらいで到着した。
 
標高1200mに位置する草津温泉の名勝、四季の表情豊かな西の河原公園入口のすぐ手前、にぎやかな
温泉街を望む閑静な高台に位置する、大正2年創業の老舗純和風旅館で、全44室。
 
創業以来、古き良き昔の雰囲気を今に伝える、上品で風格のあるどっしりとした構え・佇まいのこのお宿の
敷地内には、有名芸能人で画伯でもある、片岡鶴太郎氏の名作を所蔵・展示している美術館があり、宿泊者は
特別割引料金で入場できるのが、とってもうれしい。
館内1階と2階に墨彩画・書・陶器など、約120点もの多彩な作品が展示されており、意外な片岡氏の一面・・・
センスあふれる素晴らしい才能に感動!!✧
彼が、このお宿に滞在中に作成した作品も展示されている。
額絵や絵ハガキなどのお土産品コーナーをはじめ、すごい人数の観光客で大盛況だった!!!
 
草津温泉の湯は温度が高く、温泉成分も濃く・・・特に酸性が強いことで知られ、明治時代に訪れたドイツ人・
ベルツ博士も「特別効き目のある温泉」と絶賛したほど。
このお宿では、その中でも比較的お肌に優しくて柔らかい「西の河原源泉」を直接引き込み、源泉かけ流しの
良質な温泉を「琥珀の湯」・「賽泉(さいせん)の湯」(←2ヶ所は男女交代制)・家族風呂「壱の湯」
「弐の湯」でゆ~っくり思う存分堪能できる(*^^*)
 
フロント横にはテラスがあり、足湯も楽しめる。
そこでは、挽きたての美味し~いコーヒーを無料で自由にいただけるので、湯上がり毎に訪れた♬^^
 
泉質;酸性-アルミニウム硫酸塩・塩化物温泉  pH; 2.1 100%源泉かけ流し!!
微緑色透明・酸味・無臭
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺などの一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・水虫など
 
貸切風呂・・・内湯2ヶ所・40分無料・チェックイン時予約
日帰り入浴・・・800円 13~17時
 
 
 
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 西の河原源泉のある「西の河原公園」
 
 
 
夕食は、牛・合鴨・キジ・山菜など、地元の旬の素材を取り入れた、目にも舌にも快い上品な味・盛り付けの
和会席料理を、お部屋でゆ~っくりといただいた(^ω^)
 
 
翌朝の朝食も、お部屋でゆ~っくりと体に優しい和食膳をいただいた♬^^
ず~っと担当してくださった仲居さんは、とっても上品で優しくて感じ良かったので、ゆ~っくりと楽しく
快いひとときを過ごすことができた(*^-^*)✧
 
 
 
チェックアウト後は、まず隣接する片岡鶴太郎美術館西の河原公園に行き、そこから徒歩6分くらいの
湯畑(ゆばたけ)に行った。
 
 
 
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高台に位置する「光泉寺」から見た湯畑♨
 
 
 
草津温泉が湯治場として記録が見られるようになったのは、室町時代後期あるいは戦国時代以降である。
江戸時代の温泉番付では、当時の最高位・東の大関に格付けされた日本を代表する名泉のひとつである。
江戸時代初期は内湯はなく、湯宿は基本的に素泊まりだったとのこと。
18世紀初頭になると「かこい湯」などの貸切り湯の習慣ができ、のちに内湯が設けられるようになった。
 
草津温泉は、草津白根山から東へ流れる地下水に、火山ガスが出会って生じていると考えられている。
降ってから数ヶ月~数年の比較的新しい地下水が主体となり、湧出量は直前の降水量の影響を強く受けて
いる。
白根山頂に近いほどpH値が低く、含有成分も濃くなってくる。
強酸性(pH値; 2.0前後)のため、下流の品木ダムには酸性中和施設がある。
 
★主な源泉
♨ 湯畑(pH; 2.1)
温泉街の中心部に湧く源泉で、周囲がロータリー状に整備されている。
デザインは、当時の町長のホテルに投宿した芸術家・岡本太郎氏が手掛けた。
湯が滝のように湧き出る光景は、全国でも数少ない。

♨ 白旗(pH; 2.1)
湯畑から光泉寺の階段方向に向かった隅にある。源頼朝によって発見されたと
伝えられている源泉。
                  
♨ 西の河原(pH; 2.1)
温泉街西側の荒原地帯に湧く源泉の総称で、一帯には遊歩道が整備されて気軽に温泉が
湧き出す様子を観察できるようになっている。
ここには町営の広大な西の河原露天風呂(500㎡の岩造りの大浴槽・大人; 500円・小人; 300円)がある。

♨ 万代鉱(pH; 1.6)
1970年に硫黄鉱山の坑道から噴出した新しい源泉で、標高の高い所では主に、ここから湯が引かれている。
摂氏90℃以上と非常に高温で、熱交換により湯温を下げている。
この源泉は意外にも「西の河原露天風呂」にも引湯されている。
 
pH値が低いほど酸性が強くなり、お湯がピリピリと浸みわたって殺菌作用もより高いが
長時間の湯浴みは、皮膚の弱い方には結構キツいかもしれない・・・。
時間が無かったので、「西の河原露天風呂」に入れなかったのが、めっちゃ残念だったけど・・・
肝心の「西の河原源泉」は宿泊したお宿の大浴場にも引湯されているので、大浴場では、ほとんど貸切状態で
ゆ~~っくりと思いっきり満喫できた(*^-^*)v
(うち1回は、無料で利用できた貸切風呂・・・広めの「壱の湯」♨✧)
 
 
 
 
次回は、静岡県・東伊豆の熱川(あたがわ)温泉の回想録に続きます。