温泉巡り旅の醍醐味

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山陰~滋賀湖北~奥湯河原温泉の旅 ① 城崎温泉「千年の湯 古まん」さん

 
              1泊目京都の旅の続き) 
                                
大阪の実家からJR京都駅に出て、11:25発の「特急きのさき3号」に乗車し、13:49に到着。
そこから、旅館組合共同バス(12:30~18:00の間・定時運行)に乗せていただき、情緒ある温泉街を行き
今回お世話になる、千年の湯 古まんさんに到着。
まだチェックインまで時間があるので、まずフロントに荷物を預けてから、付近にある「木屋町通り」に
散策に行き、そのあと新しくできた「木屋町小路」を覗きに行ったあと、メインストリートに戻り・・・
風情溢れるお店で、抹茶ソフトクリームをいただいた♬
 
城崎温泉は、基本的に七湯ある外湯めぐりが主体の、日本でも珍しい形式の温泉地。兵庫県北東部の中でも
日本海に近い風光明媚な所だ。
七湯それぞれ違った御利益があるのもうれしい~ヽ(*≧▽≦*)ノ
 
七湯とは・・・「一の湯」;合格祈願・交通安全 開運招福の湯
                    「御所の湯」;火伏防災・良縁成就 後白河天皇の御姉・安嘉門院 入湯の
                      まんだら湯」;商売繁盛・五穀豊穣
                    「さとの湯」;日本最大の駅舎温泉 
                    「柳湯」;子綬安産 柳の下から湧出した湯
                    「地蔵湯」;家内安全・水子供養
                    「鴻の湯」;夫婦円満・不老長寿 コウノトリの傷を癒した湯
料金は、600~800円(大人1名) 城崎温泉のお宿の宿泊者はすべて無料!!✧
 
JR城崎温泉駅から、以上7つの外湯に繋がる大谿川(おおたにがわ)沿いに温泉街が形成しされていて
川岸に植わっている「しだれ柳」が、一層風情を醸し出している。
 
温泉街は、歓楽色の少ない閑静で落ち着いた情緒が特徴。そして、この情緒ある温泉街を散策する時には、
浴衣を着て下駄を履くのが正装!!✧
お洒落な色浴衣を貸し出す旅館も多い(^-^*)
浴衣姿でカランコロンと下駄の音を響かせて、多くの宿泊客が往来する温泉街のメインストリートは、
と~~っても活気があり、今までに体験したことの無い楽しさを覚えた\(^o^)/
皆、当然のごとく浴衣姿で思う存分楽しんでいる、風情たっぷりの温泉街なのである♨♬^^
 
各外湯などには、浴衣の模様で旅館がわかると、その旅館の下駄を素早く差し出す「下駄番」さんもいる。
私たちも外湯めぐりの時には、無料で借りた色浴衣に下駄で行ったが・・・
入場時に、旅館名の入った無料チケットを渡したので、退出時にすかさず「下駄番」さんがサッと旅館名の
入った下駄を差し出してくださり、ビックリした!!!
 
また、大谿川に架かる橋梁群は、平成18年度の県の景観形成重要文化財に指定された。
 
 
 
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城崎温泉の歴史は古く、平安時代から知られている温泉で、1300年もの歴史を持つ。
江戸時代の温泉番付では、西の最高位・大関の有馬温泉に次ぐ、関脇にランクされる。
この時代には、向井去来などが訪れている。
明治以降は、多くの文人墨客に愛され、志賀直哉が「城の崎にて」を執筆したのをはじめ、有島武郎・
泉鏡花・島崎藤村・与謝野鉄幹・晶子夫妻・柳田國男などの文豪が来訪した。
 
七湯の外湯を保護するために、各お宿の大浴場は広さ・大きさを規制されている。
たしかに、自分たちがお世話になったお宿の内湯もそれほど広くなかったが、皆外湯に出かけるので、いつ
行ってもすいていて、泉質もと~っても良く、ずっと貸切状態で心ゆくまで温泉を楽しめた\(^o^)/
といっても、自分たちも外湯に出かけたので・・・どこにいっても混み合っていたが・・・
活気があり、一番良かったのは新築して間もない施設「御所の湯」だった(*^_^*)♨
ここは泉質も良く、清潔で多種の湯船があり、眺めのよい広めの露天風呂もあり、ついつい長湯して
しまったほど・・・♨✧
この次に良かったのは「鴻の湯」。
広い内湯に、岩露天風呂があって爽快であった(*^-^*)♬
 
泉質; ナトリウム・カルシウム-塩化物泉  pH; 6.9  かけ流し・循環併用
無色透明・無味・無臭
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・動脈硬化症・リウマチなど
 
 
自分たちが訪れた千年の湯 古まんさんは、なんと!!城崎温泉開湯のお宿で、名のごとくその歴史は
千有余年に及ぶとのこと!!!
この風情ある温泉街の、ほぼ中央に位置する「古き佳きお宿」で、外湯めぐりにはとっても便利な
位置にある。
数寄屋造りのお部屋に寝転がっていると、何だかと~っても落ち着く(^ω^)
と~~っても明るくて気さくで親切な仲居さんに担当していただいたが、自分たちに似合うお洒落な色浴衣も
一緒に選んでくださった^^
大柄な自分は渋めの大柄の花模様、娘は当時まだ155cmくらいしかなく小柄だったので、山吹色地に
可愛らしい淡いピンクの小花模様(*^-^*)♬
 
 
 
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選んでいただいたお洒落な渋めの浴衣に着替えて温泉街へ(*^_^*)!!♨✧
 
 
 
夕食は、日本海の海の幸・但馬地方の旬の食材をたっぷりと取り入れた和会席料理を、担当の仲居さんが
作り立てを一品ずつお部屋まで運んで来てくださった。
豪快な宝楽焼(海鮮焼き)や、但馬牛のステーキがと~っても美味しかった~~✧
関西地方のお宿に宿泊すると、必ず夕・朝食時に大きな急須などに予め入れておいた美味しいお茶を出して
いただけるので、怠慢な自分はと~~ってもうれしいのだが・・・
このお宿も例外ではなく、冷たいほうじ茶をド~ンと出してくださった<m(_ _*)m>\(^o^)/
 
夕食後22時頃、初めてお宿の大浴場「白亜の湯」に行き、ず~~っと貸切状態で良質の温泉を堪能できて
超ラッキー\(^o^)/
夕食後でも、他の方々は外湯に行くらしい・・・現に、出かける団体さんを見かけた。
自分は結構日本酒を飲んだので・・・自分たちは外湯にこそ行かなかったが・・・射的にハマり、大量の景品と
ともにお宿に戻った(^^ゞ
結構、夜の23時過ぎまでメインストリートには、この温泉街ならではの風情あるカランコロンという下駄の
音が響き渡っていた♬♫^^
 
 
 
翌朝の大浴場は、男女が入れ替わっており、木の香り溢れる「樹齢の湯」になっていた。
この時も・・・ず~~っと貸切状態で思う存分、良質の温泉を満喫できた\(^o^)/

朝食も、お部屋でゆ~っくりと、和食膳をいただいた。
この時もまたもや、大きな急須ごと冷たくて美味しいお茶を出してくださった(*^▽^*)♫♬✧
 
 
独特の風情があるこの古き佳きお宿は、ところどころに、さすが開湯のお宿の風格があると感じた。
京都から、さらに特急で2時間半ほどかかる長旅だが、機会があればぜひまた訪れたいと思った。
 
 
 
 
次回は、鳥取県・三朝(みささ)温泉に行きます。