前回の続きです。
筌の口温泉・山里の湯さんを出発して県道40号線に戻り、南下する形で県道621号線~11号線を走行して
約10分ほどで、この日4~7湯目の、星生(ほっしょう)温泉・九重星生ホテルさんの広大な敷地内にある、
日帰り温泉施設・大展望風呂 山恵の湯さんに到着しました。
星生温泉は「九重町」に湧く温泉地なので「九重”夢”温泉郷」のひとつです。
※「九重”夢”温泉郷」とは・・・宝泉寺・壁湯・川底・筋湯・湯坪・水分・龍門・筌の口・長者原・寒の地獄・
馬子草・九酔渓・牧の戸・星生温泉などがあります。
県道621号線~11号線に入るT字路で赤信号に引っかかってしまったけど・・・
おかけで真正面に見える「くじゅう連山」のひとつ「三俣山」を撮れました(✧▽✧)!!
九重星生ホテルさん敷地内の日帰り温泉施設・大展望風呂 山恵の湯さんの外観
駐車場から見た「くじゅう連山」✧
九重星生ホテルさんは、大分県中西部に位置する「くじゅう連山」のひとつである「三俣山」の北西麓・
標高1120mの、県道11号線(通称; やまなみハイウェイ・九州横断道路)沿いにひっそりと佇む、
創業60周年を迎えられた中規模の温泉ホテルです。(全54室)
星生温泉は1853(嘉永6)年に、星生山へ猟に出かけた村人が(現在の「酸性緑礬泉」を)発見したとの
ことです。
そして、まだ現在の「やまなみハイウェイ」が開通する以前の明治時代初期より、多くの人々に親しまれ、
九重を代表する温泉となったとのこと。
その後、大正3年に茶屋ヶ塚に湯小屋を建てて温泉を楽しむようになったそうです。
現在の地に温泉が引かれたのは、大正時代の終わりとのことで、昭和29年に現在の大女将さんが閉鎖していた
旅館を買い取られて現在に至っているという、素晴らしい歴史があるとのことです。(HPより)
当初は、源泉が1本だけであった最古の温泉「酸性緑礬泉」(現; 酸性含鉄泉・鉄味は殆ど感じられない、若干
甘みのあるレモン汁のような爽やかな酸味!!!✧)のほかに・・・
現在では、ボーリングによる温泉・自噴による硫黄泉・17℃の冷鉱泉という、新しい3種類の温泉も加わって
何と!!!!! 大展望風呂 山恵の湯さんでは、1回で4湯の良質な温泉を思う存分堪能できるという、
超絶魅力的な嬉しい温泉施設となっています(✧▽✧)♨♨♨♨
山小屋風の建物の館内には男女別2ヶ所(大小2ヶ所)あり、日替わりで入れ替わるので・・・
宿泊時には、すべてのお風呂を制覇できるとのことです!!!✧
「三俣山」をはじめ九重の大自然を眺めながら、また高原の凛とした爽やかな風を感じながら、湯量豊富な
4種類の源泉を1度に堪能でき、男女合わせて16ヶ所ものバラエティ豊富な湯船で思う存分楽しめます✧
また、大展望風呂の他に「庭園露天風呂」があるそうですが・・・こちらは気付かなかったのか、
それとも・・・湯量の関係で冬季は利用できない場合あり・・・ということで営業してなかったかは不明だけど・・・
今回は行けませんでした(- -;;;)(←きっと見落としてしまった感じかも・・・滝汗)
さらに施設内には、貸切家族風呂も3ヶ所ありますが、宿泊者優先とのことです。
そしてさらに・・・九重星生ホテルさんの宿泊棟からは、広い駐車場を隔てた場所に位置しているので、歩く
のが難儀な方々などのために、ホテル棟内に宿泊者専用の男女別大浴場があるとのことなので、温泉三昧の
滞在ができます。(24時間利用可能とのこと♨✧)
今度は、機会があったら是非!!! 宿泊で再訪したいと思いました♬✧
受付フロアから階段を下って行くと山恵の湯入口・貸切家族湯入口があり・・・
当初は早く展望大露天風呂に入りたい一心で、全く存在に気付きませんでしたが・・・
この記事を綴るにあたり、HPの温泉案内・↑↑写真を改めて見直してみると・・・・・・
右側に「庭園露天風呂」の案内板があるでは!! 不覚にも見落としてしまった・・・( ▽||||||)
広~~い脱衣室には鍵付きロッカーと無いものがあります^^自分は・・・貴重品は車の中だし
何かと面倒くさいので・・・無い方(低い左側のロッカー裏手)を利用しました(^^;;;
洗面台のあるパウダーコーナーも広々としていて清潔感に溢れています(*^^*)✧
大浴場入口から入って行くと・・・まずは、嬉しいパーテーションで仕切られた
清潔感満載の洗い場があります。(先客さんがいらして撮影できず・・・><;;)
そして、内湯の大浴槽(単純温泉)があり、大きな窓からは「三俣山」が一望できます✧
物凄く広~~い内湯大浴槽♨✧ 一番奥は寝湯・手前は気泡風呂になってます♨
2ヶ所の男女別の大浴場&広い露天風呂は、日替わりで入れ替わるのですが・・・
自分が訪れた日は、超~~ラッキーなことに,より広い方の大展望風呂でした(✧▽✧)!!!!!
以下の展望大浴場の写真は、まずはとっても感じ良くて優しい、60代位の受付男性スタッフさんに撮影許可を
いただきました✧^^
そして、自分とほぼ同時間に入湯されたと思われる、めっちゃフレンドリーで感じ良い50代位の先客さんにも
お声掛けの上お許しをいただいてから無事に撮影に臨めました☆^^
※ 当ブログ掲載の写真は、一切のトリミングを行っておりません(暇もありませんので・・・)にもかかわらず
今回は快晴に恵まれた(予報は曇り時々雨)ので、実物を忠実に再現すべく此処の温泉施設の良さを
お伝えできると思われます✧^^
内湯から続く大展望露天風呂にいざ出てみると・・・まず目に飛び込んできたのは・・・
手前の「打たせ湯」~四角い浴槽の「ジャグジー」~奥の「冷鉱泉」でした!!!✧
そして・・・その次には「三俣山」をはじめ「くじゅう連山」の大パノラマを背景にして
中央に堂々と佇む大きな岩露天風呂!!!♨ お湯の色は魅力的なミルキーブルーの
硫黄泉(✧▽✧)!! その向こう側には屋根付きの「桶風呂」(酸性鉄泉)があります♨✧
出入り口から最も近い場所に位置する「打たせ湯」(微白濁色の単純温泉♨)
浴槽の向かって左側縁からは贅沢にオーバーフローしています♨✧^^
「打たせ湯」の隣には「ジャグジー(気泡風呂)」があります♨(微白濁色の単純温泉♨)
かなり高温です!! 浴槽の向かって右側縁からは贅沢にオーバーフローしています♨✧^^
そして・・・一番奥には野趣溢れる岩風呂の「冷鉱泉」(17℃)があります(✧▽✧)
めっちゃ綺麗な水色澄色(白い細かい湯花あり✧)でほのかに硫黄の香りがします✧
浴槽左側の低い部分(白く変色✧)からは贅沢にオーバーフローしています♨✧^^
ぐるっと時計回りに行くと・・・「桶風呂」(淡い緑澄色・酸性鉄泉)があります♨
この温泉施設最古で、淡い緑澄色で甘みを帯びた酸味のある薬湯という、特徴的で最も良質な「酸性含鉄泉」
の泉源は、「星生山」の中腹・標高1450mと、九州の中では一番高い場所から湧出している温泉とのこと
です♨
その湯使いは、昨年9月以前は違ったようですが・・・以降は、ほぼ(←寒冷期などには加温するため)
100%掛け流しの良質で成分の濃い温泉に変わったとのことです!!!♨✧
この日は全く加温されていなかったようで、若干ぬるい感じもしましたが・・・
自分にとっては長湯向きの、ちょうど良い湯温かと思われました(*≧▽≦*)♨
時計回りに行くと・・・最も建物側にありながら最後になった「檜風呂」(微白濁色の
単純温泉♨) 背後には「三俣山」が綺麗に見えます(✧▽✧)!! 向かって左手前側が
低く造られているようで、浴槽の縁からは贅沢にオーバーフローしています♨✧^^
そして・・・「くじゅう連山」のひとつ「三俣山」を眺めながら爽快すぎる湯浴みを堪能できる
中央に堂々と位置する最も大きな野趣溢れる岩露天風呂を激写していきます~(*≧∀≦*)✧
(青白濁色”ミルキーブルー”の硫黄泉)
少しずつ奥の方へ移動して・・・
広大な展望露天風呂の一番奥「冷鉱泉」前から☆ 岩造りの大浴槽も奥の方が低くなっていて
浴槽から排水口(手摺り左側)に静かに贅沢にオーバーフローしています(✧▽✧)♨
大きな野趣溢れる岩露天風呂の湧出口からは滾々と高温で良質の温泉が湧出しています♨
最後に・・・「桶風呂」横から「打たせ湯」方向を☆ じつに大きな岩露天風呂です♬✧
【源泉は4種類あります♨♨♨♨】
♨ 含鉄泉(旧名; 酸性緑礬泉・桶風呂) ❖ この泉質のみ飲泉可能♨✧
源泉名; 九重星生ホテル(山の湯)
泉質; 酸性・含鉄-硫酸塩・塩化物温泉(低張性酸性高温泉) pH; 2.1
泉温; 47.9℃ 湧出量; 記載なし
淡緑澄色・酸味&鉄味・微鉄臭 100%源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量など; 記載なし
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺などの一般適応症のほか
慢性皮膚病・アトピー性皮膚炎・慢性婦人病・動脈硬化症・高血圧症・月経障害など
❖ 飲泉もできます♨✧ ㊟ 飲用後は、コーヒー・茶などは飲まないこと!!
適応症; 糖尿病・痛風・貧血・慢性便秘・慢性胆のう炎・胆石症・肥満症・慢性消化器病など
♨ 単純温泉 (内湯大浴槽・打たせ湯・泡風呂・檜風呂) ❖ 飲用不可
源泉名; 九重星生ホテル(噴気泉)
泉質; 単純温泉(低張性中性高温泉) pH; 6.8
泉温; 94.1℃ 湧出量; 記載なし
ほぼ無色透明(極微白濁色・白い細かい湯花あり✧)・無味・極微硫化水素臭
メタけい酸含有量など; 記載なし
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺などの一般適応症
♨ 硫黄泉 (展望露天の岩風呂大浴槽) ❖ 飲用不可
源泉名; 九重星生ホテル(硫黄泉) ※ 飲用不可
泉質; 単純硫黄冷鉱泉(低張性弱酸性冷鉱泉) pH; 5.2
泉温; 24.1℃ 湧出量; 記載なし 加温・掛け流し
淡青白濁色(白い細かい湯花あり✧)・硫黄味・硫化水素臭
※ 日によって白濁色などに変わるようです
メタけい酸含有量など; 記載なし
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺などの一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・動脈硬化症・切り傷・やけど・糖尿病など
♨ 冷鉱泉 (展望露天の岩風呂小浴槽) ❖ 飲用不可
源泉名; 九重星生ホテル(冷泉) ※ 飲用不可
泉質; 単純硫黄冷鉱泉(低張性弱酸性冷鉱泉) pH; 4.6
泉温; 17.0℃ 湧出量; 記載なし 100%源泉掛け流し!!
水色澄色(白い細かい湯花あり✧)・極微硫黄味・微硫化水素臭
※ 日によって白濁色などに変わるようです
メタけい酸含有量など; 記載なし
(この冷泉は、すぐ隣接する寒の地獄温泉さんとほぼ同じ泉源かと思われます・・・♨)
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺などの一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・糖尿病など
大分県玖珠郡九重町田野 230
TEL; 0973-79-3111
営業時間; 月・水・木曜日 10:00~21:00(受付は20:00まで)
火・金曜日 14:30~20:00
休前日・お盆・12月31日 10:00~19:00(受付は18:00まで)
休館日; 不定休(年に数回・要確認)
料金; 大人・800円
小人・500円
家族風呂 1室一人 1000円( 宿泊者優先)
交通; JR豊後中村駅~九重コミュニティバス~「星生温泉前」バス停下車
または
JR別府駅~九州横断バス約1時間45分~「くじゅう登山口(長者原)」下車~徒歩12分
JR由布院駅~ 〃 約50分~ 〃
JR熊本駅~ 〃 約3時間40分~ 〃
阿蘇くまもと空港~ 〃 約2時間40分~ 〃
JR大津駅~ 〃 約2時間40分~ 〃
JR阿蘇駅~ 〃 約1時間40分~ 〃
❖ JR別府駅発(1日1本)以外はすべて1日2便のみ
* 撮影日; 2018年4月18日 *
次回は、このあと行った8湯目の日帰り温泉に続きます。