2日目
朝ももちろん、そば庵しづか亭さんの大浴場で朝風呂&温泉を楽しんだ。
この日は満室だったので(みんなが東北に行くと嬉しい・・・!!)他の宿泊客の方々が朝食の間に行った
ので、またまた、自分たちだけでゆ~っくりと、貸切状態で温泉を堪能できて、ホントにラッキー(^o^)✧
昨日チェックイン時に、お茶とお菓子を出してくれたフロントの男性スタッフさんが、「今日はこれから
どうされるのですか?」と・・・「中尊寺に行きますが・・・」と答えると、わざわざお宿と逆方向なのに、
送迎してくださった!!
しかも、自分は右足が悪いので、親切にも月見坂を登りきった、中尊寺・金色堂に最も近い駐車場入り口
まで・・・!!!
眼鏡の奥の、温かい瞳にホントに大感謝デス<m(_ _*)m>!!
杉並木を50メートルほど歩くと、かねてから憧れていた金色堂の覆堂が見えてきた。
まだ、世界遺産登録前だというのに、思ったより多くの観光客でにぎわっていた。
さっき送迎してくださった男性が、「震災前に比べると、随分観光客が減りました・・・」と、淋しそうだった
ので・・・とても嬉しくなってきた。
中尊寺は、天台宗東北大本山。
山号を関山(かんざん)という。12世紀のはじめ、奥州藤原氏の初代・清衡公が、前九年・後三年という
長い戦乱で亡くなった人の霊を慰めるために、仏浄土を建設したのがはじまり。
建造物で当時のまま残存しているのは、金色堂のみだが、3000余点の国宝や、重要文化財を伝える
平安時代の宝庫である。
金色堂覆堂
阿弥陀堂
金色堂・讃衡蔵の拝観料は、セットで大人1人800円・年中無休。
通常は、月見坂の下から登って行き、順番に、弁慶堂→地蔵堂→薬師堂→本堂→讃衡蔵・金色堂などを
拝観して廻るが、自分たちは逆コースをたどり、登るのがキツイ月見坂は下るのみだった・・・
こんなに楽をして、これでホントに御利益があるのか、多少不安ではあったが・・・??
帰りの東北新幹線の時間がせまっているので、次は毛越寺(もうつうじ)へ。
タクシーでワンメーターくらいの金額で済んだ・・・め~っちゃ親切な運転手さんが、最速で行ける近道を
選んでくださったから(*^-^*)
彼は笑って言っていたが、「何回、取材やボランティアの方を気仙沼までお連れしたか・・・そのたんびに、
大津波の恐ろしさを実感するでがすよ」と仰せ・・・まさに、最前線で活躍されている!!
安い金額で乗ってしまって本当にすみません・・・明るく温かい中に、すごい強さを感じた。
正門の真ん前で降ろしてくださったので、すぐに入れた(*^^)
拝観料; 大人1人500円。年中無休。
毛越寺本堂(復元)
浄土庭園 大泉が池
遣水
遣水が大泉が池に注ぎ込んでいる✧
常行堂
訪れた時期的に、とっても美しい菖蒲が咲きかけていてとってもラッキーだったし、快晴の空の下、新緑が
この上なく美しくて爽やかで、浄土庭園を一層輝かせていた!!
現存している以外の他の建立物は、火災ですべて焼失してしまったため、跡しか残っていなかったのが
残念(*_*)
でも、この庭園は絶対、中尊寺金色堂などと共に、世界文化遺産に登録されるべきだ!と心から思った。
この界隈には他にも、義経堂・無量光院跡など廻りたい場所があったが、時間切れ(+_+)
のちに、無事登録されたので、本当に、ホントに嬉しい限り!!!✧^^
これによって、岩手県の、そして東北の復興のきっかけになればいいな~~と、心の底から願った。
自分も、微力ながら応援させていただきます。
しばらくは、他方面へ行くのをやめて、東北の温泉地・観光地をヒマを見つけて放浪したいと思います!!
そして、鴬宿・繋温泉~久慈の旅へ出ました(前作)。
次回は、長野県「別所温泉」(2011年4月の回想録)に続きます。