前回の続きです。
石川県と富山県境にそびえる「医王山」の南西麓に佇む、浅の川温泉を出発して県道10号線に戻り、
豊かな自然に恵まれた山里を流れる「板ヶ谷川」沿いを、山間部の方向へ約5分ほど走って行くと・・・
右側にひっそりと佇む、この日4湯目の銭がめ温泉さんの趣き深い和風建築家屋が現れてきます。
この建物は元々、加賀百万石・前田藩主が山で鷹狩りの際に休憩所として使用していたと伝えられて
いる・・・1尺の大黒柱・2尺の梁・幅広い欅(けやき)の床板など・・・300年前の時を経て、なおその豪華さが
際立つ、豪壮な庄屋屋敷を利用した食事処でしたが、数年前に温泉宿泊施設としても利用できるようになった
とのことです。
その後、温泉の日帰り利用サービスも始められたとのことで嬉しい限りです✧
上り坂になっている県道10号線を挟んで向かい側に駐車場があり、その地点から☆
御食事処と日帰り温泉に力を入れられている感じで・・・美味しそうなメニューがあったら、いただこうかと
思いながら、趣き深い和風家屋の中へ入って行きました~~(*^^*)
すると・・・とーっても気さくで優しいご主人が出て来られて・・・
「本日の営業は15時までで臨時休業にするんですよ・・・」ってことでした!!(通常は21時まで)
時すでに13時半過ぎで・・・良質な泉質においては、めっちゃ長湯の自分は完全に間に合わないと思い・・・
此処の温泉の前評判は超良質ということで、食事は半分以上諦めました・・・(><;;;)
そして、今は誰も居ないという浴場の写真撮影の許可をいただいたので早々と、勇んで浴室に入ろうと
したら・・・
めっちゃ親切なご主人が「奥の家屋の写真も撮ってイイよ^^案内しますよ~^^」
って、嬉しいことを仰ってくださったけれど・・・
もしかしたら・・・あとから誰か来てしまったら温泉の写真が~~・・・って思いつつ・・・
折角オススメしてくださったので・・・(温泉のことしか常に頭の中に無いクソなヤツなので・・・♨)
「スミマセン・・・少しでも早く浴場に行きたいので急ぎ目で・・・」ってお願いすると、と~っても気さくで
優しいご主人は・・・
「いいよ~^^サッと写真撮るだけでな~^^;;;」って仰ってくださいました<m(_ _;;;)m>!!
結局、自己中なこの判断が「大吉」と出まして・・・直感通り!! 約1時間後ちょうど長湯して出ようと
したら、脱衣室の方から物音が・・・!!! そして・・・自分の姿を確認しても挨拶ひとつしないで丸無視の、
自分と同世代と思われる感じ悪い女性がいました (- -|||||)
(まぁ東京圏の温泉でも同じ感じが殆どで・・・金沢も都会だからしゃーないか~・・・><;;)
こりゃ、写真撮影の許可を請うなどしたら、めっちゃムッとされそうな感じだったので・・・
先程の自分の判断は大正解たった~~~って、思いっきり実感いたしました!!!✧
国道10号線を渡って玄関を入ろうとしたら・・・お宿のシンボル的銅像と
勇壮な和風建築家屋の、元の庄屋屋敷が見えます✧^^
玄関を入ってすぐ右側にある御食事処は、テーブル席と小上がり席があります^^
玄関から靴を脱いで左側に行くと男女別の浴場があります♨✧^^
浴場の前をスルーして廊下を左に曲がって行くと↑↑の風情ある大きな囲炉裏があります^^
↑↑写真の廊下から階段で2階の客室に繋がっているようです~~
部屋タイプは本館(内湯付)と新館から選べて(1日3組まで)都会の喧騒から
かけ離れた長閑な山里の閑静な空間で、ゆ~っくりと寛げるようです(^ω^)
廊下にある大きな囲炉裏の向かい側の部屋にも囲炉裏があり、とーっても
風情満載の、重厚感のある内装となっています✧
さすが!! 加賀百万石・前田藩主が山で鷹狩りの際に休憩所として
使用していたと伝えられている、豪壮な庄屋屋敷です^^
ひとつ上の写真の部屋の、向かって右隣の部屋も重厚感満載の、落ち着きのある内装で
中央には立派なダイニングセットが設置されています!!✧(御食事処とのこと)
そして・・・ひとつ上の写真の部屋の、さらに奥にある和室には大きな座卓がポツンと
置かれています(改めて記事にするに当たり気付いたことですが・・・
正面の襖の、さらに奥にも畳敷きの和室があるようです・・・)
こちらは浴室「女湯」の清潔感のある脱衣室✧ ロッカーは使いやすい縦型です^^
パウダーコーナー側から☆(パウダーコーナーは・・・鏡に、どうやっても
自分が写ってしまい・・・写りたくないので撮れませんでした・・・)
シャワー&カランは6基あり、ボディソープ・リンスインシャンプーが備わっています✧
大きく取られた窓からは「板ヶ谷川」の渓谷と爽やかな緑が眺められます✧^^
浴槽は、香りの良い「総古代檜造り」の内湯が1つのみですが、100%源泉掛け流しの
とっても良質な温泉を思いっきり堪能できます(*≧▽≦)♨
いたってシンプルですが旅情に浸れる、とーっても風情溢れる浴室です♨✧
日光に照らされて「古代檜風呂」の美しい木目が際立っていて見惚れてました(✧▽✧)♬
日が陰ってきても・・・結構綺麗な総古代檜造りの浴槽です(- -;;;)
浴槽の縁からは良質な温泉が贅沢にオーバーフローしています(✧∀✧)♬
オーバーフローしている温泉は、浴場中の床いっぱいに溢れながら
流出口まで流れて行っているからスゴい~~!!!♨✧
オーバーフローのあまりの素晴らしさにしばらくの間見惚れておりました・・・♨✧
泉質; ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉) pH; 8.8
泉温; 44.2℃ 湧出量; 107リットル /分(動力)
微黄澄色・極微塩味・極微硫黄臭 若干ヌルスベ感あり 100%源泉掛け流し!!!
メタほう酸含有量; 21.7mg/kg ⇒ 「美肌の湯」✧
溶存成分総計; 1.894g/kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
石川県金沢市板ヶ谷町 イ 50
TEL; 076-235-1426
※ 非常に興味深いことは・・・石川県内の殆どの地名(町名)の最後には「カタカナ」や
「ひらがな」表記↑↑が一文字付帯していることです!!✧
宿泊; 1泊2食付(2名1室) @ 11,000円~ (1名1室) @ 13,500円~
1泊朝食付( 〃 ) @ 7,000円~ ( 〃 ) @ 9,000円~
1泊素泊り( 〃 ) @ 5,000円~ ( 〃 ) @ 8,000円~
【日帰り入浴】
営業時間; 11:00~21:00(最終受付 20:00)
定休日; 月曜日
料金; 550円
交通; JR金沢駅~北鉄バス「湯涌温泉行き」約40分~「芝原バス停」下車~徒歩約32分
または
JR金沢駅~ 〃 〃 約45分~終点下車~送迎あり
※ 宿泊者・食事利用者のみ(要事前連絡)
* 撮影日; 2018年9月26日 *
次回は、このあと訪れた5湯目の日帰り温泉に続きます。