前回の続きです。
石川県と富山県境にそびえる「医王山」の南西麓に佇む銭がめ温泉さんを出発して、国道10号線を来た方向へ
戻り、先程スルーした「湯涌温泉→」の看板のあるＹ字路を左折して走って行き･･･
この日５湯目の、湯涌(ゆわく)温泉のなかでも山あいの高台の地にひっそりと佇む、お宿やましたさんに到着
しました。
当初は、このお宿の向かい側にある、湯涌温泉総湯 白鷺の湯に行く予定だったのですが･･･
この施設周辺の駐車場は、とにかく少ないし狭いし満車状態だったので･･･お向かいさんの駐車場が広々と
していて停めやすかった、お宿やましたさんにお邪魔して大正解でした！！✧
急遽、スマホにて日帰り入浴は可能かを検索って･･･14時～可能というデータが出てきたので、時すでに
14時過ぎで、ちょうど良い～～ラッキー～（✧▽✧）♨･･･って思い、立ち寄らせていただくことにいたし
ました。
「医王山」の南西麓に位置する湯涌温泉は、山間の上品な温泉街が特徴的な金沢の奥座敷で是非！！
一度入湯してみたいと思っていた憧れの温泉地で、今回やっと叶いました♨✧
その歴史は古く･･･今から約1300年前の養老２(718)年、近郊の農夫が泉で身を癒す白鷺を見たことによって
発見されたと伝えられています。
藩政時代には、加賀藩の歴代藩主をはじめ一族が常用し、その効能により治癒本復することがしばしばあり、
これを賞されて湯宿の主人に名字帯刀が許されたと言われているとのことです。
以来、竹久夢二画伯（詩人でもある）をはじめ、文人墨客の来湯も増えていったそうです。
お宿やましたさんの駐車場から玄関に向かって行く途中↑↑の壁面に
水（温泉？）が流れていて滝のようになっています！！！✧
歴史ある湯涌温泉でも山深い奥の方にひっそりと佇むこの温泉旅館は、落ち着きのある和を基本とした造りを
残しながら、今風の快適さを求めたホテル風の旅館となっています。
じつは･･･このお宿、かの竹久夢二画伯が恋人・彦乃さんと幸せな時を過ごしたとされる湯涌の湯宿･･･
このお宿の前身・山下旅館さんとのことです！！！
館内には、至る所に夢二作品などが飾られており、夢二ゆかりの作品ギャラリーがある、竹久夢二画伯や美術
好きの方々には実に魅力的な温泉宿です。
※ ギャラリーは客室の奥の方にあるので、宿泊者のみ鑑賞可能のようです･･･。
宿泊時には、地元産の新鮮な旬の山海の幸をふんだんに使用した、上品で豪華な和会席料理を目と舌で楽しみ
味わいながら、ゆっくりとお部屋でいただけるとのことです。
いつか機会があれば、今度は是非！！ 宿泊で再訪したい魅力的で素敵なお宿なのですが･･･
１人宿泊は不可のようです･･･（；ω；）
和テイスト満載の、とっても趣きのある玄関へのアプローチを行きます～～✧
途中、風情ある装飾がところどころに見られます✧
老舗旅館らしい格子戸が印象的な玄関に到着♬ 綺麗な生け花も飾られています❁
玄関前には興味深い「水琴屈」があります♬✧
玄関の格子戸を開けて･･･まずは畳敷きの次の間のようなところへ入って行きました＾＾
畳敷きの小上がり～スリッパを履いてフロント(左)に行きました＾＾ ↑↑はロビーから☆
フロントに誰も居なかったので、お声掛けしてみると･･･奥から出て来てくださった、女将さんとおぼしき
60代位の女性に、日帰り入浴をお願いしたところ･･･
「（本日は？）入浴時間は14時半～です」とのことだったので、１人でロビーで待たせていただいていると･･･
約10分後、素敵な笑顔で急いで戻って来られて、もう用意が出来たのでスグに入ることが出来る旨をお伝え
くださいました(_ _*)！！！✧
なので、必然的に晴れて☀ 一番に入らせていただけることとなったので誰も居ず、写真撮影も出来て、
めっちゃラッキーでした（✧∀✧)！！！
少しでも早い時間に入れてくださって、本当に大感謝いたします(_ _*)✧
フロント前にある落ち着きのあるロビー＾＾
居心地が良かったので待った感じが全然しませんでした（*^^*)v
こちらは大浴場前にある休憩処 様々な作品やお洒落な装飾品などが飾られています✧
休憩処の隣は「姫さま（女湯）」となっています♨＾＾
広い脱衣室の入口には座り心地の良い椅子があります＾＾
ゆったりとした脱衣室からは浴場内がハッキリと見えます！！✧
清潔感溢れるパウダーコーナーにはアメニティーが豊富に備わっています✧＾＾
大きなガラスのドアからは、めっちゃ魅力的な内湯～露天風呂までが見通せます✧
足腰の不自由な方用の椅子や、小さなお子様用の椅子や玩具まで備わっています！！
内湯はメイン大浴槽が１つのみですが、良質な源泉掛け流し温泉を思う存分に
堪能できました♨✧（超絶ラッキーな貸切状態でしたので✧▽✧）
正面には「あかすりタオル」も備わっています＾＾
シャワー＆カランは７基あり、質が良くてイイ香りのボディソープ・シャンプー・
コンディショナー・洗顔フォームまでが備わっていて便利で嬉しい限り✧♬
温泉が贅沢に出ている湧出口には柄杓が･･･良質な温泉ゆえ飲泉も出来るようです♨
ヌルすべ感のある柔らかくて良質な温泉は、少々青味がかった
無色透明・ほとんど無味・無臭のクセのない万人向きの良質温泉です♨✧
湯船の縁を余裕で乗り越えて･･･贅沢にオーバーフローしています～～（✧▽✧)♨
内湯の大きなガラス戸を開けてすぐに出られる石造りの露天風呂（１～２人用）
浴槽の右角からは贅沢に源泉が注がれていて･･･↑↑写真手前側から
贅沢にオーバーフローしています～～♨✧
内湯同様、湯船の縁を余裕で乗り越えて･･･贅沢にオーバーフローしています（✧▽✧)♬
露天風呂の小浴槽の左側には･･･立派な「鯉の滝登り」のレリーフが素晴らしい
「打たせ湯」もあり、身体中の凝りをほぐしてくれて気持ち良過ぎ（*≧▽≦*）♬♨
思う存分、貸切状態で素晴らしい大浴場で良質な温泉を満喫して、至福の時間を
過ごして･･･約１時間後に出ようとしたら･･･自分と同世代位の女性が約３名ワイワイ
言いながら入って来られました！！ 結構「空き運」の強い自分的にはよ～く
あることで･･･今回も超ラッキーでした（✧▽✧)！！！！！
源泉名; 湯涌温泉 ５号源泉
泉質; ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉（低張性弱アルカリ性高温泉） pH; 7.8
泉温; 40.8℃
若干青みがかった透明・ほとんど無味・無臭 若干ヌルスベ感あり 加温・掛け流し！！
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童・萎縮性胃炎・便秘・高コレストロール血症など
石川県金沢市湯涌町 イ 165-1
TEL; 076-235-1021
※ 非常に興味深いことは･･･石川県内の殆どの地名(町名)の最後には「カタカナ」や
「ひらがな」表記↑↑が一文字付帯していることです！！✧
宿泊; 1泊2食付（2名1室） @ 17,000円位～
1泊朝食付（ 〃 ） ＠ 12,500円位～
1泊素泊り（ 〃 ） ＠ 10,400円位～ ♠ 1人泊不可×
【日帰り入浴】
営業時間; 14:30～17:00
料金; 800円
昼食付日帰り入浴; 6,700円位～（11:00～15:00）
夕食付 〃 ; 9,500円位～（15:00～21:00）
交通; JR金沢駅～北鉄バス「湯涌温泉行き」約45分～終点下車
* 撮影日; 2018年9月26日 *
次回は、このあと訪れた某所に続きます。
