温泉巡り旅の醍醐味

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伊豆の温泉旅 回想録 ① 修善寺温泉「湯の宿 花小道」さん

 
        静岡県伊豆・修善寺温泉~戸田温泉 2泊3日 回想録
                             (2009/01/05~07)       
         1泊目  
                                  
いつもの電車・東京駅を12時ちょうど発の、特急踊り子号「修善寺行き」の方の車両に乗車した。
この電車は、「伊豆急下田行き」の車両も連結しており、JR熱海駅で切り離されてそれぞれの目的地へと
向かう。
時間的に便利なのか、バカのひとつ覚えなのか・・・伊豆方面に行く時には、この電車しか最近乗車しない
ような記憶が・・・(^^;;;;;
 
伊豆箱根鉄道・修善寺駅まで直通運転の特急踊り子号は、実に便利で快適な列車♬^^
ちょうど14時過ぎに修善寺駅に到着するので、目的の旅館のチェックイン時間までに、ちょうどいい感じに
到着する!!✧
 
修善寺駅からは、伊豆箱根バス(路線バス)に乗り継いで約10分で、修善寺温泉バス停に到着。
そこからは徒歩で約3分で、今回お世話になる、湯の宿 花小道さんに到着した。
 
修善寺温泉は、温泉街の中心を桂川が流れ、川岸には温泉宿が立ち並んでいる。
この温泉地のシンボル的存在・独鈷(どっこ)の湯は、この桂川の人工の中州のような場所にあり、無料で
足湯を楽しめる。
すぐお隣には、地名の由来となった寺院「修禅寺」が堂々と位置し、多くの参拝客が訪れる。
自分たちもその中の一組だ(^^ゞ
ちょうどこの風景を見渡せる絶好のロケーションに位置するのが、今回のお宿♬
 
 
 
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「桂川」対岸から見たお宿の全景  
                          
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独鈷の湯(足湯のみ)
 
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修禅寺の勇壮な本堂
 
 
 
この温泉地には、源氏に関する史跡が多く、鎌倉幕府2代将軍・源頼家の墓や、頼家の冥福を祈って母・
北条政子が建てた「指月殿」などが現存する。
尚、頼家は修禅寺に幽閉されて暗殺されたとのこと・・・
 
また、「竹林の小径」などの遊歩道が整備されて人気を呼んでいる。
見どころがたくさんあり、温泉街散策はとっても楽しい(*^-^*)♬
 
 
 
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修善寺温泉の歴史は、平安時代に弘法大師が開いたと言われている。
明治時代には、閑静な環境が文豪たちにこよなく愛され、夏目漱石をはじめ、芥川龍之介・尾崎紅葉・
岡本綺堂・泉鏡花・島崎藤村・川端康成・井伏鱒二・田山花袋など、多くの文豪たちが訪れ、この地を舞台に
した名作を執筆し、現在まで残されている。
 
今回のお宿は、大正時代に建てられた名旅館を復元した、レトロな旅館・・・とはいっても、外観とは裏腹に、
全13室のお部屋は、すべてツインベッドの洋室なのだ!!
どこか懐かしい感じの、和の雰囲気を大切に生かした現代的な快適性・利便性の中に、日本建築の伝統美・
木の温もりが随所に感じられる、とっても趣きのあるお宿だ。
自分が尊敬してやまない、江戸川乱歩先生もこのお宿を何度も訪れ、ここで執筆されたという・・・確かに、
作品の中には修善寺温泉が出てくる!!!✧
 
お宿に足を踏み入れると、まずは「コンシェルジュルーム」でチェックインの手続きをする。
そして、レトロな雰囲気のロビーで、色浴衣とアメニティーを選んでから、お洒落な籐製のカゴに入れて
お部屋に持っていく。
途中、30分間無料の貸切風呂(露天風呂「つきの湯」・天窓のある内湯「星の湯」)の予約表があるので、
空いていたら自分たちの名前を書き込み、予約をする。
自分たちは、「つきの湯」のみ予約した^^
 
 
 
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 玄関先で娘を☆
 
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レトロな館内ロビーラウンジにて in 自分(*^^ゞ
 
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レトロなお部屋で色浴衣&お洒落なカゴを(*^^ゞ
 
 
 
早速、楽しみな大浴場へ!!✧
内湯のみの、少々狭めのタイル造りの湯船だが、総客室数が少ないので、ほとんど貸切状態でゆ~っくりと
楽しむ事が出来た\(^o^)/
ただ・・・アメニティーが少ないのと、洗い場が2ヶ所しか無いので、少々不便かも・・・(>_<)
 
貸切露天風呂「つきの湯」には洗い場が無かったので、先に大浴場に寄って正解!!
山並みを眺めながら、爽快な湯浴みを思いっきり満喫(*^。^*)♨
もうひとつの「星の湯」は、見に行ったが・・・浴槽がかなり狭いので、大柄な自分たちが2人で入るのは
少々無理があるということで・・・即やめた・・・
 
泉質; アルカリ性単純温泉 pH値; 9.0以上 100%源泉かけ流し!! ←大浴場のみ。
貸切風呂は、加温・循環濾過
無色透明・無味・無臭
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・五十肩・運動麻痺・疲労回服などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病にも効果ありとのこと
 
 
このお宿の姉妹館「桂川」さんまで徒歩5分とのこと、浴衣姿で籐製のカゴをぶら下げて行き、大浴場と
大きな露天風呂を楽しむこともできる。
自分たちは・・・面倒なのと、お宿のレトロな雰囲気にドップリ浸っていたかったので行かなかった・・・(^^ゞ
 
 
夕食は、和風レストラン「四季紙」で、旬の伊豆の味覚を盛り込んだ和会席料理に、フカヒレコンソメスープパイ包みと、このお宿の名物・ビーフシチューが付く絶品・和洋折衷料理を、ゆ~っくりと美味し~く
いただいた♬^^
 
夕食後の大浴場も先程と同じ場所で、今度はず~~っと貸切状態で、良質の温泉を心ゆくまで、思う存分
堪能できた~(*^。^*)♨✧
 
 
 
翌朝の大浴場は、男女が入れ替わっており、気持ち少し広めの重厚な石造りの内湯であった。
相変わらず洗い場は2ヶ所のみではあったが・・・朝食時間前ギリギリに行ったので、ず~~っと貸切状態で
ラッキーだった!!
思いっきり源泉100%かけ流しの良質な温泉を満喫(≧▽≦*)!!
  
朝食も、前日と同じ和風レストランで、上品な味わい深い和食膳をいただいた^^
さすが伊豆!! 何も言わなくても大嫌いな納豆なんか出て来ない~\(^o^)/
朝から美味し~く、爽快にいただけた♬✧
 
 
 
このお宿の館内は、全体的にとっても清潔に保たれており、歴史ある建築美を思う存分堪能できた。
レトロな雰囲気の中に、粋な現代的ホテルサービスが味わえる、実に不思議な感じの、ステキなお宿だと
感じた。
あとは・・・今回の宿泊時に最も拝見したかった、オープン当初しばらくの間は存在した、今は物置と化して
いる「乱歩の部屋」という、江戸川乱歩先生ゆかりの貸切書斎の復活を心から願ってやまない。
 
 
 
 
次回は、このあと訪れる戸田温泉に続きます。