温泉巡り旅の醍醐味

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伊豆箱根の温泉旅 ① 修善寺温泉「新井旅館」さん

 
                                中伊豆~箱根の温泉旅 2泊3日 回想録 
                                                                           (2010/01/05~07)
 
                     1日目
 
東京駅発12:00ちょうどの、いつもの踊り子号でJR東海道本線・熱海経由~伊豆箱根鉄道・駿豆線直通で
修善寺駅へ。
14時頃の到着・・・さらに修善寺駅から、伊豆箱根バス(路線バス)で約10分乗車し、修善寺温泉バス停に
到着した。
 
そして徒歩5分ほどで、修善寺の名の由来となった、修禅寺に着く。
今回の旅行のメイン目的・初詣を兼ねて、今年高校受験を控えている娘の合格祈願にやって来たので
あった・・・
志望校は倍率が都内でも1.2を争うほど高い人気校で、模試の結果でも合格率はわずか30%・・・・・・
自分は、受かる可能性なんてほとんどないと諦めていたので、一応仏様頼みで参拝でもしておくかと、
気休めのためだけに来たが、当の本人は恐れ多くも参拝して絵馬でもぶら下げておけばきっと受かると、
すごい楽天的に信じ切っていた・・・・・・(><;)
 
結局・・・参拝効果抜群だったのか・・・!? それとも問題運が良かった(たまたま得意なものばかり出たと
本人曰く・・・^^)ためか!? 絶対ムリだと思っていたのが・・・・・・めでたく受かってしまった!!!!!
スゴイご利益!!!!!(✧▽✧)
それ以来、修禅寺様はアウア・パワースポットになったのであった・・・<m(_ _*)m>!!✧✧
 
その斜め向かいに位置する、国の登録文化財の宿 新井旅館さんが今回お世話になる純和風温泉旅館。
清流・桂川沿いに約3000坪の広大な敷地を所有し、宿泊棟10棟・・・・・・
 
青洲楼; 明治14年築  雪の棟; 明治32年築  霞の棟; 明治41年築  
桐の棟; 大正5年築        月の棟; 大正8年築  紅葉; 昭和2年築     
山陽荘; 昭和3年築  あやめの棟; 昭和7年築   花の棟; 昭和9年築   
吉野の棟; 昭和10年築 
 
あと、総檜造りの「天平大浴場」、雪の棟と月の棟を結ぶ美しい「渡りの橋」、卓球場や宴会場・夏季営業の
プールなどのある「甘泉楼」、名建築の「観音堂」(昭和11年築)、「水蔵」(昭和18年築)が点在して
おり、これらすべて計15棟は、国の登録有形文化財になっている。
つまり・・・このお宿は、庭園露天風呂以外はすべて登録有形文化財という偉業を成している!!!✧
 
これらは、自分を含めて多くの宿泊客の郷愁感をそそり、まるで自分の実家に帰って来たようで、とても
リラックスできるという人も多々いるとのこと。
外国人客にも、とっても好評だという。
実際に自分たちも、透き通るような白い美肌の、若い欧米系美形カップルに遭遇した・・・!!
 
窓の鍵ひとつとっても、昔懐かしいねじり方式で、廊下を歩くと床がきしむ音がして、どこからかすきま風も
入ってくるが・・・それらがまた趣きがあって、とても風流な感じ♬^^
 
 
 
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渡りの橋^^
 
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中庭は池になっている!!!✧
 
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池には浮島まで造られている♬✧
 
  
 
このお宿の趣き深さは、多くの文人墨客を魅了してやまない。
横山大観画伯、芥川龍之介・岡本綺堂・尾崎紅葉らの文豪、最近では松本幸四郎氏・中村吉衛門氏ら
歌舞伎役者の方々などなど、多くの著名人がごひいきにしているとのこと。
自分たちが宿泊した、「雪の棟」弐の間も文豪・尾崎紅葉が宿泊したという!!!✧
 
 
 
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由緒あるくつろぎのお部屋で休んだあとは、楽しみな温泉(≧▽≦*)
大浴場「あやめの湯」で、まずは良質の温泉を貸切状態でゆ~~っくりと堪能したあとは、地下通路(修禅寺
前から延びる道路をくぐる形)を渡り、庭園露天風呂へ!!♨ 
美しい和風庭園の中にある風流な岩露天風呂で、ここには洗い場は無い・・・先に「あやめの湯」に寄って
きて大正解✧^^
最初から随分貸切状態で、ゆ~っくりと楽しんでいたが・・・途中から混んできたので早々と退散した・・・
 
泉質; アルカリ性単純温泉  加水ありのかけ流し 
無色透明・無味・無臭
ラジウムを微量含んでいるとのこと
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・打ち身・くじき・運動麻痺・疲労回復などの
一般適応症
 
このお宿にはまた、内湯の貸切風呂も2ヶ所あり、予約不要で無料で利用できる♨
空いていれば好きな時にいつでも入れるが・・・私たちが訪れた日は閑散期なのか、広い方の「琵琶湖風呂」
だけが営業していたので、人気があっていつ行っても先客がいたので結局入れずじまいだった(;△;)
まぁその分、大浴場は夕食後もず~~っと貸切状態で、ゆ~~ったりと温泉を堪能できた♬✧
 
 
楽しみな夕食は、伊豆の海・山の幸をふんだんに使った月替わりの「あらゐ会席料理」。
料理技能コンクールで静岡県知事賞を受賞した料理長さんが、腕によりをかけただけあって、とっても
美しくて美味しいお料理の数々・・・♬✧^^
とっても明るくて感じ良くて話が楽しい素敵な仲居さんが、お部屋まで運んで来てくださり、ゆ~っくりと
堪能できた(*^ω^*)♬
大好物の地酒「あらばしり」と共に、美味し~~く完食!!
 
 
 
翌朝の大浴場は、男女が入れ替わっており、いよいよ国登録有形文化財の「天平大浴場」へ!!♨
総檜造りの脱衣所~大浴場は、とても趣きがあり圧巻!!!
シャワーもカランも無くて、その分大浴場備付のコンクリートの湯溜め&水溜めに注がれている熱湯&
冷水から手桶ですくって温度調節してからぶっかけるという、極めて旧式の洗い場だ!!!!!
こんな圧巻な光景はお初・・・・・・趣きはあるけど、結構不便(>_<)
湯船は、中くらいの大きさの檜と、広い岩風呂の2ヶ所。
ここでもず~~~っと貸切状態で、思う存分良質な温泉と、極めて趣きのある有形文化財の雰囲気などを
満喫できた(^-^**)
 
そのあとは、楽しみな朝食。
前日と同じ、明るくて、とっても感じ良い仲居さんがお部屋まで運んで来てくださった♬^^
朝からテンションの上がる美味しいお料理の数々・・・もちろん、何も申し出なくても納豆が出てこないので
めっちゃうれしい限り~~~(^o^)
 
 
チェックアウト時には、ずっと担当だった仲居さんが、お見送りに来てくださったので、玄関前で一緒に
記念撮影☆ 
名実共に素晴らしい、国登録有形文化財の名に恥じない立派な純和風旅館であった!!
 
 
 
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ぜひまたいつか、この素晴らしいお宿に帰りたいなぁと思った・・・。
最後に、お部屋入口の窓から見えた樹齢800年の楠(くすのき)を☆
 
 
 
そしてこのあと、箱根にハシゴしたが、JR東海道本線に乗っている時に見た、青く輝く美しい相模湾&
根府川(ねぶかわ)駅↓↓を☆ 
特急踊り子号に乗る時はスルーするので、めったに写真には撮らない・・・
 
 
 
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次回は、2・3日目・神奈川県の温泉;箱根宮ノ下温泉へ続きます。