今回からは、昨年10月中旬に4泊5日で行ってきた、鹿児島県北部~熊本県南部の温泉巡りの記事を
連載していこうと思います。
今まで、熊本県の温泉巡りは北部~中部の目ぼしい温泉を巡って来ましたが・・・・・・
南部は全然未湯でしたので、やっと!! 巡ることが出来ました!!!♨✧
当初、常連と化した「阿蘇くまもと空港」でレンタカーを借りて行こうと思いましたが・・・
地図上で見てみると・・・なんと!! 鹿児島県北部に位置する「鹿児島空港」の方が、圧倒的に距離が短い
ことに気付き、急遽「鹿児島空港」でレンタカーを借りてから付近の温泉に立ち寄りつつ、熊本県入りする
ことに変更しました。
(鹿児島県の温泉宿には1泊も出来なかったことが悔やまれるので・・・またの機会に・・・!!)
鹿児島県の温泉は、以前「阿蘇くまもと空港」経由で九州新幹線で鹿児島県入りして入湯したことが
あります(←既存の「鹿児島県の温泉旅」書庫のものです)が・・・「鹿児島空港」に降り立つのは
今回お初でした(*^^*)
JALの後方席(←大抵すいていてのんびり1人で空旅を堪能できるので超最高✧^^)
からは霧島連山が見えました!! 当時も「新燃岳」の噴火活動が活発になってきたので
飛行機は欠航?って心配しておりましたが余裕で飛び、霧島温泉付近には降灰が
全然見られませんでした!!!✧^^が・・・・・そういえば、今になって思い出すと・・・
予約時にはほぼ満席状態で、キツ苦しいな~って思ってたところ、意外なことに
結構ガラガラだったのは噴火を恐れてキャンセルが相次いだから!!??
❖1日も早く「新燃岳」の爆発的噴火が治まりますよう切にお祈りいたします。
鹿児島空港はお初の上陸(✧▽✧)!!! 滑走路からも霧島連山が見えました~~✧
しかし・・・到着時刻が大幅に遅れてしまい・・・これからの湯巡りにどんだけ支障が
出るか、この時点ではめっちゃ心配になって焦ってました・・・(- -;;;;;;;;;)
おぉ~~~っ!! お初の鹿児島空港ターミナルビル✧^^
鹿児島空港ターミナルビルを出たところには足湯「おやっとさぁ」があります♨^^
足湯の横には空港の地元・「霧島連山」を模ったと思われる「手湯」?もあります!! ♨
空港からは、レンタカーで国道504号線~県道56号線に出て、国道223号線に入り、約10分位で、
この日1湯目の塩浸(しおひたし)温泉 龍馬とお龍(りょう)の湯さんに到着です。
この温泉は、国道223号線沿いの「新川渓谷温泉郷」のひとつで、天降川(新川)水系の「石坂川」沿いに
佇む日帰り温泉施設で、従来の1989(平成元)年築の老朽化した温泉施設の建物が、2010(平成22)年に
改装オープンされ、坂本龍馬や地元の観光に関連した資料などを展示する施設も同時に整備されて、
塩浸温泉龍馬公園となっています。(資料館入館料; 大人・200円 小人・100円)
内陸部のこの地に「塩浸」?と不思議に思い、名前の由来を調べてみると・・・すぐ傍を流れる「石坂川」の
川岸に「塩牡蠣」(←地元では白色の固形物の意・・・おそらく此処の温泉の成分か??)が付着していたことから
名付けられたとのことです。
国道223号線沿いの狭い駐車場にレンタカーを止めて行くと↑↑があります^^
「石坂川」の清流に架かる「塩浸温泉橋」を渡って行きます♬(↑↑は上流部)
「塩浸温泉橋」の上から見た公園内の売店と足湯のテント♨
「塩浸温泉橋」の上から見た公園奥の崖下にひっそりと佇む日帰り温泉の建物♨
「塩浸温泉橋」の上から見た「石坂川」沿いに現存されている「龍馬風呂」♨
坂本龍馬・お龍(りょう)夫妻が新婚旅行に訪れた際、入湯されたといわれる
小さな浴槽が現存しています!!!♨(←現在は入浴不可・手湯はOKです)
その隣には「龍馬とお龍亀岩」と案内があります^^
この温泉の歴史は古く、1806年頃に鶴が温泉で傷を癒していたところを発見されたことから
「鶴の湯」と呼ばれており、その後1866年5月には、坂本龍馬・お龍(りょう)夫妻がこの
地に新婚旅行に訪れた際、入湯されたと云われています。
その当時の湯船が「石坂川」沿いに現存しています!!(←現在は入浴不可)
そして1年後の1867年、岡本助八という人が浴場を設置し、戊辰戦争の負傷兵が入湯した際
効能があったとして一躍有名になったということです。
橋を渡って左側には「坂本龍馬・お龍新婚湯治の碑」があります♡^^
「塩浸温泉橋」を渡って右側へ行くと、日帰り入浴施設の受付があります。
とっても親切で癒し系の、60代位の受付の男性が、この施設全体の説明と温泉施設の2種類の源泉について
懇切丁寧に教えてくださいました(*^^*)
受付~温泉施設に向かう途中には売店があり、テーブル&イスもあります^^
売店の隣にある無料の「龍馬とお龍の縁結びの足湯」♨
「龍馬とお龍の縁結びの足湯」♨ 早く温泉に入湯したいし・・・別に縁結びとか
全然関係ないので入らず写真撮影のみに(^^;;;;
塩浸(しおひたし)温泉 龍馬とお龍(りょう)の湯の正面入口♨✧
↑↑に入ったら…地元の先客の老婦人がいらっしゃいましたが・・・ちょうどタイミング
良く出て来られました!!! なので以下↓の写真が撮れました(✧▽✧)!!
そして・・・撮り終わってから約30分間ほど湯浴みを堪能して出る時になんと!!!
60~70代位の5人位のグループと入れ違いました・・・!!!!!(汗)
意外と広くて清潔感溢れる脱衣室・パウダーコーナー✧
内湯のみだけど広々とした開放感のある浴場♨
男湯・女湯共、内湯のみの2つの浴槽には、異なる2種類の泉質の源泉が引湯されています!!✧
見た目から、ほとんど期待しないで入湯してみたところ・・・2種類とも特徴ある温泉で、特に
古くから存在する「鶴の湯」の方は、湯口近くでは炭酸の泡がシュワシュワと纏わり付いてくる、
二酸化炭素含有量が多い超極上湯でした!!!✧
「かけ湯」はおそらく「鶴の湯」と同じ源泉と思われます♨
浴槽の側面には温泉成分の析出物が素晴らしいほど堆積しています!!✧
洗い場にはシャワー&カランが8基位あり、いかに入湯客が多いかを物語ってます!!
この日はたまたまタイミング良過ぎる貸切状態に恵まれたので撮れました(*≧▽≦*)
ボディソープなどの備付はありません(自分は持参いたしました^^)
「かけ湯」の隣には「鶴の湯」(←龍馬&お龍さんが入湯された源泉♨)の
小浴槽があります♨✧
「鶴の湯」小浴槽は2人位やっと入れる感じの狭さですが・・・
貸切状態だったので何の問題もなく超良質の炭酸泉(湯口では泡付きが結構多く
ありました!!✧)を思う存分堪能できました♨✧^^
「鶴の湯」小浴槽前から「塩浸の湯」大浴槽を☆
写真右下の浴槽端からは贅沢にオーバーフローしています~~♨✧
こちらは温泉成分がほとんど堆積していません・・・
「塩浸の湯」源泉が滾々と注がれています♨✧
湯口の横には「今週の龍馬の心ことば "悩むのも、行動するのも どちらもエネルギーを
消費するけんど 悩んでいても未来が変わらんが 行動すれば、未来は変わるぜよ”」
とありました!! 色々と考える前に行動してしまう派の自分は感動しました✧^^
浴場の奥から「かけ湯」方向を☆
今回の湯巡り旅における鹿児島県の温泉の中では、特に「鶴の湯」がダントツの
極上湯で・・・先を急いでいる事もスッカリ忘れ長湯してしまうほどでした♨✧
この日も数日前に「新燃岳」の噴火がありましたが・・・火口からの警戒範囲内に
近づかなければ良いことで・・・範囲内から離れた様々な施設は元気に営業されていたので
全然気にせずキャンセルしないで、本当に来て良かった~~!!!って思いました✧^^
【塩浸の湯】
源泉名; 塩浸1号
泉質; ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
pH; 6.6 微弱白濁色・微苦味(微妙に寒天のような味)・ほとんど無臭
泉温; 44.2℃ 湧出量; 記載なし 100%源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 221.1 mg/kg }⇘
メタほう酸含有量; 32.5 mg/kg }⇒「美肌の湯」✧
遊離二酸化炭素含有量; 438.7 mg/kg
【鶴の湯】(⇐ 龍馬&お龍さんが入湯された上質温泉✧)
源泉名; 塩浸9号
泉質; ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
pH; 6.6 微黄茶褐色・炭酸味&微弱鉄味・微鉄臭
泉温; 51.3℃ 湧出量; 記載なし 100%源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 247.2 mg/kg }⇘
メタほう酸含有量; 36.9 mg/kg }⇒「美肌の湯」✧
遊離二酸化炭素含有量; 325.6 mg/kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田 3606
TEL; 0995-76-0007
営業時間; 9:00~18:00(最終受付 17:30)
※ 月曜日は~17:00まで(最終受付 16:30)
料金; 大人・360円
小人・140円
休館日; 年中無休
交通; JR国分駅~いわさきバス「霧島いわさきホテル行き」約32分~「塩浸温泉」バス停下車すぐ
(鹿児島空港からの直行バスは無いようです・・・車で約10分)
* 撮影日; 2017年10月13日 *
次回は、この日2湯目の日帰り温泉に続きます。