温泉巡り旅の醍醐味

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愛媛県の名湯・道後温泉「道後温泉本館」(回想録)


 
今回は、かなり前に訪れた愛媛県の名湯で、日本で最も古い温泉といわれている、道後温泉の回想録です。

ず~っと気にかけてたこと・・・じつは、道後温泉本館さんの名湯を思いっきり堪能したことがあるにも
かかわらず、アナログ写真しかなく・・・
ィルムは現像後すぐに捨ててしまったし、現像した写真はウチのどこかに行方不明だけど探すのは
面倒クサいし時間もヒマもなく「愛媛県の温泉旅」の書庫が作れないこと・・・

先月なぜか、何気~に素晴らしい思い出が懐かしくなって、道後温泉本館さんのHPにお邪魔して、
しみじみ拝見していた時・・・なんという気前の良いことか!!!✧
めっちゃ素晴らしい「PR用素材ダウンロード」頁を発見!!✧  超絶気前の良い、素晴らしいフリー素材の
お写真の数々と出逢ったことによって、是非ぜひ!! 温泉ソムリエとして絶対に外せない、
道後温泉本館さんの魅力・素晴らしさなどをお伝えできたら・・・って思い、やっと・・・・・・・・・
悲願の記事にすることが出来ました(✧▽✧)!!!

道後温泉本館さんは、愛媛県松山市に湧く道後温泉の中心に位置する、とっても情緒溢れる建築様式が
特徴的な日帰りの共同浴場です。 
共同浴場番付においては、東の湯田中温泉「大湯」(長野県)に並び、西の横綱に番付されています。
この施設の類を見ない一番の魅力は・・・温泉街のシンボル的存在・戦前に建築された歴史ある 建造物は、
日本の公衆浴場として初めて、平成6(1994)年に国の「重要文化財」(←「有形文化財」は結構ありがち
ですが・・・)に指定されながら博物館化などせず、今なお現役の公衆浴場として元気に営業を続けられて
いることです!!
 
❖ この記事のお写真は全てHP「PR用素材ダウンロード」頁よりお借りいたしました ❖
 
 
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 道後温泉本館さん全景✧
 
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         ジブリ作品「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになったと
         いわれているとのこと(*^^*)!!
 
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趣きのあるレトロな看板✧ 
 
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       北側から見た「神の湯本館棟」
       1894(明治27)年建立・西洋の技法を取り入れた「トラス構造」を
       用いた壮麗な三層楼の、三階建ての建造物(近代和風建築)✧
 
 
 

建造物の中心である「神の湯本館棟」は、1894(明治27)年に建立された、西洋の技法を取り入れたトラス構造を用いた、壮麗な三層楼の歴史ある三階建ての建造物(近代和風建築)です。

1階に男女別の脱衣場と浴場・2階には大広間の休憩室・3階には個室の休憩室があり、3階の北西端には文豪・夏目漱石が、俳人・正岡子規と一緒に使用された「坊っちゃんの間」が現存しており、展示室と共に温泉利用者に無料開放されています。

 
 

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       屋上には、宝形造りの塔屋「振鷺(しんろ)閣」が造られていて
       当時は珍しかった赤いギヤマンが使用されています✧
 
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       「神の湯本館」の外にはレトロなガス燈があり、レトロな建物を
        一層盛り上げています✧^^

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3階に残存している「坊っちゃんの間」✧
 

 

道後温泉は、日本三大古湯のひとつで、その中でも三千年もの歴史を持つ「日本最古」の温泉です。
※ あとの2ヶ所は有馬温泉(兵庫県)・白浜温泉(和歌山県)
その昔、傷を負った白鷺が岩の間から湧出する湯で傷を癒していたところを、村人が発見したと
云われています。
泉質は、アルカリ性単純温泉・地熱由来の非火山性の温泉で、泉温20~55℃・源泉数18本の
各源泉から送湯管で4ヶ所の分湯場に集めた温泉を、各施設に配湯しているとのことです。
 
道後温泉本館さんのなかでも、最も道後温泉らしい情緒を堪能できる「神の湯」は1階にあり
男湯が2ヶ所・女湯が1ヶ所あり、地元の方々に銭湯のような感覚で愛されてきた、この施設に
おけるメインの温泉共同浴場です。
 
 
  
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広々とした「神の湯」男湯の脱衣室

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 「神の湯」男湯の洗い場♨
 
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      「神の湯」男湯(内湯のみ)♨
       石造りの浴室に、砥部焼の陶版画が飾られている内装も特徴的です
 
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 浴槽の縁からは贅沢にオーバーフローしています♨✧
 
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 「神の湯」2階休憩室 (「神の湯2階席」コース利用) 
 
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 「神の湯」2階休憩室 (「神の湯2階席」コース利用)
 
 
 
「霊(たま)の湯」と「又(ゆう)神殿」は、1899(明治32)年、日本では唯一の皇族専用の入湯用に
建立された浴場とのことで、2階には「王座の間」があります。
その後「玄関棟」と「南棟」が、1924(大正13)年に建立されました。
以上の4棟が国指定重要文化財となっています。
そして、平成21(2009)年に発行された、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは、
最高位の「三ツ星☆☆☆」を獲得したとのことです!!! (HPより)

「霊の湯」は「神の湯」とは別の場所に造られた湯殿で、少々狭い感じの浴場ですが・・・
入浴料が3倍位お高いので、その分空いていて落ち着いた雰囲気の中、ゆ~っくりと湯浴みを
楽しめます♨✧
内装は、花崗岩の中でも最高級と言われる「庵治(あじ)石」や「大島石」を使った浴室に
壁面には大理石が使用されていて高級感溢れているとのことです。
 
「霊の湯」に入湯しないと利用できない2階席と3階個室では、お茶とお菓子・浴衣のサービス
などのおもてなしを受けられます。
 
自分たちは、ちょうど1日の中でも最も混雑する夕方に訪れたので…
比較的空いていると思われる、まるで宿泊しているかのような、風情豊かで贅沢な気分を味わえる
「霊の湯3階個室」を利用したので、思う存分寛げてのんびりと過ごせました♨^^
部屋数は8室で、その日はラスト1室を無事キープ出来ました(✧▽✧)♬
 
 
 
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         「又(ゆう)神殿」は、1899(明治32)年、日本では唯一の皇族専用の入湯用に
       建立された浴場とのことで、2階には「王座の間」(↑)があります!!
 
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   「霊(たま)の湯」男湯 贅沢にオーバーフローしています♨✧
 
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「霊の湯」女湯  こちらに入湯しました(*≧▽≦*)♨✧
 
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 「霊の湯」3階個室の休憩室 ✦↑でゆ~ったりと寛ぎ休憩しました✦
 
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 こちらも「霊の湯」3階・個室の休憩室✧
 
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       3階個室利用時には「坊っちゃん団子」と緑茶のおもてなしがあって嬉しい✧^^
    (甘いものが苦手な自分でも美味しくいただけたほどめっちゃスッキリした甘さ✧)
      また、白鷺柄の浴衣のサービスもあります✧(他のコースは湯玉柄とのこと)
 
 
 
源泉名; 道後温泉本館機械場
泉質; アルカリ性単純温泉  (低張性アルカリ性高温泉) pH; 9.0
無色透明・無味・無臭 源泉掛け流し!!(県条例によりやむなく消毒のみあり)
泉温; 44.2℃              
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺などの
一般適応症
 
愛媛県松山市道後湯之町 5-6
TEL; 089-921-5141 
 
【道後温泉本館では4つの入浴コースから楽しめます♨!!!】
♨ 神の湯 階下 大人・410円 小人・160円(6:00~23:00 受付 22:30まで)
♨ 神の湯 2階席 大人・840円 小人・420円(6:00~22:00 受付 21:00まで)
(2階「神の湯」休憩室利用)
♨ 霊の湯 2階席 大人・1,250円 小人・620円(6:00~22:00 受付 21:00まで)
(2階「霊の湯」専用休憩室利用)
♨ 霊の湯 3階個室 大人・1,550円 小人・770円(6:00~22:00 受付 20:40まで)
 
交通; JR松山駅~伊予鉄道 約25分~「道後温泉駅」下車~徒歩約4分
 
平成30年以降に、文化財的価値を将来の世代に受け継ぐための保存修理工事を予定している
とのことですが、その間でも入浴利用は出来るとのことです。(詳細は要確認)