温泉巡り旅の醍醐味

ヤフーブログ移行時、崩れてしまった書式は修復終了しました!1人旅の最新記事は別ブログ「温泉巡り一人旅の楽しみは・・・」に更新中です♨

北海道・青森の旅 ① 支笏湖~丸駒温泉

 
 
        北海道(支笏湖・旭山動物園)~青函トンネルの駅見学~
          青森の温泉旅 4泊5日 回想録(2007/07/21~25)
 
          1日目
 
今回の北海道旅行も、また大好きな「寝台特急 北斗星号」を利用した。
通算3回目の乗車で、JR上野駅・13番線から発車するのだが・・・1982年に東北・上越新幹線が開通
するまでは、この方面に向かう特急列車の多くがこのホームから発車していた。
 
18:50に空車の北斗星号が堂々と入線してきた。
駅構内のコンビニで、二人がかりで両手一杯に食料・飲み物などを買い込んで乗車(*^-^*)♬
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
自分は下段・娘は上段が好きなので・・・
たしか8号車の、B寝台個室ソロを上下段一部屋ずつ予約しておいた。
B寝台個室ソロは、なんと2段式の開放型B寝台と同料金なのに、プライベートな空間が確保されたうえ
キーロックまでできるので、快適で安全な旅を思いっきり楽しむことができる^^
 
牽引車を除く12両編成の北斗星号は、1~6号車までがJR北海道、7~12号車がJR東日本の管轄
とのこと。
JR北海道の方の個室車両には、金色で高級感溢れるエンブレムが描かれている。
 
 
寝台特急・北斗星号は、1988年3月の青函トンネル開業とともに登場した、日本初の豪華寝台特急。
JRの定期旅客列車では、走行距離・乗車時間ともに最長(1214.7km・16時間)であり、
全旅客列車においても臨時運行列車の「トワイライトエクスプレス」に次ぎ、同一経路で運行される
「カシオペア」とともに同順位の2位。
 
食堂車「グランシャリオ」は、みどりの窓口での事前予約制だが、パブタイム・朝食は予約無しで入場出来て
お食事もいただける。
しかしいずれも、お値段が高めなので未だに利用したことが無い(>_<) 
また、ロビー・シャワー室もあるが・・・シャワー室は予約制で、食堂車「グランシャリオ」にて310円で
シャワーカード(数に限りあり)を購入してからの利用となり、一人30分間で、そのうちお湯が出るのは
約5分間のみ・・・こちらも窮屈そうなので、利用したことはない・・・。
 
19:03に上野駅を出発した北斗星号は、大宮-宇都宮-郡山-福島-仙台に停車して客扱いをしたあと、途中
荷降ろしなどのために停車はするが、函館まで客扱いは一切しない。
 
出発するとすぐに、上段の娘のお部屋に行き夕食タイム♬
上段は眺めがいいけど揺れ方も大きい・・・そうなると気持ち良~~く無限に眠ってしまうのが怖くて、
わざと揺れの少ない落ち着いた下段を選んでいる。
 
 
早朝5時に、セットしてあった携帯のアラームが鳴ったので、車窓の外を見るとまだ青森県側の津軽線を
走行中だったが、間もなく青函トンネル(全長; 53.85km)に突入!!
 
この旅の復路に見学した「竜飛海底駅」を通過したあと、真っ暗なトンネル内をひたすら激走して行き、
しばらくすると、もうひとつの海底駅「吉岡海底駅」をすごい勢いで通過した。
そして約40分間の走行を終え、ついに北海道に上陸\(^o^)/
 
函館駅では、今まで牽引してきた電気機関車が外され、その代わりに非電化区域・急勾配などに強い威力を
発揮するディーゼル車が連結される。
そのあと、函館駅から札幌駅に向けて走行するが、進行方向は今までとは逆になってしまう。
そして、道南地区の景勝地に次々と停車・・・森-八雲-長万部-洞爺-伊達紋別-東室蘭-登別-苫小牧-南千歳-
終点・札幌と行くのだが、今回は、終点よりひとつ手前の南千歳駅で降車した。
 
 
      2泊目
  
JR南千歳駅からは、路線バスに乗り約40分ほどで支笏湖に到着\(^o^)/
まずは、支笏湖ビジターセンターに行き、支笏湖について軽く勉強タイム・・・
 
支笏洞爺国立公園に位置する支笏湖は、周囲・約42km、水深・360.1m(←秋田県・田沢湖に次いで
日本で第2位!)、透明度は25mと、近年の水質調査においては何と全国第一位に認定されている!!
約4万年前に形成された「支笏カルデラ」に水が溜まったカルデラ湖で、形成当時はきれいな円形をして
いたが、その後カルデラの縁にある恵庭岳・風不死(ふっぷし)岳が噴出したことにより、現在のような
くびれた形となったとのこと。
貯水量は20.90k㎥(キロ立方メートル)と、日本では琵琶湖に次いで第二位!!
しかし・・・面積は、わずか琵琶湖の約9分の1にすぎないとのこと。
水深があることと、温かい水が深部に残存して水面を温めるために、基本的に結氷しにくいのが特徴だが、
まれに全面結氷することがある(2001年・1978年)、日本最北の不凍湖としても有名。
 
次に、美しい支笏湖の極めて透明度の高い湖水を見たくなったので、遊覧船に乗った(*^-^*)
この遊覧船は一階部分がガラスの窓になっていて、透き通った湖の中を泳いでいるヒメマスや、流木が
転がっている湖底まで見通せるようになっている!!
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
遊覧船を降りたあとは、支笏湖バス停前まで行き今回お世話になる、丸駒温泉旅館さんの送迎車を待った。
予約していた時間になると、きっかりにお迎えにきて下さった!!✧
 
と~っても感じ良い年配の男性運転手さん曰く「今走っている道路が完成する(昭和42年)までは、
支笏湖経由で舟でお迎えにあがっていたんですよ~!」と・・・!!!!!
 
大正4年創業のこの老舗宿は、「日本秘湯を守る会」の会員でもある♨
当時はまさに、秘湯中の秘湯であったのだろう!!
 
お部屋や大浴場からは、美しい支笏湖や風不死岳を一望できて爽快だ~~\(^o^)/
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
丸駒温泉の歴史は、大正の頃このお宿の背後にある恵庭岳の麓から硫黄が採掘され、それを運搬する馬が
ケガをした時などに、この地で癒していたことから、「丸駒」の名が付いたと伝えられている。
 
まずは、展望大浴場へ♨✧ と~っても広々として開放感抜群^^
洗い場はパーテーションで一人一人仕切られており、と~っても便利で気楽でうれしい♬^^
内湯は石造りの浴槽が2つあり、いずれも薄い茶褐色の濁り湯で、温め・熱めの湯とに分けられている。
展望露天風呂は、リゾート感覚を満喫できるウッドデッキ付きの檜の浴槽で、支笏湖の素晴らしい大自然を
ゆったりと良質の温泉に浸かりながら、思う存分満喫できる(*^。^*)
また、「フィンランド製サウナ」も付いていてうれしい(^^*)
 
露天風呂付きの貸切風呂も2ヶ所ある。50分・2,500円
「丸の湯」;石造り内湯+陶器露天風呂  
「駒の湯」;石造り内湯+銘木・木曾さわら露天風呂
 
さらに、このお宿の一番のメインである、創業以来の歴史を持つ「天然露天風呂」は、長~~い屋根付きの
階段をひたすら下った支笏湖畔に位置する、うれし過ぎる男女別の岩造りの広~い露天風呂。
 
岩造りの湯船の底からは、敷き詰められた玉砂利の合間からポコポコと54℃の源泉が湧き出ており、
何だかくすぐったい(*^。^*)(*^▽^*)
足元から湧く湯に浸かれる温泉場は、全国でもわずか約20ヶ所と貴重な存在!!
湯温は、支笏湖と繋がった水門の所に敷き詰められた砂利の高さで、支笏湖の湖水を入れたりして温度調整
しているとのこと。
湯面は透明度の高い支笏湖の水位と同じになっている!!!
雨の多い時期は水位が上がり、冬は逆に50cmまで浅くなる。深さは最大でなんと160cmに達した
こともあるとか!!
このような名物露天風呂に念願叶ってやっと会えたわけだが・・・自分たちが入った時は、やや深めで、
約1mはあった感じ・・・感動~~(*^。^*)♬
 
 
泉質;ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉  
全て100%源泉かけ流し!!
薄茶濁色・無味・無臭
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじきなどの一般適応症のほか、
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・動脈硬化症・虚弱児童など
 
※飲用の効能;慢性消化器病・慢性便秘・糖尿病・肥満症・痛風・肝臓病・慢性胆のう炎・胆石症
 
以上の大浴場はすべて、男女の入替は行われていない。
 日帰り入浴;大人;1.000円  小学生;500円  幼児;200円
      10~15時     タオル;200円
 
 
夕食は、季節的に目玉の支笏湖産・天然「ヒメマス」(6~8月とのこと!)のお造り・姿焼きを中心とした
和会席料理を、お部屋でゆ~っくりといただいた✧^^
支笏湖産の天然「ヒメマス」は、初めていただく味で・・・鮭に似て赤身だがクセのないサッパリとした
味わいで、と~~っても美味しかった!!
その他にも、地元産の旬の素材を取り入れた深い味わいの美味しいお料理の数々♬^^
お部屋まで料理を運んで来て下さった仲居さんは、と~っても感じ良くて笑顔のステキな方だった(^^*)
 
 
 
イメージ 4
 
 
 
翌朝の和洋バイキング料理もと~っても美味しかった!!
特に、北海道ならではの大きなフキ(ラワンブキ)の炒め煮や、焼鮭・たらこ・牛乳・ヨーグルトなど・・・
とっても印象に残った(*^-^*)
フキの炒め煮が特に美味しくて、何度も山盛りでおかわりをいただきに行ったほど(^^;;;
 
チェックアウト後、支笏湖バス停まで送って下さった年配の男性スタッフさんは、と~っても話好きで
楽しくて感じの良い方だった(^^*)
バス停に到着するのが惜しいほど・・・「いつかまた来ますね!!」と言い残して別れを惜しんだ・・・。
 
 
 
 
次回は、このあと行った「旭山動物園」の回想録に続きます。