前回の続きです。
熊本県北西部の荒尾市を出発して、途中ド直線道路となる美しい並木道・国道501号線に入り南下する
形で、しばらく車窓からの景観を楽しみながら爽快なドライブを楽しみました♬✧
そして、一昨年に訪れた眺望の素晴らしい日帰り温泉施設・草枕温泉 てんすいさんに入る交差点をスルーして
少々走ると左側に、文豪・夏目漱石先生のお姿が描かれた案内板が見えてきます。
そこを左折してすぐの場所に、この日2湯目の老舗の純和風旅館・小天(おあま)温泉 那古井館さんが佇んで
います。
荒尾市~玉名市天水町に向かう途中、↑↑国道501号線ド直線道路を飛ばします✧^^
国道501号線沿いにあるとは思えないほど閑静で趣き深い純和風温泉旅館です!!✧
明治30年、夏目漱石が熊本を訪れた折に小天温泉で休暇を過ごし、その時に詠まれた句が
「温泉や 水なめらかに 去年の垢」(↑↑写真右下部に歌碑があります^^)とのことで・・・
のちに、この時の体験を基に名作「草枕」が書かれたとのことです。
当時、彼が泊まったお宿は「前田家別邸」さんで現在はありませんが・・・
跡地には、彼が宿泊したひと間「漱石館」と浴場跡が保存されていて、観光地として
人気があるそうです。
庭園「桃源郷」へ続く敷石 とっても風情があります✧
風情溢れる玄関
国道501号線から少し入った、利便性のとっても良い場所に佇む那古井館さんは、明治元年創業以来の歴史と
風情のある、全6室のこじんまりとした閑静な温泉旅館です。
旧名は違う名称で、当地が夏目漱石の小説「草枕」の舞台として名が知られたことから現宿名に変更された
とのことです。
平成10年に、第23回 ”プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選” にて「和風の宿・特別賞」を受賞されたとの
こと!!
さらに平成13年には、第26回・同 ”プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選” に入選されたとのことです。
館内も趣きに溢れてます^^ ↑↑には夏目漱石に関する資料が多々あります!!
最初、浴場に入った時は高齢の団体さん(食事付入浴とのこと)に占拠されていて
めっちゃ混んでたので・・・↑↑の風情満載の休憩処で約5分ほど休んで待っていました・・・
ちょうど良いタイミングで、と~っても親しみやすくて明るくて親切な仲居さんが
話しかけてきてくださったので、色々とお話ししていたら・・・アッという間に
空きはじめてきました!!!✧
男女別浴場入口♨
脱衣室のパウダーコーナー
脱衣カゴのコーナーもこじんまりとしています・・・つくづく空くのを待ってて
良かった~~って痛感いたしました(- -;;;) 右側にはフェイスタオルも
備わっていて非常に便利(*^^*)v
内湯だけのこじんまりとした浴場♨
やっと!! 坪庭を眺めながら・・・1人ゆ~っくりと貸切状態で満喫~~(*≧▽≦*)✧
向かって左側の洗い場にはシャワー&カランがあり、様々な種類のシャンプー・
コンディショナー・ボディソープが豊富に揃っています♬✧
向かって右側の洗い場はカランのみでシャワーはありませんでした・・・・・
明治元年創業以来、源泉は変わっていないとのこと!!!♨
湯口には「ご自由にお飲み下さい」という表示があり、コップも置いて
ありますが・・・自分は手で飲みました~~(^^;;; とっても優しいお味です♨♬
この源泉は、お料理にも利用しているとのことです!!(夕食は部屋食とのこと✧)
源泉温度が低いため、加温された温泉が贅沢に掛け流されていて
オーバーフローしています♨✧
向かって右側は湯口で飲泉もでき、中央の仕切りより右側の方が高温浴槽で
左側がぬる湯となっています♨
それにしても・・・つい先程まで大人数の方々が入ってたとは思えないほど!!!
透明度が高くて綺麗な柔らかいお湯でした(✧▽✧)♨
泉質; 単純温泉 (低張性緩和性温泉) pH値; 記載なし
無色透明・無味・無臭 加温・掛け流し(加水なし)
※ 毎日完全にお湯を抜き清掃の上、消毒しています
泉温; 38.5℃ 湧出量; 300.3リットル / 分
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症
熊本県玉名市天水町小天 8277
TEL; 0968-82-2035
宿泊; 1泊2食付 10,000円~ 1人泊は基本的に不可とのこと・・・
1泊朝食付 7,000円~
【日帰り入浴】
営業時間; 11:00~17:00
定休日; 不定休
料金; 大人・500円
小人・250円(幼児含む)
交通; JR玉名駅~産交バス約25分~「小天温泉」下車~徒歩約2分
JR熊本駅~ 〃 約40分~ 〃 〃
* 撮影日; 2017年5月23日 *
次回は、この日3湯目の日帰り温泉に続きます。