温泉巡り旅の醍醐味

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福井~富山の湯巡り一人旅 ⑭ 庄川湯谷温泉「湯谷温泉旅館」さん

 
前回の続きです。
石川県境近くの高窪温泉を出発して、県道274~国道304号線に戻り、広域農道のような道路へ左折して
ひたすら直進し、庄川方面に向けてT字路に突き当たるまで激走して行きます。
そして、右折してさらにT字路に当たるまで少し走ると、県道27号線に入りました。
さらに・・・何とも説明し難いルートで国道156号線に出て五箇山方面へ上って行き、やがて国道471号線へ
左側に枝分かれして約700m走り、食事処・湯谷亭さんの案内板が見えてきたら右折してすぐ左側に、
この日4湯目の庄川湯谷(ゆだに)温泉・湯谷温泉旅館さんの駐車場があります。
「湯谷温泉」は、同じ南砺市にもう1ヶ所同名の温泉地があり、さらに愛知県にも同名の温泉地がある
(しかし・・・こちらは東日本特有の読み方「ゆや温泉」)ので、それらと区別しやすいよう、あえてこちらは
「庄川湯谷(ゆだに)温泉」とします。
※ 東日本では「谷」は「や」と読み、西日本では「たに」「だに」と読むようで・・・
  富山県は西日本圏内ということが分かります。

庄川の流れを堰き止めている「小牧(おまき)ダム」の下流沿いの谷あいに、ひっそりと佇む一軒宿・
湯谷温泉旅館さんは、少し前までは素泊まり可能だったようですが・・・
現在では、日帰り入浴のみの営業となっているとのことです。



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砂利敷きの駐車場からアスファルトの道路を下って行くと↑↑「湯谷温泉私設バス停」の
小さな白い建物がありますが・・・以前は路線バスが通っていて利用されていたとのことで
現在では使用されていないようです・・・(- -;;;) ↑↑右横の急坂を下って行きます~~
 
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「私設バス停」横の坂を下って行きます~~   右側には湯谷亭さんがあります^^
 
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急坂を下って行くと、いかにも歴史がありそうな・・・趣き深い和風建築の木造家屋がひっそりと佇んいます✧
玄関に下がっている「営業中」の札を見てホッとひと安心(^ω^)♬
何を隠そう・・・下調べなどの予習が大の苦手な自分は、此処の定休日を知らず・・・
ホントは次の日(←ちょうど木曜; 定休日とのこと!!)に訪れる計画をしておりましたが・・・諸事情により
予定が変わり、このあと宿泊する温泉宿の最寄りである此処に急遽、前倒しで立ち寄って大大大正解!!!✧
 
 
 
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趣きある屋根の下には黄色いボートがあります!!
・・・此処は庄川沿いの低い土地にあるので、緊急の洪水時のためのもの・・・!?
 
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玄関を入るとキレイにスリッパが並べられていて・・・女性用のスニーカーがあったので
・・・あぁ・・・女湯は貸切じゃないのか・・・って思い、気落ちして浴場へ行きました・・・(><;;;)
ところが意外にも始終!!  自分だけの貸切状態で・・・???ってずっと思っていて退散しようと
したところに・・・ちょうど!!  玄関に超感じ良い20~30代位の可愛らしい若女将さんが出て
いらしたので、ご挨拶&超絶素晴らしい温泉の末永い継続をお願い出来ました!!✧
先客のものと思っていたスニーカーは、この若い素敵な女将さんのものでした^^
 
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それにしても・・・じつに趣き深い昭和レトロな温泉旅館の風情満載です♨♬
 
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玄関から浴場までは・・・まずは風情あり過ぎる長~い廊下を行きます~~
 
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来た方向(玄関の方)を☆ 緊急避難用?の黄色いボート↑↑が見えます!!
 
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そしてさらに進み・・・ガラス扉に突き当たると右側へ曲がって行きます~~
 
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途中、湯治場だった時分に使用されていたであろう自炊場もありました^^
 
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そしてさらに右へ曲がって行き・・・
 
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さらに・・・客室が並ぶ長~~い廊下を行きます~~
 
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じつに趣きのある長~~い廊下を右へ曲がると・・・やっと!!  浴場へ下る階段があります・・・
 
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まずは、浴場へ行く前に・・・階段の手前にある窓から庄川を☆
 
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趣きのある木枠のガラス戸を開けると・・・木造の階段があるので下って行きます~~
 
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青いビニールシートで覆われている浴場の屋根などは・・・
2004(平成16)年の台風23号の水害で被害に遭った部分を補修しているとのこと・・・
 
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木造の階段から見える風景は・・・庄川のすぐ畔に立地していることが分かります!!
 
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国の登録有形文化財「小牧ダム」を間近に見ることが出来ます✧
 
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木造~コンクリートの長い階段を下り切った地点から上方を見上げたところを☆
 
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浴場入口♨ 壁の塗装が結構剥げていて・・・まだ女湯の方がハッキリと読み取れます(- -;;;)
 
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入口のアコーディオン状の扉を開けて階段を数段下ると脱衣室があります^^
 
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脱衣室~さらに階段を数段下ると↑の秘湯ムード満載の浴槽があります♨✧
浴室はコンクリート打ちっぱなし、レトロ感満載で・・・一種不気味な感じがします(^^;;;
 
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シャワー&カランはおろか洗い場そのものが存在しませんが・・・↑↑木枠の外側に溢れ出ている
温泉がシャワー&カランの代わりになります♨✧(ボディソープ類はありません)
庄川の川面と殆ど同じ標高に位置する温泉で、動力ポンプの使用もされていない自噴泉との
ことで・・・それにしても物凄い湧出量の温泉がサバサバと湯船に注がれています!!✧
非常に興味深いことは・・・庄川の水量と温泉の湧出量は比例しているとのこと!!!
 
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壁際にある銀色の大砲のような湧出口からはドバドバと豊富過ぎる温泉が注がれていますが
この湧出口、向こう側の男湯と連動しているようで・・・シーソーのように、こちら側を
持ち上げると向こう側が沈み、こちらを沈めると向こう側が上がるという具合です!!!
 
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男湯との間には摺りガラスがはめ込まれていますが・・・
この日は始終、自分だけの貸切状態で超絶ラッキー♬✧^^
誰に気兼ねすることなくゆ~っくりと良質な温泉を堪能出来ました♨
 
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↑↑の銀色の大砲のような湧出口を持ち上げると噴水のごとく勢いよく出てきます!!!
(勢いが良過ぎて写真を撮る勇気がありませんでした・・・;ω;)
 
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めっちゃ不思議なことに・・・炭酸泉でないのに、まるで熊本県南部の「華まき温泉」のような
自分が好きな炭酸泉でも「微」炭酸系の細かい泡付き感があります(✧▽✧)♬
それと同時に・・・若干のヌルスベ感もあります♨^^   炭酸泉ではないので酸味は全然なく、
むしろ若干甘みが感じられる、富山県内ではほとんど見られないと思われる
「加水・加温・循環ろ過・消毒一切ナシ」の、100%源泉掛け流しの超良質温泉です!!
約39℃の「ぬる湯」なので気温が高い時期にはちょうど良く、長湯に適しています♨

 
 
源泉名; 湯谷温泉
泉質; ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉  (低張性?性温泉)   pH; 記載なし
無色透明・無味・ほぼ無臭 100%源泉掛け流し!!!   
泉温; 39.0℃ 湧出量; 記載なし(自噴泉)
メタほう酸含有量; 4.97mg/kg(←規定値は5.0mg/kgだが殆ど同値)
溶存成分総計; 1.468mg/kg
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
 
 
富山県砺波市庄川町湯谷 235
TEL; 0763-82-0646
 
営業時間; 9:00~17:00
休館日; 木曜日
料金; 500円
❖ 通常は無人状態のため玄関正面のカゴに入湯料を入れるので、予め500円を用意した方が良いと思われます
※ 現在、宿泊は出来ません
交通; JR高岡駅~加越能バス約70分「湯谷口バス停」下車~徒歩約13分
 
 
 
 
* 撮影日; 2018年5月30日 *
 
 
 
 
次回は、この日(3泊目)5・6湯目の温泉宿に続きます。