温泉巡り旅の醍醐味

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熊本・大分の湯巡り一人旅 ㊷ 北里駅跡公園~北里柴三郎記念館

 
前回の続きです。
国道387号線沿いに佇む「富(ゆたか)温泉」を出発して小国町方面へ走らせていると、向かって
右側に広場が見えてきます。
そこには「旧国鉄 宮原(みやのはる)線」の「北里駅」ホーム跡が残存しています。



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北里駅跡公園内に残存しているプラットホーム✧
 
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↑↑なぜか・・・お茶目でカワイイ招き猫のオブジェがあります(*≧▽≦*)
 
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 ↑↑のちょうど左側にレンタカーを停めていましたが・・・
一旦乗って・・・国道387号線に戻って少し走ると左折してぐるりと走って行きます~~
 
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北里柴三郎記念館付近に残存する「旧国鉄宮原(みやのはる)線」跡の北里橋梁✧
 
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橋梁をくぐってから↑↑の道路を下って北里柴三郎記念館に向かいます^^
 
 
 
北里駅跡公園の写真だけサッと撮ってから、今まで行きたくても時間切れでスルーせざるを得なかった、
北里柴三郎記念館にやっと行けました(✧▽✧)
 
この記念館の敷地は、北里博士が大正5(1916)年に建てられた貴賓館・北里文庫などがあった土地です。
一方、この地に隣接する北側の川沿いにある通称・坂下屋敷に博士の生家がありましたが、洪水防止の
河川改修に伴って昭和40年この地に移設され、博士の没後、土地・建物がご遺族から小国町に寄贈された
そうです。
その後、昭和62年、博士の学統を受け継ぐ北里研究所・北里学園が中心となり、多くの方々や関係団体の
協力を得て生家の復元・修復を行うとともに、北里文庫の建物を利用して、博士に関する遺品などを陳列し、
改めて小国町に寄贈されたとのことです。
現在、北里博士は小国町の名誉町民として、多くの人々から尊敬されています。
                (以上、いただいたパンフレットより)
 
 
 
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北里柴三郎記念館の全景(ちょうど↑↑写真左側に駐車場があります)
写真右側の杉の木は「博士夫妻お手植えの杉」とのことです!!
 
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とっても風情豊かな木造の建造物「貴賓館」が目印です(✧▽✧)
 
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「涌蓋山(わいたさん)」を望む高台に博士の銅像があります✧


 
北里柴三郎博士は、日本が誇る世界的な医学者で、嘉永5(1853)年に総庄屋・北里惟信氏の長男として
北里村(現・小国町北里)に生まれ、明治4(1871)年に熊本医学に学び、さらに東京医学校(現・東京大学
医学部)に進まれ、卒業後は内務省衛生局に勤務されました。
その後、国の留学生として結核菌の発見者であるドイツのローベルト・コッホ氏に師事されたとのことです。
この時、特に貴重な研究結果である破傷風菌の純粋培養の確立(1889)と血清療法の発見(1890)は、前人未踏の
もので、世界の医学界にその名を轟かせました。
ご帰国後は、福沢諭吉氏などの支援により伝染病研究所を設立され、我が国の近代医学に大きな足跡を
とどめられました。
そして大正3(1914)年には、自力で北里研究所を創設され、昭和6(1931)年にお亡くなりになるまで終生、
我が国の公衆衛生・医学教育・医療行政の発展に貢献されました。
                  (以上、いただいたパンフレットより)


 
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北里文庫~貴賓館 両方とも中に入れます^^
 
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北里文庫  大正5(1916)年に、博士が私財1万円を投じて郷里の青少年に
贈った、当時熊本県立図書館に次ぐ大図書館といわれ、蔵書数1,511冊と
   記録にあり、終戦時までよく利用されたとのことです。(木造洋風建築 120㎡) 
 
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貴賓館
北里文庫(1つ上の写真↑↑)と同時に建てられた和風2階建てで「小国杉」の
大木で建てられているとのことで、大正5年8月10日の落成式に博士は一家を
 あげて参列され、此処で数日をお過ごしになられたとのこと!!
 
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貴賓館1階の部屋からの眺め✧
 
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貴賓館1階の部屋からの眺め✧ 右側の建物は「生家の一部」 
 
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貴賓館1階の部屋からの眺め✧ 高台に建っているので眺望抜群です!!
 
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貴賓館1階の部屋からの眺め✧
 
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貴賓館1階の部屋からの眺め✧ 
敷地内には北里文庫から続く立派な蔵(書庫)もあります!!
       ❖ 蔵(書庫)の屋根は「兜屋根」といい、現存する蔵の中でもかなり珍しいもの
         とのこと!!   しかも、この工法は東日本を中心に多く分布していたので、
                 九州方面ではさらに珍しい貴重な屋根だそうです!!!
               ※「兜屋根」とは・・・通風・採光を目的として屋根が壁から浮いているもの。

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1階~2階へ上ることが出来るレトロな階段があります✧^^
 
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貴賓館2階の部屋に上がってみました(*^^*)
 
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貴賓館2階の部屋は1階よりさらに眺望が素晴らしくベンチまであります✧
 
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ベンチに座って絶景を堪能いたしました(*^^*)✧
 
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↑↑写真の、涌蓋山(わいたさん)のちょうど左下あたりに・・・2016年9月に入湯した
名湯・奴留湯(ぬるゆ)温泉共同浴場があります(✧▽✧)!!♨
 
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ズームしてみたけど・・・ 奴留湯(ぬるゆ)温泉共同浴場は見えませんでした・・・(;ω;)
 
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貴賓館2階からは1階よりも「生家の一部」横の石庭が見えます✧^^
 
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貴賓館2階の部屋✧
 
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次は・・・残存する「生家の一部」へ向かいます~~ 
明和元年(1764) 総庄屋5代目・北里伝兵衛家から分家して「坂下屋敷」と称していたが、
明治28(1895)年ご両親を東京に呼び、空き家となっていたため座敷の2間を
残して他は取り壊されたとのことです・・・ (いただいたパンフレットより)
 
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と~っても趣き深い茅葺屋根の外観にめっちゃ癒されました(*^ω^*)
 
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落ち着きのある和室(2間)に癒されます(*^ω^*)
 
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(左から)北里文庫と貴賓館を裏手側から☆ 
 
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順路的に・・・最後に北里文庫と蔵が繋がっているのが分かりました(^^;;;


北里柴三郎記念館
熊本県阿蘇郡小国町北里 3199
TEL; 0967-46-5466

営業時間; 9:30~16:30
休館日; 水曜日(祝日の場合は翌日)
入館料; 大人・300円
             小中高生・150円
             幼児・無料
 

 

* 撮影日; 2017年2月25日 *
 
 
 
 
 次回は、このあと行った3湯目の日帰り温泉に続きます。