温泉巡り旅の醍醐味

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福井~富山の湯巡り一人旅 ⑪ 世界遺産 五箇山「相倉合掌造り集落」散策~「茶店 まつや」さん

 
前回の続きです。
富山県南部に位置する五箇山地区・庄川のダム湖の畔にひっそり佇む、くろば温泉を出発して近隣の
世界文化遺産・「菅沼合掌造り集落」に立ち寄ろうと思いましたが・・・
この日も、湯巡り計画をギッシリ詰め込んでいたので、時間切れで泣く泣く諦めて・・・・・・
昨日、来た方向へ戻る形で、国道156~304号線に入りました。
そして・・・向かって左側に、五箇山でもうひとつの趣き深い「合掌造り」家屋が23棟立ち並ぶ世界文化遺産
「相倉(あいのくら)合掌造り集落」に続く狭い道を、南方向へ約500m入って行きました。
(「相倉口バス停」からは徒歩約7分 )
 
狭い道路を走って行くと・・・駐車場の手前で、係員さんが待ち受けていて、駐車料金・500円を手渡しで
お支払いしたあと、平日の小雨が降っていた日だったこともあり空いていて・・・
最寄りの第一駐車場に停められました!!
(↑↑は「世界遺産・相倉合掌造り集落保存協力金」として喜んでお支払いいたしました^^)
 
 
 
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第1駐車場の片隅に位置する「世界遺産相倉合掌造り集落保存財団」さん事務所の
左横には「相倉集落全景撮影スポット」に続く石段があるので行ってみましたが・・・
(先程まで雨が降っていたようで・・・ちょうど傘を差している方々が向かってますが
自分が到着したとたんに!? 雨は止んでいました・・・✧駐車場の手前側には、
合掌茶屋 相倉屋さん(お食事・甘味・お土産など)があります^^
 
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「相倉集落全景撮影スポット」には徒歩約5分で到達できるとのことですが・・・
 
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ちょうど中間点位で歩くのが嫌になって↑↑時点で挫折して下ってしまいました・・・(- -;;;)
 
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第1駐車場から集落内のメイン道路に出る真正面に・・・時期柄、田植えされたばかりの
水田の向こうに趣き深い「合掌造り」家屋が見えて大大感動(*≧▽≦*)✧ 
 
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集落内のメイン道路を歩いて行くと・・・左側に「民宿・庄七さん、
右側に茶店 まつやさんが見えてきます✧^^
❖ 相倉集落には「合掌造り」家屋の民宿が6軒あります ❖
 
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「民宿 庄七さんのちょうど向かい側には・・・「民宿 勇助さんが位置していて
ちょうど茅葺き屋根の葺き替え工事が行われていました・・・
屋根の葺き替えは15~20年毎に、今は森林組合が中心となって行われているとの
ことなので、かなりレアな場面に出逢えてラッキーでした(✧▽✧)!!!



「相倉合掌造り集落」は1995年12月、ユネスコの世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として
登録されました。
此処には23棟もの「合掌造り」家屋が現存しますが、約100年~200年前の建造物が多く、なかでも古い
ものは、約400年前に建築されたとのことです。
屋根の傾斜角度は60度と急勾配で、断面は正三角形に近く、日本でも有数の豪雪地帯らしい積雪対策(屋根に
積もった雪が滑り落ちやすい設計!!)が成されている形をしています。
この、掌を合わせたような三角形に組まれた丸太組みを「合掌」と呼ぶことから「合掌造り」という名称の
由来があるとのことです。
この大きな屋根を支えるのは、根元の曲がったチョンナと呼ばれる太い梁…斜面に生育した自然に曲がった
ナラ材を用いています。
また、合掌の組み立てには釘は一切打たず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を使用しているとのこと。 
雪深い厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活の場と生業(なりわい)の場をひとつにした合理的な
造りです。
   (いただいたパンフレットより・一部加筆)
 
そのような、人々の生きる知恵が生んだ素晴らしい「合掌造り」家屋が長年にわたり密集する「相倉集落」は、まさに世界文化遺産に相応し過ぎると思います!!!✧



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小径を行くと「民宿 長ヨ門さん(右側)~交流館「高桑家」~「五箇山和紙漉き体験館」
あります^^ 時期柄、花菖蒲が綺麗に咲いていて実に風情があって癒されます✧
 
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趣き深い外観が魅力的過ぎて癒される「民宿 庄七」さん✧
 
 
 
この集落は、現在は合併して南砺市ですが・・・まだ東砺波郡平村だった時代に、地質学合宿授業の解散後に、
時間&気の合う友人たちとフラッと立ち寄って、その珍しさと素晴らしさに圧倒されて癒されまくった
自分を含めた男女6人で、行き当たりばったり当日予約からなだれ込んでお世話になった「合掌造り」の
民宿が超絶懐かしくて・・・でも名前を覚えるのが苦手なゆえ、何処か分からず・・・これは是非、確かめたい・・・
思って、1湯減らしてでも絶対に外せませんでした!!
当時は、ちょうど5月の山菜が美味しい時期で・・・夕朝食に出していただいた山菜料理や川魚、堅くて濃厚な
「五箇山豆腐」が美味し過ぎて、しばらくの間友人たちと「あの五箇山の民宿最高だったね~~^^
特に、夕・朝食!!  めっちゃ美味しかったよね~^^」って言い合っていたほど、思いっきり印象深く、
皆と自分の心に残っていたのでした(*≧▽≦*)✧✧✧
❖ 五箇山豆腐とは・・・五箇山の清冽な水と地場産の大豆で、機械を使用せずに100%手作りの、
     通常の豆腐の4倍もの大豆を使用した、超濃厚な美味し過ぎる豆腐です✧^^
     縄で縛って遠路まで持ち運んでも崩れにくいように、堅い豆腐が作られたとのことです。
 
今回、再訪するまでは・・・「民宿 庄七さん↑↑に宿泊したものと思い込んでいましたが・・・
いざ行ってみると、もっと奥まった場所にひっそりと佇んでいて素朴で、玄関前に大きなグミの木があって・・・民宿の女将さんが、もぎたての完熟大粒グミの実を大皿いっぱいに盛って、ウェルカムフルーツとして
出してくださったのですが、ゼミ仲間たちの口には合わないようで(甘くて美味しいけど、独特な野性味のある苦みが全く受けてなかった・・・)大食いで、ゴーヤ・山ウドなど・・・苦味に超絶強い自分は、平気な顔で
美味し~く全部完食して、皆にビックリされた記憶が最も強烈に残っていたので・・・
そういった、実にくだらない記憶から此処じゃないと確信し、最もそれらしい怪しい感じの「合掌造り」の
家屋は・・・既に民宿を廃業(休業?)されていました・・・(><;;;)



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集落のほぼ中心部に「原始合掌造り」と「越中五箇山 相倉集落 史跡指定記念碑」があります
 
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集落のほぼ中心部・茶店 まつやさん前から見た(↑↑右から)「民宿 与茂四郎さん~
おそらく以前宿泊した民宿(現在は廃業?)~「原始合掌造り」~「合掌造り」家屋の民家
 
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おそらく・・・↑↑↑写真左下の「合掌造り」家屋が、前庭にグミの木らしき樹木もあって
超~最有力!!・・・って思い出しましたが・・・既に廃業されていて普通の民家でした・・・
それでも住人の方がシッカリ守ってくださっていてホッとしました(^。^)
右側の「合掌造り」家屋は「民宿 与茂四郎(よもしろう)さん^^
 
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「民宿 与茂四郎さんの案内板はお洒落✧    外国人観光客の方々にも大好評のようです^^
 
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茶店 まつやさんの奥には「民宿 五ヨ門さんが佇んでいます^^
 
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「合掌造り」家屋のような造りの、趣き深い茅葺き屋根の相念寺さん卍 左隣に建つ
合掌造り家屋は、ご住職さんがお住まいとのこと^^ 写真はありませんが・・・
集落内には、もう1ヶ所・見覚寺という小さな寺院があり、まつやさんの裏手には
地主神社が鎮座されていて、集落の入口付近には愛宕社も鎮座されています(_人 _)
 
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「相倉民俗館」(旧 尾崎家)
(先住民が使用していた生活道具及び農具の展示・五箇山の四季ビデオ放映)
 
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1階部分は居住空間・紙漉き場・鉄砲の火薬となる塩硝(えんしょう)製造、2階は、広い
作業空間と採光・保温を必要とする養蚕に使用されていたとのこと・・・此処では、
この様子をゆっくりと見学できます(2つ↓↓の「相倉伝統産業館」でも見学できます)
 
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さらに集落の奥には「民宿 なかやさんが佇んでいます
 
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向かい側には「相倉伝統産業館」へ続く下り坂があります~~
 
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「相倉伝統産業館」(旧 中谷家) 集落の最も奥地にひっそりと佇んでいます
(五箇山の伝統産業の和紙・塩硝に関する資料などの展示・五箇山の民謡ビデオ放映)
 
 

【大切な世界遺産を維持・残存するために・・・観光・見学時の注意点】
① 茅葺き屋根は非常に火に弱い建造物なので、歩きタバコは絶対にしないように。
  ポイ捨ては言語道断です!!
② 住民の方々の生活が営まれていますので、特に「合掌造り」の家屋の中を覗いたり、
  無断で戸を開けたり立ち入らないでください。(←は不法侵入になります・・・)
    ※「合掌造り」家屋の内部は「民俗館」「伝統産業館」で楽しめます✧
    最も楽しめるのは民宿に宿泊することだと自分は身にしみて思っております・・・^^
③ 住民の方々の車の通行時には道をあけてください。
④ 住民の方々の生活を守るため、早朝と夕暮れ以降の見学はご遠慮ください。
⑤ 美しい自然景観と文化遺産をゴミ公害から守るため、ゴミは持ち帰りましょう。
(いただいたパンフレットより)
 
 
 
ひと通り集落内の目ぼしい場所を回ったあとは、中心部に位置する茶店 まつやさんの店内を外から見ると、
まだ11時半過ぎということもあり空いていたので・・・
これはチャンス~~!! って思い、迷わずお邪魔して少々早めの昼飯にしました♬
 
茶店 まつやさんは「相倉合掌造り集落」のメイン道路に面しています。
大正時代から旧五箇山街道にて、山間部~砺波平野を往来する人々の休息・憩いの場として、
また、集落の生活用品や食品・酒類の販売をしてこられたとのことです。
現在では、五箇山ならではの美味しい味覚を思う存分堪能できる茶店・食事処となっていて四季折々の旬の
お料理の献立は、年4回メニューが変わるとのことです。
多くの土産品も取り扱われており、迷ってしまうほど・・・(^^;;;
(時間に迫られていたので山菜の漬物を購入出来なかったことが心残りです~~;ω;)
 
 
 
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茶店 まつやさんの実に趣き深い外観✧
風情ある和の趣きの店内にはテーブル席・カウンター席・小上がり・テラス席など
         バラエティに富んだ約60席が用意されています^^
 
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店内に入り、ド根暗な自分が真っ先に座った席は・・・↑↑の最端席でしたが・・・
意外と外からの見通しが良く、通行人に見られて嫌だったので・・・と~っても優しくて
明るい素敵な大将に「1人でも↑↑の背後の(大きな)テーブル席に移っても良いですか??」
って恐るおそる尋ねてみたら快諾してくださったので、早速移動したら物凄く落ち着きました♬
 
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あ~~~・・・これでやっと!!  ゆ~~っくり落ち着いて美味しい食事をいただけます♬✧
そして、退散するまで気兼ねなく・・・始終1人楽しく心置きなく過ごせました~(^ω^)
 
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どれも美味しそうなメニューで迷ってしまい・・・最もお勧めの美味しそうな「まつや定食」
お宿の朝食からまだ間がなかったので少々量が多く・・・(←次回は絶対にコレ!!✧)
天ぷらそば定食」と、大好物のコゴミが入っている「山菜ざるそば」とで迷ってしまい
ましたが・・・めっちゃ優しくって明るい大将に「コゴミが大好物ですけど天ぷらも
いただきたいので迷ってますよ~~^^;;;」ってほざくと・・・「少し入れたるよ~^^」
って笑顔でご対応くださいました(*≧▽≦*)♬✧ ※ この他に「ぜんざい」などの甘味もあります
 
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「天ぷらそば定食」(温かい蕎麦もありますが「ざる蕎麦」が大好きなので^^;;;)
五箇山蕎麦は絶品✧ 地元産の山菜「山ウドの葉」や野菜の天ぷらもサクサクしていて
超絶美味し過ぎ(✧▽✧)!!  そして・・・大好物「コゴミ」の胡麻和え・姫竹・山ウド・
五箇山豆腐の炊き合わせもお出汁がきいていてめっちゃ美味しい✧✧✧ そのうえ・・・
おにぎりは地元産のつやつやコシヒカリなので、この上なく美味し過ぎてあと4個は
ラクにいけたほど・・・(✧▽✧;;;;;   手作りの「香の物」もちょうどイイ塩梅で完食♬✧
この記事作成にあたり改めて見ると・・・今すぐにでも相倉集落に飛んで行きたいほど・・・
もう超絶美味かった~(✧▽✧)  これは機会を作って近いうち再訪決定です!!!✧


 
富山県南砺市相倉 445
TEL; 0763-66-2631

営業時間; 8:00~17:00
交通; JR新高岡駅~世界遺産バス 約1時間18分~「相倉口バス停」下車~徒歩約9分
   または
         JR高岡駅~世界遺産バス 約1時間~     〃
   または
    JR城端駅下車~世界遺産バス 約23分~   〃
                  (バス停から徒歩の場合は高低差があります・・・)   

 
 
 
* 撮影日; 2018年5月30日 *
 
 
 
 
次回は、このあと訪れた日帰り温泉に続きます。