前回の続きです。
熊本平野でも北西部に位置する植木温泉を出発してから、県道53号線に入って北東方向に走ると･･･
国道325号線に出て、さらに東側の菊池温泉（←復路にて入湯します♨^^）付近まで走って右折すると、
国道387号線（日田街道）の山道ルートに入ります。
途中に数ヶ所の交差点はありますが･･･ひたすら国道387号線「小国（おぐに）」方向の標識に従って走り、
この日６湯目の温泉宿へ向かう道中の左側に、坂本善三美術館の案内板が見えてきたら到着です。
植木温泉を15時過ぎ頃に出発してから、平日だったので比較的道路がすいていて飛ばせたものの･･･
それでも約50分ほど経っていました･･･。
小国(おぐに)町特有「置き屋根式」の蔵を模した展示棟・収蔵棟があります
ちょうどこの時期は「小国収穫祭」が開催されていました＾＾
「置き屋根式」の蔵を模した展示棟・収蔵棟の一部
明治５年に小国町下城に建てられた風情ある古民家を移築した展示棟
展示棟の中は全館で「畳敷き」⇒ 美術館では日本で唯一の形式とのこと！！✧
長閑な田園風景の中にひっそりと佇む坂本善三美術館は、熊本県阿蘇郡小国町黒渕出身の洋画家（抽象画）
坂本善三画伯が、愛してやまなかった生地の鉾納社の神域に接して、ご遺族から多数の作品の寄贈を受け、
芸術の功績を讃えて平成７(1995)年10月に開館された、とっても魅力溢れる美術館です。
坂本善三画伯は「グレーの画家」「東洋の寡黙」と評される抽象画家として知られています。
故郷の風土や自然に根ざした彼の作品は、日本独自の抽象であると世界でも高い評価を受け、お亡くなりに
なるまで熊本で制作を続けられ、熊本の美術界に大きな足跡を残されました。
「小国の自然から生まれた坂本善三芸術は、小国の生活の中にあるのが最も似合う」というコンセプトから、
明治５年に小国町下城に建てられてた古民家を移築し、加えて小国特有の「置き屋根式」の蔵を模した
展示棟と収蔵棟を新築して、日本で唯一の「畳敷き」の美術館が誕生したとのことです。
畳に腰を下ろして、ゆっくりと作品を鑑賞出来るのが嬉しいと好評です！！！
そのほか、オリジナル商品を揃えたミュージアムショップや美術図書を備えた休憩室もあり、小国の豊かな
四季の表情を楽しみながら、ゆったりと寛げます。
また、ミュージアムコンサート・作品鑑賞会・美術工房などの様々なイベントも開催されるとのことです。
❖ 以上、いただいたパンフレットより ❖
自分が訪れた時は、ちょうど「小国収穫祭」という「シリーズアートの風 第六回」目の特別展示がされて
いました。（2016年9月9日～10月30日）
鉄の作家ZUBEこと藤本髙廣氏の作品「藤本髙廣のくず鉄魂 地産地生」という、小国町で集めた鉄の廃材を
使用して、町内の鉄工所で制作された作品が展示されていました。
この美術館内以外にも小国町各所に展示され、小国で生きた道具たちがこの地で新たに生まれ変わった姿を
見ることが出来るという、一風変わった形のアート作品です。
※ 館内は写真撮影不可ですが･･･屋外の作品はＯＫでしたので以下に列挙しておきます！！✧
藤本髙廣氏の作品「くず鉄魂 地産地生」を鑑賞するころには辺りが暗くなってました･･･
昔、使われていた農機具もアートとなっています！！
熊本県阿蘇郡小国町黒渕 2877
TEL; 0967-46-5732
開館時間; 9:00～17:00（入館は30分前まで）
休館日; 毎週月曜日（祝日の場合は開館・翌日休館）
❖ その他、展示替えの際の休館日あり 要確認 ❖
入館料; 一般 500円
大学生・高校生 400円
中・小学生 200円
※障がい者手帳等をお持ちの方は無料
年間フリーパス; 3,000円（１年間有効）
交通; ＪＲ熊本駅～九州横断バス「くじゅう号」約90分～南小国町役場バス停下車～
タクシー約15分
阿蘇くまもと空港～ 〃 〃 約60分～南小国町役場バス停下車～
タクシー約15分
ＪＲ博多駅・福岡空港～「黒川温泉行き」約2時間30分～ゆうステーション下車～
タクシー約5分
* 撮影日; 2016年10月26日 *
次回は、この日６湯目の温泉宿に続きます。
