温泉巡り旅の醍醐味

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鹿児島北部・熊本南部の温泉一人旅 ⑲ 湯の児温泉「昇陽館」さん

 
前回の続きです。
熊本県最南西部・水俣市を代表する2つの温泉地のうちのひとつ「山の湯・鶴の湯温泉」を出発して
県道117号線に戻り、一旦、国道3号線に出ないで済む、地図上で見つけた裏ルートで、そのまま真っ直ぐ
国道3号線を突っ切って、県道56号線に突入しました。
そして、次は2つの温泉地のうちの、もうひとつ「海の湯」と言われている、不知火海沿いの風光明媚で
閑静な温泉地・湯の児(ゆのこ)温泉の方に向かいました。
出発して約20分ほどで、この日6湯目で旅程では3泊目の昇陽館さんに到着しました。

この温泉宿の決め手は、何といっても不知火海の新鮮な海の幸をふんだんに使用した海鮮会席料理を
リーズナブルな価格で楽しめ、どの部屋からも美しくて爽快な不知火海を一望できる、全室オーシャンビュー
のうえ、全て100%源泉掛け流し!!!という良質な温泉を、多彩なお風呂で思いっきり堪能できるという、
超絶魅力的な素晴らしい温泉旅館ということでした✧^^
※ リーズナブルに泊まれるのは本館(全11室)の方で、自分はモチロンこちらでしたが・・・
   比較的新しい西館(全12室)は+6,000円位~とのことです。(全23室)
 
 
 
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外観(正面玄関側) 左上部の連絡通路は「絶景展望露天風呂」へ続いています♨✧
↑↑写真はチェックアウト後に撮りましたが・・・とーっても感じ良くって明るく快活な
おそらく自分と同世代のフロントの女性が駐車場まで送ってくださる途中でした^^
"暇と金さえあれば”即!! 温泉巡り旅の計画を立ててしまう自分と同じように、彼女も
1人旅大好き✧^^とのことで話が合って色々とお話ししながら・・・でした(*^^*)♬
 
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フロント前のロビー
 
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本館(2階建て)宿泊部屋の2階・210号室

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6畳+次の間2畳+広縁+洗面室という1人では充分な広さ✧♬
 
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落ち着きのある寛ぎの和室^^正面には美しい不知火海が見えます(✧▽✧)♬
 
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床の間には掛軸&生け花(造花ではありません^^)が飾られていて癒されます(^ω^)
と~っても感じ良くて優しくって明るい仲居さんがお茶を淹れてくださいました✧^^
 
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広縁から続く窓際にあるお洒落な洗面室✧
自分の必須アイテム「液体ハンドソープ」も備わっていて嬉しい限り✧^^
 
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広縁には2人掛けの籐製ソファがあります^^
 
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広縁の窓から眺望する不知火海(湯の児特有の小島が見えます♬^^)
もし晴れなら数倍美しいだろうなぁ・・・って、曇天でも海を見るといつでもホッとします^^
 
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窓側(広縁)の方から次の間方向を☆
 
 
 
湯の児温泉の歴史は古く、4世紀に第12代景行天皇がこの地を訪れられた際、お湯が湧出しているところを
発見され、湯温が低かったことから「湯の親ではなく、子だ!」・・・と仰られたことから「湯の子」→
「湯の児」と名付けられたと言われているのことです!!!
湯の鶴温泉で思わぬ長湯をしてしまったので・・・到着は予定より遅い17時過ぎだったのですが・・・
担当してくださった仲居さんが、と~っても優しくて明るくお茶目で、めっちゃ機転が利く方で、夕食時間を
限度まで遅くしてくださり「まずはお風呂にゆ~っくり入られてくださいね^^」って仰ってくださったので
お言葉に甘えて・・・(さすが!! アットホームで明るくやわらかな雰囲気の、寛ぎの温泉宿と評判だけあって
とっても居心地が良く、超ゆ~っくりと過ごせました♬^^
まずは、最も気になっていた貸切家族風呂「ほら穴の湯」に行きましたが・・・先客さんがいらしたので、
もうひとつの家族風呂「ひのきの湯」に移動しましたが、これまた人気があって入れず・・・(結局、どちらも
入らずじまいでした・・・;ω;)
❖ 結局、あとから写真だけ撮れた2つの家族風呂にも入れるチャンスはありましたが・・・
  始終、貸切状態だった広々~~とした開放的な展望風呂「亀寿の湯」が気に入ってしまい
     結局・・・こちらの方に、夕方・夜の2回共ゆ~っくりと入湯しました!!♨✧✧
 
途中、バッタリ出逢った福岡から来られた50代位の女性と、ひょんなことから立ち話となり・・・
自分は一人で5日間、湯巡りしてます^^って言うと・・・「私も一人旅大好き~~!! ・・・でも今回は、
家族と一緒で窮屈~~」・・・って話が盛り上がり、一緒に2つの貸切風呂や展望露天風呂の様子を見に
行ったりと(どちらも入湯中)・・・出逢ったばかりで、こんなに気が合うとは!!!
・・・ってことは、近くに住んでいたら親友になったかも~~♬^^
そして別れ際・・・「今だれも居ないから、ゆ~~っくり入れるわよ~!!^^」って教えてくださったので、
余裕を持って行けました(*^^*)v
それにしても・・・結局、帰るまで大浴場などで再会できなくて残念でした(;ω;)
 
 
 
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 ↑↑写真左側の本館から出てすぐの場所にある貸切家族風呂」♨
「ほら穴風空いていれば好きな時に何度でも利用できます!!✧
 
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 「ほら穴風呂」脱衣室 (ほら穴感演出のため?↑↑と
浴室までのアプローチは結構暗めの照明なのでご注意を!!)
 
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まるで鍾乳洞の中で湯浴みしているような感じに浸れる趣のある浴槽!!♨
岩壁伝いに源泉がゆっくり流れてくるので、その分ぬる湯になっています・・・
浴槽の縁からは、少量ずつ注がれている分だけオーバーフローしています~~
 
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少々階段を上った場所にある貸切家族風呂「ひのきの湯」の清潔な脱衣室✧
こちらも、空いていれば好きな時に何度でも利用できます♬
 
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浴槽~床まで檜造りのお風呂✧ 向かって浴槽右側のふちから贅沢にオーバーフローしています~~
 
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湧出口からは滔々と源泉が掛け流されています♨✧
 
 
 
夕食前と23時過ぎには、館内から約50mほど離れた場所に佇む、温泉専用の新館(別棟)「展望風呂・
亀寿の湯」に行きました♨✧
一見、2階建てに見えますが・・・1階部分は広~い玄関だけで、階段から2階部分にある男女別の大浴場に
繋がります。
内湯のみですが、亀の甲羅柄の床と天井まで届く大きなガラス窓から望む不知火海の絶景が開放的で、
めっちゃ爽快です!!✧
夜は漁火を眺めながら、ゆ~っくり湯浴みを満喫できます♬✧
 
 
 
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温泉専用の新館(別棟)「展望風呂・亀寿の湯」♨✧
 
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1階部分は広~~くてツヤツヤのフローリングの玄関のみ!!
 
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2階部分には天井まで届く大きなガラス張りの窓の休憩処があります^^
この日は曇天の17時半過ぎ(10月中旬なので薄暮な感じ・・・)でも海が見えて
イイ感じでしたが・・・晴天時の日中はもっと爽快な風景を楽しめるようです✧
 
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畳敷きの休憩処の上から1階へ続く階段と大浴場入口を☆(男女入替ナシ)
 
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 清潔感溢れる広々とした、とっても快適な脱衣室&パウダーコーナー✧
 
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天井まで届く大きなガラズ窓からは、爽快な不知火海が一望できます✧
夜は漁火を眺めながら、ゆ~っくり湯浴みを満喫できます♨✧
 
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「亀寿の湯」という名称は、特徴的な亀の甲羅柄の床↑↑から・・・とのこと(*^^*)
↑↑写真右の窓から・・・お隣には廃墟となった立派な旅館が見えて少々怖かったですが
あとから調べると名旅館「山海館」さん跡とのことでした・・・非常に残念です(;_;)
とっても素晴らしい昇陽館さんには末永く頑張っていただきたいと心から願いました✧
 
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大きな浴槽には青みがかった極微白濁色の温泉がなみなみと湛えられていて
↑↑写真右下部・浴槽の溝からは贅沢にオーバーフローして掛け流されてます♨
 
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湯口からは良質な温泉が滔々と注がれて掛け流されています♨✧
この素晴らしい内湯を始終、静寂な貸切状態で贅沢に堪能できて感無量!!(✧▽✧)
思いっきり長湯できました♬^^いつか機会あらば・・・今度は晴天時の日中に・・・✧
 
 
 
この他に、本館にも男女別の内湯中浴場があります♨
悪天候時や、足腰の悪い方には便利かと思われます。(こちらは写真撮影のみ・・・)
 
 
 
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本館にある浴場入口
 
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  本館浴場「女湯」脱衣室 フェイスタオルが備え付けられていて便利!!
 
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こじんまりとした内湯のみの浴室♨ 源泉温度が高いので、熱過ぎる時のために
 青色のホースで加水して温度調節できるようになっています・・・
 
 
 
そして、めーーっちゃ魅力的な、お宿随一の男女別”絶景大露天風呂”があります♨✧✧
特に「華紋の湯」(女湯)は、約5階相当の場所に位置し、威風堂々と穏やかな不知火海に広がる、
このお宿随一の絶景展望大露天風呂です!!!(✧▽✧)♨
 
「五色岩の湯・木かげの湯」(男湯)は2階相当の場所に位置し、それぞれ色の違う巨岩と青松が不知火海へ
続くような感じの露天風呂とのことで、巨岩は採石地で選びに選び抜かれて配しているとのことですが、
男女の入替えが無いので入湯できずでした。
同じ場所にある「木かげの湯」は、巨石を2つに割り中をくり抜いて造った1人用のお風呂とのことです。
 
 
 
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本館を出て渡り廊下を行き・・・ 
 
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スリッパを履き替えて外階段に出てさらに・・・ 
 
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        結構な急坂を上って行きます・・・(- -;;;)                    
 
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そしてやっと・・・お宿随一の絶景展望大露天風呂「華紋の湯」に到着♬✧^^
 
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「華紋の湯」脱衣小屋
 
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紺色の暖簾をくぐると↓のシャワー&カランがある洗い場があります✧
 
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洗い場室にはシャワー&カランが2基あります✧
 
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このお宿随一!! 5階相当の場所に位置する絶景大露天風呂♨(✧▽✧)!!!
到着した日は時間的に無理(どのみち真っ暗で何も見えないと聞いていたので・・・)
だったので来れず・・・翌朝、少々早めに来てみたら思わぬ絶景にビックリ!!!!!✧✧✧
 
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こちらにも青みがかった極微白濁色の温泉が贅沢に掛け流されています♨✧^^
 
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一見、たいして広くは見えなかった、野趣溢れる岩造りの大露天風呂は・・・
さすが!! 入ってみるとめ~~っちゃ広い!!!!!♨
 
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大きな浴槽に源泉が贅沢に注がれています♨^^
 
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青松も美しく大きな岩が配された露天風呂は入ってみるとめっちゃ広い~~♬✧
 
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↑↑は大露天風呂でも最も源泉湯口から遠い方なので「ぬる湯」になっています・・・
 
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浴槽中央部から湧出口(可愛いキノコ型?のような燈篭の左隣)側を☆
 
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最も湧出口から遠い側から脱衣&洗い場小屋を☆
 
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大きな岩造りの浴槽からは不知火海を眺望できます(*^^*)✧

 
 
❖ このお宿では2つの源泉を使用しています♨♨
 
【4階女性露天風呂・本館1階内湯】
源泉名; 湯の児温泉
湧出地; 水俣市浜字上外平 4083-65
泉質; ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性中性高温泉) pH; 7.4
ほとんど無色透明(青みがかった極微白濁色)・極微塩味&硫黄味・微弱硫黄味
泉温; 51.7℃ 湧出量; 108リットル/分(掘削井 掘さく深度 171.5m 動力揚湯) 100%源泉掛け流し!! 
メタけい酸含有量; 69.6 mg/kg   }⇘
メタほう酸含有量; 18.1 mg/kg   }⇒「美肌の湯」✧^^
 
【離れ展望大浴場】 
湧出地; 水俣市大道 1213-16
泉質; ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) pH; 7.81
ほとんど無色透明(青みがかった極微白濁色)・極微塩味&硫黄味・微弱硫黄味
泉温; 52.0℃ 湧出量; 111リットル/分(掘削井 掘さく深度 106m 動力揚湯) 100%源泉掛け流し!! 
メタけい酸含有量; 71.8 mg/kg   }⇘
メタほう酸含有量; 18.3 mg/kg   }⇒「美肌の湯」✧^^
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺などの 
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
 
【日帰り入浴もできます♨】 
営業時間; 12:00~17:00
休館日; 無休
料金; 大人・700円

 
 
次は夕食です。
不知火海の新鮮な海の幸をふんだんに取り入れた和会席料理を、めーっちゃ感じ良くて優しい50代位の
仲居さんが、と~~っても素敵な癒しの笑顔と共に、部屋まで運んで来てくださいました(*^ω^*)
心底、癒されてゆっくり美味しくいただきました(*^^*)✧

 
 
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新鮮な不知火海の幸(特に太刀魚のお造りが珍しい!!✧)を中心とした
季節感満載の、と~っても美味しい旬の料理の数々(✧▽✧)♬
この日は昼飯抜きだったので、めっちゃ腹減っていて日本酒よりも・・・
より満腹感が出るであろう、大好物のアサヒスーパードライにしました♬✧
 
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ワタリガニの酢の物・地元産豚のしゃぶしゃぶなど美味しいものが満載!!!
 
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シメは白飯(←お代わりできます✧^^)&香の物・お吸い物✧ 
 
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デザートは美味しい柿✧&パセリに隠れた巨峰と・・・パッと見めっちゃ甘そうで・・・
甘いものが苦手な自分はどうしようかと思って・・・おそるおそるいただいてみたら
  なんと!! 甘さ控えめ絶品の栗水羊羹(✧▽✧) あと10個くらい欲しかった~♡^^ 
 
 
 
次は朝食です。
こちらも、前日と同じくと~っても優しい素敵な仲居さんが、癒しの笑顔と共に部屋まで運んで来て
くださいました(*^^*)♬
1人旅にとって、朝夕共に「部屋食」は超絶うれしいサービスで、オススメのお宿です!!!✧
 
 
 
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どの品も朝からスルッと美味しくいただける身体に優しいものばかり♬
大好物の白飯もお代わり出来て嬉しい限り✧^^デザートのみかんはモチロン熊本産!!!
まだ青みがかったオレンジ色でしたが・・・意外にも、めちゃくちゃ甘くて美味しかった~~(*≧▽≦*)
多彩なお風呂に美味しい料理・サービス・おもてなしもめっちゃ気に入ったので
機会があったら是非ぜひ!!!  再訪して、ゆ~ったりと過ごしたいお宿となりました✧^^ 

 
熊本県水俣市湯の児 4098-40
TEL; 0966-63-4121
in; 15:00 out; 10:00
  
宿泊; 1泊2食付(本館)10,950円~ 1人泊OK!!(建物は古いけど設備が整っていて清潔✧)
     〃   (西館)16,350円~(より快適さを求める方はこちらが良いと思われます)
          ※ 支払時クレジットカード利用不可・現金のみ
 
交通; JR新水俣駅~車約15
   (宿泊者は送迎あり・要予約)
          または
          肥薩おれんじ鉄道 水俣駅~みなくるバス「湯の児行き」約25分~「湯之児公園前」バス停下車~すぐ



 
* 撮影日; 2017年10月15~16日 *
 
 
 
 
 次回は、このあと訪れた1湯目の日帰り温泉に続きます。
 
 
 

    ❖ 昇陽館さんで1人宿泊可能なプランは↓↓から予約できます♬ ❖