温泉巡り旅の醍醐味

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熱海温泉~南紀勝浦~白浜~伊東温泉 5泊6日 回想録 ①「大観荘」さん

 
                  熱海~南紀勝浦~白浜~再び南紀勝浦~伊東温泉の旅
                             5泊6日 回想録 (2009/07/22~27)
 
                1泊目
  
熱海温泉は、自分の小さいころからの憧れの地だった。
関西人の父親の転勤先はちょうど大阪市、母親は東京生まれの東京育ちなので、幼少時から数十回くらいは
東海道新幹線に乗せられて母親の実家に遊びに行ったりして移動しており・・・
現在まで、東海道新幹線にはおそらく百回以上はお世話になっている<m(_ _*)m>^^ 
 
大阪方面からの楽しみは・・・まずは、青く光る汽水湖・浜名湖。
次は広大な静岡の茶畑、そして好天時には窓いっぱいに広がる雄大な富士山!!✧ 
そしてその次に来るものは・・・真っ暗なトンネルを抜けると、眩しいくらい明るい太陽の下、紺碧の海が
チラッと見えて情緒溢れる温泉街が眼下に広がっている!!✧
今は取り壊されて無いが、西熱海ホテルさんの円形の建物が珍しくて、見えるたびに感動していた・・・。
色で例えると、クリアな紺碧・オレンジのイメージ!(^^)!✧
 
初めて夢の別天地・熱海温泉に足を踏み入れた時の感動!!!✧ 
しかし、せわしい家族旅行だったので、あまりいい記憶はないが・・・それでも、ウオミサキホテルさんから
望む相模湾と山側に開けた温泉地の風景は、とっても感動的で言葉を失うほどであった・・・
よく熱海を「東洋のナポリ」というけど、まさにそのもの!!!
そして、夜は百万ドルの夜景☆彡
昔、イタリアに短期留学した際、ナポリにも立ち寄ったことがあるので、じつにソックリだと思う!!
 
あと、2005年8月に熱海花火大会を観るために以前お世話になった、ウオミサキホテルさんのすぐお隣に
位置する、秀花園 湯の花膳さんからも上記同様に、素晴らしい眺望を思い切り楽しむことができ、そのうえ
暑い中、外に出る必要もなく・・・なんと部屋の窓越しに、豪華絢爛な花火を思う存分満喫できた~\(^o^)/
 
少し海辺から入った所に位置する、旅館 立花さんの一部のお部屋と屋上からも、素晴らしい眺望&花火を
楽しめた♬✧^^
 
そんな熱海温泉が大大大好きで、日本広しと言えどもいつの間にか・・・今までに最も多い来訪数の温泉地と
なっていた(^o^)♨✧ 
無意識のうちに、ついつい足が向いてしまったのであろう・・・・・・
ブログ記事更新を機に、過去の手書きの日記から数えてみたが、お隣の伊豆山温泉も含めると、リピートの
お宿を含めて21回(今回が最新)も訪れていた!!!!!♨
 
海にすぐ山が迫る地形の中、海岸線に沿って旅館・ホテルが立ち並ぶ、この上ない風光明媚な温泉地。
熱海サンビーチ沿いには、尾崎紅葉「金色夜叉」の、貫一・お宮の像があり、そこには松も植えられていて、
「お宮の松」と呼ばれている。
 
 
 
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2007年12月に訪れた後楽園ホテル・タワー館さんの1階ロビーにて^^
 
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こちらも後楽園ホテル・タワー館さんのお部屋から見た風景✧
 
 
 
歴史的には最も古い温泉であり、およそ1500年前の仁賢天皇の時代に、海中から噴き出した温泉を近郷の者が
発見、以来「熱い海」であることから「熱海」と名付けられたとされる。
江戸時代には徳川家康が来湯し、以来徳川家御用達の名湯として名を馳せたとのこと。
明治以降は文人墨客が多く訪れ、多くの作品がこの地を舞台に描かれた。代表的なものは、尾崎紅葉の
「金色夜叉」で熱海を全国区のものにした。
他には、永井荷風の「冬の日」、林芙美子の「うず潮」などがある。
自分が大好きな江戸川乱歩先生も、魚見崎や錦ヶ浦などこの地を舞台にした作品を残している!!
 
昭和30年代は新婚旅行のメッカであったそうで・・・
その後、団体旅行を誘致するようになり、歓楽街化して賑わいを見せたがイメージは低下した・・・。
バブル経済崩壊後は団体客が減り、休館・廃業する旅館・ホテルが目立ったが・・・最近では、温泉の良さが
見直されてブーム(ブームで終わって欲しくない!!!♨✧)となり、個人客が徐々に増えてきている。
※ 自分は温泉ソムリエなので、効能豊かな温泉の良さ・温泉旅館・ホテルなどの癒し効果などについて
  今後も出来る限り、最大限の貢献をさせていただきたく思います♨✧
 
海沿いは塩化物泉、山沿いは硫酸塩泉の源泉が多い。
毎分湧出量は、18,000リットルにもおよび・・・総源泉数は、なんと500本以上とのこと!!!♨
 
熱海七湯は、大湯・野中の湯・佐治郎の湯・風呂の湯・清左右衛門の湯・河原湯・小沢の湯
以前訪れたことのある、古屋旅館さんの大浴場には、このうちの清左右衛門の湯が贅沢に源泉かけ流しで
注がれており、とっても良質の温泉を思う存分楽しめた!!!✧
 
 
今回の旅行の初日にお世話になる、熱海大観荘さんは、情緒溢れる温泉街の中でも、閑静な山沿いに佇む
純和風数寄屋造りの温泉旅館。
JR熱海駅から徒歩約3分ほどだが・・・何しろ急な坂なので、事前に予約しておけば送迎していただける^^
今回で2回目の訪問になる(*^_^*)♨♨
 
壮大な美しい日本庭園を有し、風情溢れる本館(1940年築;1968年改装)・南館(1958年築;1967年改装・
2006年一部改築)・東館・比較的新しい西館・西別館(以上は築年数不明)・新しい南別館(2006年築)・
北館がまとまって建っている。
館同士は趣きある回廊などで繋がっている。
 
 
 
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古い建物が好きな自分にとって、今回宿泊した南館はとっても魅力的で、味のあるお部屋で感動!!✧
古い中にも一部改装済みの浴室やトイレ・洗面所などは、とっても快適・便利であり嬉しかった(*^-^*)
 
 
 
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ロビーでいただいた抹茶も美味しかったが・・・季節的に、お部屋で出していただいた冷たい和菓子と冷茶が
ホントに嬉しかった~(*^-^*)♬✧
 
そして、くつろぎのお部屋で一息入れたあとは、大好きな大浴場「ひのきの湯」へ・・・
と思ったが・・・あいにくこの日は改装中でクローズ(>_<)
しかし、もうひとつの大好きな「滝の湯」が女性用だったので、貸切状態でゆ~っくりと名湯を堪能し、
人工の滝ながらマイナスイオンをたっぷりと楽しんだ(^▽^*)♬
このお宿の大浴場には、バスタオル・フェイスタオルが備わっているので、いつでも好きな時に手ぶらで
気軽に温泉を楽しめて、とっても便利でうれしい!!✧
 
そのあとは、夕食までまだ時間があったので、前回は行きそびれた南別館の「展望の足湯」に出かけた。
ここは個室風になっており、とっても快適な足湯(*^。^*)♨ 
晴れていれば素晴らしい眺望を望めるのであろうが・・・この日はあいにくの雨・・・・・・
しかし、違った風情もあり、ゆ~~っくりと楽しめた♬^^
これらは無料(年に数回ある熱海花火大会の日のみ有料)だが、同フロアには有料の貸切露天風呂が3ヶ所
(45分・2,100円)と、癒しの温泉床が8ヶ所もある。
 
泉質; カルシウム・ナトリウム塩化物温泉  pH; 8.1   無色透明・微塩味・無臭
加水・加温・循環あり
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・くじき・冷え性・慢性消化器病・運動麻痺・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけどなど
 
 
温泉と並ぶこのお宿の楽しみは、奥深い味わいの京風懐石料理。
前回味わって以来、すっかりこの味のファンになり、忘れられずにまた訪れたのであった(*^^ゞ
伊豆の海の幸をふんだんに取り入れた、全体的に薄味だがお出汁のきいた、この上ない味わい深いお料理の
数々・・・冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに、とっても親切で感じ良い若い仲居さんが
お部屋まで運んで来て下さった♬
今回は彼女が気を利かせてくださり、ガラスのポットに入れた冷茶まで用意してくださって、ますます
美味しくいただけた・・・(^ω^)✧
まぁ自分は、最初は伊豆の銘酒「あらばしり」を冷酒でいただきましたが・・・(*^^ゞ
 
 
 
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夕食後、お部屋には最近新しくしたであろう檜の内湯があったので、引湯された温泉を注いで良質の温泉と
檜の香りを楽しんだ♬♨
そして、お部屋に標準装備されている無料のマッサージチェアがと~~~っても気持ちよかった~~(*^。^*)
 
もちろん、大浴場「滝の湯」にも行き、またまた貸切状態でゆ~~っくりと温泉を堪能できた♨✧
 
 
 
翌日、朝食前には大浴場は男女が入れ替わっており、先客はいらしたが、広~い展望風呂「山王の湯」で
思う存分温泉を満喫した(*^。^*)♨
昨日からの雨はスッカリあがっていたので、露天風呂からの展望は最高!!!✧
 
朝食の和食膳も、決して手を抜かないで丁寧に作られた味わい深いお料理を、お部屋でゆ~っくりと
美味しくいただいた✧
京風料理なので、もちろん何も申し出なくても大大大ッキライな納豆なんか出てこない~~\(^o^)/ 
とっても爽快に・・・もちろん完食(*^u^*)
なんと、その時もガラスのポットに入れた冷茶を出してくださったのには、超絶感動だった・・・
大感謝デス<m(_ _*)m>!!!✧
 
朝食後は、ちょうどこのお宿の名前の由来となった、横山大観画伯の絵画の公開日だったので、じ~っくりと
観賞させていただいた・・・生で見る素晴らしい絵に大大大感動!!!✧✧✧ 
まぁ当然、写真撮影はNGだった。
この年までは公開していたのだが・・・2011年現在は非公開となっている・・・。
 
 
和のおもてなしの心がとっても素晴らしい、いたれりつくせりの風情溢れる純和風旅館であり、今回で
21回も熱海温泉を訪れているが、このお宿が最も居心地がよくて静かにゆ~っくりと寛げる、快適・感動の
温泉旅館だと、個人的に思うのであった・・・次回で3回目・・・是非ぜひ、いつかまた!!♨✧
 
 
 
 
次回は、和歌山県の南紀勝浦温泉・ホテル中の島さんに行きます。