温泉巡り旅の醍醐味

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九州・山陽・関西の温泉旅 ① 太宰府~由布院温泉「庄屋の館」(現;束ノ間)さんへ

    
             九州(由布院・原鶴温泉)・山陽(錦帯橋・周防大島片添ケ浜・鷲羽山
                   吹上温泉)・関西(摂津峡温泉)の温泉旅 7泊8日 回想録
                                                                (2009/03/28~04/04)
 
            1日目
  
JR東京駅を22時発の寝台特急「サンライズ瀬戸」号に乗車。
この列車には、「サンライズ出雲」号も連結され、自分たちが降車予定のJR岡山駅で切り離されて、
それぞれの目的地に向かう。
景色のよい上段好きの娘・安定した走りで揺れない下段好きの自分は、それぞれ広めのシングルに分かれて
乗車・・・ツインみたいなタイプの部屋もあったが、好みが違うのでやめた。
 
枕が変わったり、車中泊などの移動中は全く眠れない、という方々のお話をよく聞くけど・・・自分たちは、
いつでもどこでもすぐに熟睡できるという、単細胞で鈍感な者なので、あえて岡山市内のシティホテルには
泊まらずに、しかも寝台特急好きというところもあるので、最適な移動手段だったのだ。
 
一番簡単な移動手段は・・・もちろん飛行機だけど、ものの1時間くらいで到着してしまうので・・・
全く面白みも旅情もない、味気のない旅となってしまうのが嫌だった。
 
 
      2泊目
 
早朝6時半頃、「サンライズ瀬戸」号はJR岡山駅に到着。
そのあとすぐに、山陽新幹線ひかりレールスター号(新大阪始発)・博多行きに乗車~終点まで。
山陽新幹線のサービスは素晴らしい!!!✧
いつも乗車する度に思っていた(2011年3月で廃止・・・こだま号に転用されるとのこと!!)・・・。
普通車なのに、グリーン車のような席並び(通常は横並びA~E席の5席で狭苦しい・・・この列車はA~D席
のみで、座席のスペースがとにかく広い!!!✧)で、座り心地も超絶良い・・・!!!✧
シートはフカフカでゆ~ったりしている♬^^
足元も通常よりスペースが広く、リクライニングも余裕でできたりして、実に快適な旅を満喫できる!!✧
 
博多駅に到着すると、ほとんど乗継時間の余裕もなく、普通・快速下り電車に乗り継ぎ、JR大野城駅で下車し
そこから約10分ほど歩いて、西鉄の白木原(しらきばる)駅に到着。
このルートは、地図を見て一番JRと西鉄が近そうな駅同士を、独断と偏見で当てずっぽうで決めたものだった
ので・・・無事に到着できるか不安もあった・・・。
思惑は見事に成功して内心ホッとしながら、大宰府駅まで乗継もあったが無事到着!!✧
ここから徒歩約5分で、実はこの旅行の一番の目的地・学問の神様「太宰府天満宮」に到着した。
 
 
 
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由布院温泉までの特急電車の時間もあるので、かなり駆け足で、娘の来年の合格祈願をして、志望校
(某人気都立高校)に受かりますように・・・と絵馬に記して、ぶら下げて来た(^^ゞ
(結果は、見事合格!!!✧✧✧ すごいご利益だ・・・さすが、学問の神様!!!!!)
 
そのあとは、境内の見事な桜を楽しみながら少々観光^^
 
 
 
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そのあとは、来た道を逆ルートで、西鉄太宰府駅~白木原駅~JR大野城駅から最寄りの特急停車駅・
JR鳥栖駅で降車して・・・そこから、無事に由布院温泉行きの特急「ゆふいんの森」号に乗車。
終点はたしか、大分駅・・・。
お洒落なデザイン・仕様のこの電車は、すごく人気があるようで満席であった。
東京駅を出てから度重なる乗換えの嵐であったが・・・自分たちは、この電車には初めて乗車するので、目が
冴えまくっていた(@∀@)✧
 
由布院温泉を最初に保養地にしたのは、大正時代にこの地に私的な別荘を作った、油屋熊八氏である。
彼は別府における近代的温泉地づくりの祖で、「亀の井ホテル」さんの創設者でもある。
彼は由布岳の麓の静かなこの地が気に入り、金鱗(きんりん)湖の畔に私的な奥座敷として別荘を建て、
内外から著名人を招き接待をしていた。
現在でも人気の高級旅館「亀の井別荘」さんの始まりであった。
 
その後、1952年にはダム建設反対運動を経験し、見事に阻止。
1959年には、同じ湯布院町内の湯平温泉とともに、国民保養温泉地に指定された。
1970年には、大手開発業者によるゴルフ場建設計画の反対運動を経験し、これも見事に阻止した。
そのおかげもあり、現在の風情豊かで閑静な由布院温泉があるといっても過言ではない。
 
由布院駅から温泉街の方向に続く「由布見通り」や、そこから金鱗湖に続く「湯の坪街道」には、お洒落な
雑貨店やレストランが並び、周辺には各種美術館が点在し、温泉街をさらにセンスアップしている。
開発規制により、高層の巨大旅館・ホテルもなく田園的な雰囲気を醸し出しており、ネオン街などの歓楽色は
全く無い、実にお洒落で落ち着きのある安心安全な温泉地なので、特に女性に人気が高い。
 
JR由布院駅に到着後、改札を出ると今回お世話になる、かねてからの憧れのお宿、庄屋の館さんの送迎車が
待っていたので、すぐに乗せていただいた^^
 
由布院温泉のシンボル・標高1584mの霊峰・由布岳の麓に抱かれた、約5000坪もの広大な敷地に、
大名造りの館を本館として、ゆ~ったりと配された離れ一棟建ての客室20室と、温泉湧出量・泉質ともに
日本一と名高い、100人が一度に入れるという自慢の広大な大露天風呂が2ヶ所もあるお風呂棟、中くらい
大きさの露天風呂3ヶ所がある貸切風呂棟(予約不要・60分・2,700円)などが点在する、非常~~~に
贅沢な造りの純和風旅館だ。
お食事処などのある本館は、大分県の大豪族が明治27年に接待館として建築したもので、老朽化していた
ものを移築・復元したもの。実にすごい重厚な雰囲気を漂わせている・・・
以後、数年の歳月をかけて、型破りの素晴らしい温泉宿が1995年にオープンした!!!
「愛と優しさを」をモットーに、心温まる真心でのサービスを心がけていらっしゃる、おおらかで明るい
性格のオーナー・津久美英一氏の人柄が、このお宿の自由な雰囲気を作っており、なんと全国20選のお宿と、
某旅行雑誌などに紹介されるほどに成長を遂げた。
 遠く離れた地にも、その情報は流れてきて早速、ぜひとも行ってみたいと思い、念願叶って「つばき」棟の
一泊のみの住人となることができた\(^o^)/
 
 
 
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敷地内には多数の桜の木があり、季節柄ラッキーなことにちょうど見頃を迎えていた(*^^*)
 
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玄関を入ると、まずはリビングルームのような洋間・・・立派なソファーセットがド~ンと置かれていた!! 
 
 
 
うれしいことに、無料のマッサージチェアーが置かれ、テレビ(1台目)があり、使用しなかったがキッチン
まで付いていた!! 
大人気のマッサージチェアーはずっと自分と娘に取り合いをされていた(^ω^)
 
そのお隣の広~い和室にはコタツがあり、まずはここでほっこりとお茶とお菓子をいただき、長~~~かった
旅の疲れを取った。
このお部屋にも2台目のテレビがあった!!
ちょうど、高校野球・春のセンバツ大会が放送されていたので、しばらくの間観戦^^
 
 
 
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上写真・床の間右側の扉の向こうには、長い廊下があり、その先にはうれし過ぎる部屋付きの半露天風呂が
設えてあった!!♨✧
もちろん、源泉かけ流し(*^-^*)v
新しいお湯ということで、まだ薄~~いコバルトブルー色だった・・・・・・
  
 
 
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まだまだ部屋の露天風呂には入らずに・・・
まずは、このお宿の名物・100人は余裕で入れるという大露天風呂へ~\(^o^)/♬♫^^
とにかく、広さ&大きさにビックリ!!! 
女性用だけでも、上写真の部屋付き半露天風呂が軽く100個分くらい入りそうなくらいの大きさだ!!!
内湯は無いが、シャワー付きの洗い場は広く、珍しいバラの香りのシャンプー・コンディショナー・ボディ
ソープがあったのには、またビックリ!!
そして、ものすご~~~く広大な大露天風呂には、お部屋の半露天風呂より数倍も濃い、コバルトブルー
(青濁色)の良質な温泉が、源泉かけ流しでたっぷりと湛えられていた!!!♨✧
広すぎるくらいなのに、部屋数が少ないので・・・結構すいていて、源泉がとうとうと流れ出る湧出口付近を
ほとんど貸切状態で、由布岳を眺めながらゆ~~っくりと、メタケイ酸が多く含まれる、美肌効果抜群の
温泉を、たっぷりと堪能できた\(^o^)/
 
日帰りっぽい方々も多々いらした。(日帰り入浴; 大人  700円・9:00~16:00)
 
自分たちのプランは貸切風呂が何回でも無料になる、と~~ってもお得なものであったが・・・
この広大な大露天風呂とお部屋の半露天風呂があったので、結局利用することは無かった・・・・・・
何だか、勿体ないことをした~~~っ・・・!!!(>_<)(>_<)
 
そのあと、お部屋の半露天風呂にゆ~~っくりと浸かり、良質すぎる温泉を思う存分満喫した(*^_^*)v
内湯は無いが、しっかりシャワー付きの洗い場があったので、とっても便利(^^*)♬
その後、この湯船には何度も入り、心おきなくゆ~っくりと、かけ流しの温泉を思いっきり堪能できた♨✧
 
 
泉質; ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉  pH; 9.0 100%源泉かけ流し!!
コバルトブルー濁色・無味・微硫黄臭。
メタケイ酸を豊富に含有する「美肌の湯」✧
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・くじき・五十肩・疲労回復・慢性消化器病・病後回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・動脈硬化症・切り傷・やけど・虚弱児童など
 
 
 
夕食・朝食ともに、「豪族の館」でいただいたが・・・印象深かったのは、夕食時にお座敷で、本格懐石料理を
楽しんでいた際に、まずはとっても感じ良い男性スタッフさんが日本酒の一升ビンを持ちながら、各お席まで
挨拶に来て、その日本酒を無料でサービスしながら廻っていたことと、そのあとなんと・・・オーナー直々
一升ビンを持ってお席まで来て下さり、まだ未成年で飲めない娘には、わざわざ一旦その場を離れて、
大分名物「ゆずみそせんべい」を一袋ドカ~ンとプレゼントしてくださったこと!!✧^^
 
その後、日本酒大好きな自分は・・・辛口のメチャ好みのお酒だったので・・・そのあとさらに、オーナー氏から
コップ3杯はサービスしていただいた~~<m(_ _*)m>!!!✧
合計コップ(通常瓶ビールを注いで飲む用のもの)5杯もなんと無料で美酒をいただけたので、すごい
ラッキー上機嫌~~~\(^o^)/
さすが!!「愛と優しさ」をモットーとする、とっても気前のよい粋なオーナー氏だな~と感動した(*^_^*)
  
夕食後は・・・夜の大露天風呂へ!!♨
これまたお昼とは違う雰囲気で、ライトアップされていて何だか幻想的であった!!✧
お湯の中に飲み込まれそうな、不思議な感じ(*_*)♨
しかし明るい昼間の方が、太陽に照らされたコバルトブルーのキレイな色&美しい由布岳がよ~~く見えて
爽快ではあった・・・。
今まで自分が訪れた、約200軒ほどの温泉宿のなかでも、一番広くて大きく、泉質&お湯の色も他を圧倒する
くらい最高の、一番のお気に入りの大露天風呂(内湯の一番のお気に入り;長野県 湯田中温泉・よろづやさんの「桃山風呂」)となった。
 
 
 
翌朝の大露天風呂も前日と同じ場所。男女の入替は行われていない。
先客はいらしたが、なんせ広すぎるくらい大きな大浴槽なので・・・全く気にならない^^
ゆ~~~っくりと、キレイな色・コバルトブルーの良質な温泉を、心ゆくまで満喫できた~(*^。^*)
 
朝食も「豪族の館」内の、しかし前日のお座敷席ではなく、広いお食事処のイス&テーブル席で和食膳を
ゆ~っくりといただいた。
さすが大分県・・・大キライな納豆など微塵の影もない(*^▽^*)
それだけに、大いに食欲もわく^^ 美味し~く完食♬✧
 
そのあと、「星降るサロン」でモーニングコーヒーのサービスがあったので、早速いただきに行った✧^^
  
チェックアウトはゆとりの11時(12時プラン有)なので、朝食後もお部屋の半露天風呂で、とっても
良質の温泉をたっぷりと堪能(*^。^*)
 
お湯の質や量・ものすごい広大な大露天風呂は最高レベル、夕・朝食ともに美味しく、サービス満点で全体の
雰囲気や趣きも抜群のこのお宿に、何としてでも訪れて良かった~~と、感動の嵐!!!✧
簡単に行ける距離ではないが・・・機会があれば、いずれぜひまた訪れたいお宿となった。
 
 
 
 
次回は、このあと訪れた福岡県・原鶴温泉に続きます。