温泉巡り旅の醍醐味

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山中温泉「白鷺湯たわらや」さん→山代温泉「総湯」に日帰り入浴 回想録

  
                          山中温泉~山代温泉 1泊2日の旅
                              (2011/03/17~18・回想録)
 
         1日目
 
 
今回の旅行は、東日本大震災からまだ1週間もたっていない旅行だったので、よほどキャンセルしようかと
直前まで迷っていたが・・・自粛ムード一色ではまずいと思い直して、気分転換も兼ねて実行した。
  
往路は、東海道新幹線で東京駅→米原駅まで行き、北陸本線サンダーバード号に乗継ぎ、加賀温泉駅へ。
大阪始発のサンダーバード号は、明るい関西弁(自分も昔は関西人、懐かしい!!✧)のおば様の団体や
家族連れでにぎわっていた^^ 
相次ぐ余震・計画停電などで暗い都内から抜け出して大正解、と思った(^^*)
 
加賀温泉駅に到着すると、今回お世話になる、白鷺湯 たわらやさんの送迎バスが出迎えてくださり、
約25分で、憧れの山中温泉へ・・・
 
今から約1300年前に、僧・行基により発見された北陸随一の湯処・山中温泉は、緑の峰々と美しい鶴仙渓の
清流が織りなす自然美が魅力。
かの有名な松尾芭蕉が「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と詠みたたえたほどで、彼はここが気に入り、
8泊9日もの長きにわたり逗留したほど。
 
約800年前(鎌倉時代)に、湯元12軒のひとつとして「俵屋」さんが開湯して以来、35代伝承されてきた
全52室の中規模な、歴史ある純和風旅館。
昔は、宿泊料は米で支払われることが多く、玄関前には、いつも米俵が沢山積まれてあったので、「俵屋」と
呼ばれるようになり現在に至っているという、とっても歴史ある名宿だ。
 
なるほど、このお宿のバルコニーからの眺めは素晴らしかった。
少し雪が降っていたので、この上なく美しい樹氷の森の鶴仙渓となっていた(*≧▽≦*)!!!
 
 
 
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客室はくつろぎの純和室で、広い踏込を入ると、3畳次の間~12.5畳和室、その奥の6畳分くらいのテラスには
応接セットがあり、角部屋のためL字型ワイドビューの窓が、美しい鶴仙渓を写している!!
 
お部屋で少し休んでから、温泉街の散策へ・・・山中漆器のお店や和菓子屋さんなどなど、情緒ある温泉街を
楽しみ、可愛い名前の加賀名物「娘娘(にゃあにゃあ)饅頭」←これが絶品! などを購入。
 
このお宿の名物・渓流露天風呂「鶴仙」は、山中温泉で一番渓流に近いお風呂で名高い。
ちょうど、女性用だったので、夕食前に良質の温泉と素晴らしい景色を思いっきり満喫した(*^。^*)♨
 
泉質; カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(かけ流し・循環併用) pH; 8.4   
無色透明・無味・無臭
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・打ち身・くじき・運動麻痺・冷え症・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・胃腸病・動脈硬化症などに効く良質の温泉♨✧
 
今回利用しなかったが、すごいと思ったのは貸切風呂。
50分;3,150円だが、露天風呂付の広い大浴場(旧大浴場らしい)は、ユニバーサルデザイン採用の
優れものとのこと。
 
 
夕食は、これを目的に予約していた、かにづくし会席(*^-^*)♡
本格加賀会席プランもあるが、とにかくカニのお刺身をいただきたくてこちらにした。
お部屋食で、カニ刺し・カニ鍋・カニ焼き・カニ天ぷら・カニ茶碗蒸し・姿ずわいがに一杯・カニ釜めしのほか
寒ブリ・甘エビ刺身・など夢のようなご馳走・・・すごく美味しい!!!✧ 
とっても感じ良い優しい仲居さんが、ちょうどいいタイミングでもてなしてくださって、地酒と共にホントに
ゆ~~っくりと味わえた・・・至福のひとときであった・・・(*^ω^*)♬
 
 
 
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カニはホントに時間がかかる食べ物・・・ついつい時間を忘れて夢中になって、遅くまで仲居さんを付き合わせて
しまった・・・にもかかわらず、最後までイヤな顔ひとつせずに素敵な笑顔でおもてなししてくださった、
とっても優しくて明るい仲居さん、ホントに大感謝でした<m(_ _*)m>!!
 
 
23時過ぎに、今度は男女が入れ替わっていた、もう一か所の露天風呂(比較的小さい)に入った時には、
昼間より素晴らしい雪見風呂&樹氷見風呂になっていて、そのうえライトアップされていたので、美しすぎて
絶句!!!✧
自然が創り出した芸術・・・すごいっっ(*≧▽≦*)!!!!!✧✧✧
 
 
 
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 美しすぎる光景と、良質の温泉を、自分たちだけで貸切状態♨✧ 至福すぎる~(✧▽✧)!!!
心から、キャンセルしないで来てよかった~~~と思った・・・(*^-^*)v
よく温まったあとは、地震のない揺れないお部屋で、久々にリラックスしてゆっくり熟睡zzz
 
 
 
        2日目
 
 
 今朝の大浴場は、再び男女が入れ替わっており、うれしい広さの渓流露天風呂「鶴仙」で、より美しい樹氷を
見ながら、またもやラッキーな貸切状態でゆ~っくりゆ~~ったりと、良質の温泉を思う存分堪能できた♨✧
そういえば・・・大浴場の内湯だが・・・広々としていて大きな浴槽には、温泉が滝のように流れ落ちていて、
とっても爽快だった・・・泡風呂もあった♬✧
 
 
 
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朝食も、とっても嬉しいお部屋食♬✧
美味しい石川県産コシヒカリをはじめ美味しくて、量もちょうどよかった。
そのあと、バルコニーに出て、清々しく美しい景色をしばらく堪能☆^^
 
 
 
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憧れの山中温泉で、夢のような景色に美味しいカニづくしに、うれしいおもてなし・・・
加賀百万石の心意気に感動しつつ、次は山代温泉へ(*^^*) 
 
山中温泉バスターミナル(路線バス)から、加賀温泉駅行きに乗り約15分。
山代温泉西口バス停で下車し、徒歩約5分くらいで目的地へ到着!!
帰りのサンダーバード号の時間まで、めいっぱい山代温泉の日帰り温泉施設・総湯(大人1人420円)で、
ゆっくりと温泉情緒を楽しむのだ。
案の定、地元の方々ですごいにぎわっていた。
ここでは、地元の方との会話を楽しんだ。
しかし自分は・・・地震のグチばかり・・・心優しい地元の方々は、イヤな顔ひとつせずに聞いてくださり、
さらには心から心配・慰めなどのお言葉をいただいた(^ω^) 
 
お隣には最近出来た、古総湯(大人1人 / 500円)があるが、こちらはさきほどの総湯と違って、明治時代の
総湯を再現したもの。
階には休憩所もあり、浴場はステンドグラスが施されていて瀟洒だが・・・古い浴場を再現しただけあって、アメニティーはもちろんシャワーなどの洗い場が無い・・・
結構不便だと思い、見学だけさせて頂くに留まった・・・・・・
いずれも、泉質は良質で、pH値7.8 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
施設によっては、単純温泉の所もある。
いずれも、無色透明・無味・無臭。
 
 
 
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 中には入ってませんが・・・入口で娘をパチリ☆^^
 
 
 
山代温泉西口バス停から約10分で、加賀温泉駅に到着。
まだ少し時間があったので、駅前の大型スーパーでお土産品、当時大震災の影響で都内ではパンやカップめん
など、物が棚から消え失せていて悪夢のような状態だったので、特に主食のパンをたくさん買い込んでから、
サンダーバード号で加賀温泉駅→金沢駅へ。
時間があれば、香林坊や兼六園観光(1回行ったことあり)もお奨め。
自分たちは・・・時間切れ(>_<)
金沢駅からは、北陸本線~北越急行経由のはくたか号で、越後湯沢駅へ。
途中、急いで名物「笹団子」を」購入!この乗り換えルートの途中には、お菓子などのお土産品だけがあって、
新潟銘酒コーナーが全く無かったので・・・今回は諦めた(><)
越後湯沢駅からさらに、上越新幹線に乗継ぎ、東京駅に到着( ▽|||||)
 
帰路のJR中央線の中では・・・スーパーの大きな袋2つに、パンが一杯入っているのに、誰もおかしいと
思って見ない。
むしろ、羨望のまなざしで見られ、パンに飢えたこちらの人々の視線が怖く感じた・・・
早く元の生活に戻りたい!!
(現在は、しっかり普通の生活に戻っている・・・この時、普通がいかにありがたいか・・・ということを、
嫌というほど思い知らされた・・・!!!)
 
 
 
 
 
次回は、箱根芦の湯温泉 一人旅 回想録へ続きます。