温泉巡り旅の醍醐味

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山梨県南西部の温泉旅 4 奈良田温泉「白根館」さんに日帰り入浴

 
前回の続きです。
JR内船(うつぶな)駅まで船山温泉さんの送迎車で送っていただいて、次なる目的地・白根館さんの
最寄り駅・JR身延駅から1日に数本しか無い路線バスの発車時刻に間に合わせるため・・・
JR内船駅~身延駅までは、わずか2駅・乗車時間わずか13分しかないのに・・・
10:57発「特急ふじかわ号」に特急料金をお支払いして乗車せざるを得ませんでした(泣)
まぁ、そのおかげで・・・11:25発の路線バス「早川町乗合バス・奈良田温泉行き」に無事乗車できました!!
ず~っと入湯したかった温泉地まで約1時間30分の路線バス旅です✧
途中、約6年前に訪れた懐かしい「甲州西山温泉・慶雲館」さん(←西暦705年創業の、日本だけでなく世界で
最も歴史の古い温泉旅館として、ギネスワールドレコードに認定されました!!)の前も通ります^^
 
※ 飛鳥時代・西暦705年(慶雲2年)の慶雲年間に創業したので慶雲館と名づけられたそうです。
 

 

 

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JR身延駅
 
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早川町乗合バス・奈良田温泉行き「カワセミ号」^^   


 
ところが・・・乗車した時、とっても親切な60代くらいの運転手さん(←早川町ご出身)
「お嬢ちゃん(←!?苦笑)どこまで行くのかね??」と聞いてくださったので・・・
「奈良田温泉の白根館さんに行きたいんですよ~^^;;」と返すと・・・
「今日は、その上にある奈良田の里 女帝の湯(←日帰り温泉施設)は休館日(水曜日)だよ!!!
で、白根館さんも日によって休業日があるから、このバスが発車する前に電話して尋ねた方が、時間と運賃の
無駄にならないよ!!」って教えてくださったので・・・
即、TEL番号を検索して・・・発車時刻の1分前!!!
めっちゃ焦ってメモする間も無かったけど・・・もう1台、社用の携帯を持っていたので急いで掛けると、
とっても感じ良い女将さんが
「大丈夫です、お気をつけていらしてください^^」とご返答くださいました(*≧▽≦*)♬
 
結局、自分のせいで発車時刻を1~2分ほどオーバーしてしまったのに・・・
その運転手さんは「焦んなくて大丈夫だよ^^」って、始終とっても親切にしてくださいました(;▽;)
それだけでなく・・・奈良田温泉の滞在時間は正味55分で、その1本後のバスはなんと!!
3時間後なので時間を持て余しそう・・・みたいなことを道中お話しすると・・・
「55分もあれば、日帰り入浴して戻ってくるお客さん多いよ^^それに3時間も居ると飽きちゃうよ(笑) 
復路もオレが折り返し運転するから、5分くらいなら遅れても待ってるよ^^」って仰って、帰りのバス停の
場所も教えてくださいました!!!♬✧^^
そのおかげで、気持ち的にもスゴ~~く心強くなって余裕が出来て、無事に白根館さんで超良質な温泉を
心置きなく堪能することが出来たうえ・・・
大幅に時間が浮いたおかげで、完全に諦めていた「もう1湯」入湯も実現できました!!!✧
本当に大感謝です、ありがとうございました!!!<m(_ _*)m>^^
 
 
 
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 ↑↑の写真は・・・2015年3月・阿蘇熊本空港に向かう航路で偶然撮れた「甲府盆地」
 
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上部の「甲府盆地」から下(南)流部に向かって流れる「富士川」
左側中下部に見える曲線は支流の「早川」←沿いの道路をひたすら北上して行きます!!!
「早川」の西岸には「フォッサマグナ」の断層が見られます!!✧


 
「フォッサマグナ」とは、単に「糸魚川-静岡構造線」だけのように説明されたりしますが・・・
そうではなく、この構造線は「フォッサマグナ」という大地溝帯の【西側の縁】のこととされており、
↑↑写真に見られる「富士川」~その支流「早川」沿いに北上して行く奈良田温泉~新潟県糸魚川まで
続いています。
【東側の縁】は諸説あるので確定していませんが・・・その【西側の 縁】と【東側の縁】の間に出来た
巨大な断層(明瞭な地質学的な溝)が「フォッサマグナ」とされています。


 
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白根館さん外観(路線バスを降りた所から☆)
 
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ひとつ↑↑の外観写真の前に見える、ほとんど干上がった「奈良田湖」


 
白根館さんは、南アルプスの急峻な山懐に抱かれた小さな湖「奈良田湖」の畔にひっそりと佇む、
趣き深い和風温泉旅館です。
この温泉の歴史は古く、今から1300年ほど前、奈良の都の第46代女帝・孝謙天皇はある夜、白髭の翁が
「甲斐の国、白鳳の深山に諸病に効ある霊泉あり」というお告げの夢を見て、それを信じて遥々この地に
来られ、八幡社に参拝されて願掛けしたところ、良質の温泉が湧いたという言い伝えがあるとのことです。
その折、夢に出てきた風景を思い出し「この地に相違ない。奈良の都は七条なるが、この地は七段、
ここも真に奈良だ!!」と驚かれ、この地は「奈良田」と呼ばれるようになったということです。
その後、孝謙天皇は奈良田温泉で病を治癒され、全快した後もこの地をお気に召されて8年の月日を
お過ごしになられ、奈良の都へお戻りになった後に村人たちは、孝謙天皇が残された功績を「奈良田の
七不思議」として後世に伝えたとのことです。
現在は、そのほとんどがダム(奈良田湖)の出現で湖底に沈んでしまいましたが・・・
七不思議の中の「洗濯池」と呼ばれた温泉は現在でも村人に親しまれ、様々な病に効くことから、七つの名を
持つ温泉として残っています。
「御手洗のぬく湯」「しょみづ」「みょうぞんの湯」「長寿の湯」「子宝の湯」「おぼこの湯」「くなの湯」
以上を、孝謙天皇の七不思議にちなんで「七不思議の湯」と呼ばれるようになったということです。
                   ※ 以上HPより抜粋 ※

日によって、透明・緑色・白濁色などに変化する素晴らしい泉質の温泉は、自分のような温泉ヲタクにとって
めっちゃ憧れ的存在だったので、やっと入湯できて最高でした!!!✧^^ 
 
 
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白根館さん外観
 
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やっと到着!! 「日本秘湯を守る会」の会員さんです^^
 
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内湯と露天風呂入口前の休憩処 
 
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この日の露天風呂は「総檜風呂」が女湯ですが・・・5人ほどの先客で混み合って
いたのでスルーして内風呂へ向かいます(^^;;;    
 
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趣のある内湯「総檜風呂」へのアプローチ
 
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内湯入口前では飲泉も出来ます!!(微塩味・微硫黄の香り✧)
 
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脱衣室も総檜造りで風情たっぷりでイイ香りです✧
 
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自分だけの貸切状態でめっちゃラッキーでしたが、出ようとした時に同年代くらいの
観光客っぽい方と入れ違って間一髪セーフでした~~(*≧▽≦*)!!!✧
 
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 浴槽・壁・天井は総檜造りの趣き深い内湯です♨✧  
 
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超良質の源泉が100%掛け流しで贅沢にオーバーフローしてます(≧∀≦*)♬
 
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実に風情ある檜の浴槽にトロトロの良質な温泉・・・極上の湯です♨✧
 
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 内湯を堪能した後に、もう一回「檜の露天風呂」に来てみたら・・・
常連さんと仰ってた、とっても感じ良い老婦人お1人だけでした(*^^*)
 
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少々温泉談義などしたあと、路線バスの発車時刻まであと約20分・・・って気付いて
ご了承を得て、サッと撮らせていただきました<m(_ _*)m>✧^^
 
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とっても素晴らしい湯船&泉質です(*≧▽≦*)♬
 
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時間ギリギリまで堪能いたしましたが・・・もうひとつの岩露天風呂には入れず・・・
夜間には男女が入替わるので、いつか宿泊で再訪したいと思いつつ・・・
このお宿は「一人泊不可」だから無理です(;ω;)
なので・・・HPより、開放感満載の岩露天風呂のお写真↓↓をお借りいたしました(^^;)
 

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源泉名;奈良田温泉 七不思議の湯
泉質; 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉) pH; 8.8
緑色がかった透明・微塩味・微硫黄臭(←自分が入った時の色)白・黒色の細かい湯花あり
  ❖ 日によって透明・グリーン・白濁色に変化します ❖ 
泉温; 49.8℃ 湧出量; 63~70リットル / 分 100%源泉掛け流し!!
           ポンプによる揚湯(井戸の深さ500m)
  加水・加温・循環ろ過・消毒などの添加物一切なし
メタほう酸含有量; 85.7mg / kg ⇒ とろみのある美肌の湯✧
 (↑↑この規定値は「5.0mg / kg 」なので大幅に上回ってます!!)
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・五十肩・運動麻痺・疲労回復などの
一般適応症のほか
糖尿病・動脈硬化症・高血圧症・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
 
 
山梨県南巨摩郡早川町奈良田 344   
TEL; 0556-48-2711
予約専用フリーダイヤル; 0120-48-2711
 
◆日帰り入浴◆ 
営業時間; 13:00~17:00
料金; 大人・1,000円
不定休(要事前確認)
 
♠ 宿泊の場合、一人泊・団体利用は不可 ♠

交通; JR身延駅~路線バス約90分
         JR下部温泉駅~〃   約80分

 
 
 
* 撮影日; 2016年2月24日 *
 
 
 
  
次回は、このあともう一ヶ所行けた日帰り入浴に続きます。