前回の続きです。
高野山 金剛峰寺を出発して徒歩約４分ほどで、この日お世話になる宿坊・高野山温泉 福智院さんに
到着しました。
かねてからず～～っと気になる存在だった憧れのこの宿坊は、金剛峰寺を中心とした117の塔頭寺院の中の
ひとつ・福智院さんの「宿坊」で･･･古くから、高野山まで参拝に来た際には、山内の塔頭寺院が営む
「宿坊」に泊まることが慣わしとのことで、現在においても52の宿坊が存在していますが、その中でも唯一
無二の、珍しい「✧天然温泉✧」を心ゆくまで堪能することが出来る、待望の「温泉宿坊」です！！！✧
客室は66室（トイレ付・無し和室）もあるので、宿坊というよりほとんど由緒正しい純和風温泉旅館に
宿泊した感じもしましたが、写経・朝のお勤めなども体験出来て、朝夕の食事は精進料理をいただけるので
此処でしか体験出来ない、とっても貴重な時間となりました。
金剛峰寺正門前の風情ある門前町にも「南都銀行」さんがあります＾＾
金剛峰寺東門～北側に行くと福智院さんに繋がる道路があり、ちょうど
遥々外国から来られた美しい参拝者の方々が写りこんでめっちゃ絵になります✧＾＾
弘仁７(816)年に、弘法大師・空海により開創されて以来、約1200年もの間「真言密教」を守り伝えてきた、
高野山の117もの寺院のひとつとして、800余年前に覚印阿闇梨により開かれた、歴史ある福智院さんの
ご本尊は愛染明王という、福徳円満・所願成就のご利益のあるご本尊さまです。
福智院さんの趣き深い山門 何気に高野山のマスコットキャラクター
「こうやくん」が笑顔で出迎えてくださいます（*^^*）
とっても趣きのある立派な山門です✧
左側の大きな屋根の建物が本堂
翌朝の風景です･･･山門前の受付棟前ではお坊さまが掃き掃除をされていました＾＾
院内には、昭和を代表する作庭家・重森三鈴(みれい)氏の最晩年の３つの庭園が
あり、本堂前の立派な石庭は「愛染庭」✧
山門をくぐって境内に入ると右側には素敵な宿泊棟「客殿」もあります✧
受付から宿泊部屋に向かう廊下から「愛染庭」を☆
まだ早いかな･･･って思いましたが･･･
ちょうど超絶美しい紅葉の時期に訪れてラッキーでした(✧▽✧)！！！
廊下から見た「愛染庭」の枯山水の一部✧
「愛染庭」沿いの廊下↑↑を真っ直ぐ行くと、夕食後に写経を行えた部屋があり
さらに行くと本堂があります（本堂の写真はバチが当たりそうなので撮っていません）
廊下横の部屋には「風神雷神図屏風」の模写？があります！！✧
さらに行くと「大広間」があります！！！
かなり広～い「大広間」です＾＾ 自分の祖父・伯父が住職をしている京都の小寺院
（浄土真宗）のお御堂（本堂）と同じくらいの広さ！！！
昔、次男坊の親父に連れられて遊びに行った際･･･従姉と走り回ったりビーチボールで
バレーボールをしたりで亡き祖父に怒鳴られたことを懐かしく思い出しました（＾＾;;;
「大広間」の横には「中央大ロビー」があります＾＾
院内には800余年の歴史が感じられる古美術品の数々が展示されています✧
「中央大ロビー」横にも多くの古美術品が展示されています！！
「中央大ロビー」から宿泊部屋のある「客殿」に向かう廊下横の石庭「登仙庭」✧
「登仙庭」は池のある美しい石庭で時期柄、紅葉がめっちゃ綺麗でした（✧▽✧)♬
数棟ある「客殿」のうち宿泊部屋がある２階へ続く階段も風情があります✧
階段の踊り場にさりげなく置かれている素敵な調度品✧
お世話になった２階「36・はちす」トイレ無しだけど
すぐ隣にあるので、と～っても便利でした～～（*^^*）
とっても風情ある寛ぎの和室✧＾＾
逆サイドにはいかにも宿坊らしい壁画が！！！✧
広縁には洗面台やタオル掛けもあるのでとっても便利♬＾＾
広縁の逆サイドには小さいながら便利なイス＆テーブルセットも＾＾
立派な床の間の右横には書院造らしい障子も✧ TVは薄型の液晶です！！
趣きある壁画のある壁の左端には小さな鏡台・ティッシュBOXもあって便利♬
布団を収納している押入れの襖にも怪しげな？絵が描かれています･･･
窓の外から見える風景✧ 全て「客殿」さすが66室もある感じです！！
そして逆サイドに目をやると･･･なんと！！「登仙庭」の美しい紅葉が(✧▽✧)！！！
紅葉と寺院はじつに絵になります～～(✧∀✧)
* 撮影日; 2016年11月17～18日 *
次回は、温泉浴場・精進料理編に続きます。
