前回の続きです。
大分県南西部・荻の里温泉を出発して県道680号線を北上する形で、国道57号線に出てからは
ひたすら西方向の熊本県に向けて激走して行きました。
ところが･･･この日、立ち寄る予定だった日帰り温泉が２ヶ所も撃沈して、その分「阿蘇くまもと空港」を
発つまで約２時間も余ってしまいそうだったので･･･せっかく熊本県入りしたことだし、途中どこか良さげな
温泉を発見したら即！！立ち寄ろうかな～って思っていたところ･･･国道57線沿いの、ちょうど進行方向
左側に、郷土料理店らしき大きな看板に隠れるような形で、阿蘇乙姫温泉 家族風呂 湯ら癒ら（ゆらゆら）
さんの小さな看板を発見した時には･･･
おそらく時速60kmくらいで走行していたけれど、意地でも行きたい！！･･･という気持ちの方が勝ってしまい、
約10ｍくらい前に急ブレーキを踏んで左折に成功しました（＾＾;;;
自分の少し後ろを走行していた、おそらく同世代のメガネの男性にはビックリさせてしまいまして･･･
誠に申し訳ございませんでしたm(_ _;;;)m
九州地方には「家族風呂」「家族湯」と呼ばれる「個室の貸切風呂」数室だけで構成されている、癒しの
日帰り温泉施設（その中には宿泊できる施設も！！！）が多々存在しています。
コスギリゾートさんが経営する家族風呂 湯ら癒らさんもそのうちのひとつで、まさに一度訪れてみたかった
形式の日帰り温泉施設でした♬✧
この、九州ならではの独特な形式は、他の地方では全く見たことがありませんが･･･
以前、福岡県「原鶴温泉」咸生閣（かんせいかく）さんに宿泊した際、敷地内にこのような素晴らしく
画期的な施設が存在していて、宿泊者は自由に利用出来るという、めっちゃ嬉し過ぎる特典を数回利用
させていただいたので、まだ記憶に新しいものでした。
さすが！！！ 湯量豊富な「温泉天国」九州地方だから存在出来ると思われます♨✧＾＾
駐車場から見た外観
左側の小道からフロントに向かいます✧♬＾＾
駐車場から逆サイドを見ると･･･阿蘇外輪山の山並みが美しかった～～（✧∀✧）
ちょっと前まで大分県境までは雨に降られてイヤなドライブだったけど、熊本県に
入ったとたんに止んで来て、いつの間にか晴れてました～～超ラッキー♬
やっぱり･･･自分は最後まで晴れ女なのかも（*≧▽≦*)！！！✧
阿蘇山北西麓に位置する「乙姫」という地名は、阿蘇神社の祭神（惟人命・これひとのみこと）の姫君
（若比咩神・わかひめのかみ）を祀った乙姫神社の名にちなんでつけられた地名だそうです。
若比咩神は容姿艶麗才色の誉れ高く、主神を助けて九州の開発に尽くされたと言われているとのことで･･･
この神聖な地に、悠久の時を経て誕生した阿蘇乙姫温泉 湯ら癒らさんは「美人の湯」として「阿蘇温泉郷」
の仲間入りをしたとのことです。
入口～フロント棟まで小道を歩いて行きます♬♨
フロント横の券売機で料金を支払ってから、とっても感じ良い女性スタッフさんに手渡します＾＾
同時に、シャンプー・コンディショナー・ボディソープが入ったカゴを貸して
いただき、自分が選んだ個室貸切風呂「福」という部屋まで１人で向かいます✧
「福」のお隣「幸」が見えてきます♬
自分がお世話になった「福」✧＾＾（１棟独立型・内湯のみ）
玄関を入ったところ 独り占めでとっても寛げます（*≧▽≦*)♬
９月末の暑い日だったので無料のエアコンはめっちゃ嬉しかった～～！！！✧
洗面台もあります✧（トイレは外）お値段の高い部屋にはトイレもあるようです･･･
くまモンが温泉に浸かっている絵が可愛い♡＾＾
洗い場は畳敷き・檜の内湯です♡♨
基本は源泉100％掛け流しとのことだけど･･･この日はとにかく暑かったので
加水もされているようです･･･
それでも右側の浴槽の縁からは贅沢にオーバーフローしています～～♨✧
お湯の色はHPでは黄濁色でしたが･･･日によって変化するそうで (by フロントの女性）
この日は黄澄色でした✧＾＾
内湯だけですが･･･大きな窓の外には坪庭があり殆ど半露天風呂です♨✧＾＾
美しい庭を眺めながら温泉に浸かって･･･すべてが独り占めだなんて･･･！(✧▽✧)！
あぁ！！･･･あの時、ホントに思い切って急ブレーキ踏んで良かった！！！･･･って
つくづく思った、この上ない極楽～～至福の時間でした（*^^*）♨✧
「家族風呂」は１名でも利用OKなので、実に嬉しい限り✧＾＾クセになりそうです♡♬
HPやフロントのお部屋紹介写真では濁り湯でしたが･･･
日によって違うとのことで、この日の黄澄色も綺麗な色でした✧＾＾
平日こそ今回のようにスラ～ッと案内していただけましたが、土日祝日になると
かなり待ち時間もあるとのことで･･･さすが大人気の「家族風呂」だと思いました！！
アッと言う間に時間が来たので（60分間）↑↑のフロント棟に向かいます･･･（；ω；）
泉質; ナトリウム・マグネシウム- 硫酸塩・炭酸水素塩温泉
pH値不明 泉温; 56.0℃ 湧出量; 586リットル / 分
加水・掛け流し（源泉温度が高いので加水しています。
毎日完全にお湯を抜いて清掃を行っています･･･との記載あり）
黄澄色・無味・無臭（日によって黄濁色・黄褐色・笹濁り色・緑澄色などに変化します）
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・動脈硬化症
熊本県阿蘇市乙姫 2052-3
TEL; 0967-32-5526
営業時間; 平日・土曜 10:00～24:00
日祝日 9:30～24:00 ｝いずれも受付終了は23:00
料金（平日 70分・土日祝 60分 １室３名まで）
龍・宝・月（内湯のみ）; 1,650円
幸・福（内湯のみ）; 1,850円
内湯＆露天風呂のお部屋; 2,450円
特別室（鶴・亀）; 3,900円～
※ 特別室（鶴・亀）は電話での予約が可能です
（内湯＆露天風呂にカプセル岩盤浴・休憩室が付いています）
特別室以外のお部屋は、当日フロントにて（全15室）
交通; JR豊肥本線内牧駅から車で約５分
13時半頃、阿蘇乙姫温泉 家族風呂 湯ら癒らさんを出発して約40分ほどで「阿蘇くまもと空港」に
到着したのですが･･･
途中、国道57号線の「阿蘇大橋」が先の大きな地震の影響で崩落してしまっているので、迂回路である
県道23～339号線経由で戻りました。
その道すがら、ちょうど自分のレンタカーのすぐ前を走行の、盛り土を大量に載積した大型トラックたちが
数台、自分が十字路を迂回路へと右折する時、予測通り「阿蘇大橋」方面へと直進して行かれました･･････
復興に向けて地道に頑張られているお姿に、頭が下がりっ放しでした。
「阿蘇外輪山」を越える箇所は、かなりの山道ですが･･･
その分、眺望がとっても素晴らしく美しいので、左側に２～３台の駐車スペースがある場所を見つけて、
美しい風景を堪能したいがためにサッと立ち寄りました✧＾＾
ちょうど「阿蘇五岳」の西方向に当たる外輪山から☆
外輪山の山肌は綺麗な緑色で、まるでビロードのよう（*≧▽≦*）✧
季節柄（昨年9月末）ススキが穂を出し始めていました＾＾
風力発電用の風車はエコなエネルギー源のうえ、趣き深い風景となっています✧
14時少し過ぎにレンタカーを返却して空港まで送迎していただきました＾＾
それまでスッカリ忘れていたこと･･･そういえば昼飯がまだだった！！ので･･･
空港ターミナルビル3階のレストランに飛び込みました（＾＾;;;;
大好きな奥の角の席に通していただき、クソ根暗なので壁に向かって座りました✧
あ～～～実に心落ち着きリラックス～♬✧ 疲れもフッ飛びます（＾ω＾）
阿蘇の特産「あか牛」を使用した「あか牛カレー」をいただきました(✧▽✧)♬
そして、離陸した後は「機内とは日頃の睡眠不足解消のための絶好の睡眠場所」としか全くもって
考えられない自分は「機内サービス」のドリンクをいただくこともなく･･･
いつものごとく爆睡してました（＾＾;;;
で･･･いつもは着陸のドン！！という爆音で起こされるのですが･･･
この時に限って、自発的にフッ！！と起きて何気に外を見てみると･･･なんと！！！
綺麗～～～に伊豆諸島（東京都）が見えるでは（*✧▽✧*）！！！！！
手前→右側へ「利島」「新島」「式根島」が！！！✧
左上部分には、さらに南部に位置する「三宅島」「御蔵島」まで見えました（✧∀✧）！！！
最も近くに見える円錐形の「利島」に至っては、港の形までハッキリ見えます！！！✧
さらに南部の「三宅島」「御蔵(みくら)島」をズームしてみました☆
ところが･･･さらに南方に位置する大好きな「八丈島」までは見えませんでした（；ω；）
「御蔵島」まではかなり距離があるので、見えただけで大満足でした♬✧＾＾
そのうえ･･･羽田空港からの「東京モノレール」からは美しい夕陽と富士山まで
見えました（*✧▽✧*）！！！！！ このような晴れがましいラストは･･･
まるで今後の熊本・大分両県の復興に明るい兆しが見えているかのようでした！！！✧
* 撮影日; 2016年9月27日 *
「熊本～大分県へ！温泉巡り一人旅 」(九州応援 第１弾）はこれで完結いたします。
長い間ご覧いただきまして、本当にありがとうございました＜m(_ _*)m＞
