温泉巡り旅の醍醐味

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山陽~伊豆の温泉旅 ② 赤穂城跡~赤穂温泉「対鴎館」さん

 
                        2泊目(岡山県の温泉旅・湯迫温泉の続き)
  
 
JR岡山駅から普通電車の快速に乗り、JR播州赤穂駅で下車。
南口改札を出て、徒歩で赤穂城址に行こうとしたら・・・この町の英雄・赤穂義士大石内蔵助の銅像があった。
また、赤穂といえば・・・塩!!
昔から、ミネラルたっぷりのコクのある美味しい塩の名産地であり、全国的に知られている。
 
 
 
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ここからは、徒歩約10分で赤穂城跡に到着。
赤穂義士たちが伝えた浅野藩の居城・赤穂城跡は国指定史跡で、旧赤穂城庭園は国の名勝に指定されている。
現在に残る赤穂城は、甲州流軍学による手法を用いて築かれた城であり、1648(慶安元)年から浅野長直が
築城した、城郭建築の中でも珍しい海岸平城。
徳川幕府が始まって約50年後に築かれたにもかかわらず、その構造は戦を強く意識しており、
複雑に折れ曲がる堀や石垣、角度をたがえる諸門に特徴がある。
現在では櫓門の本の丸門・厩口門・本の丸の御殿の基礎が復元されているのみである。
赤穂城跡周辺では、現在でも発掘調査が行われている。
2006年には、財団法人日本城郭協会の選出する、日本100名城に選ばれ、また歴史公園100選にも
選ばれたとのこと。
 
 
 
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右上の山の中腹には赤穂の「赤」文字が!! 
 
 
 
次に、城内にある有名な赤穂大石神社に行き、参拝
赤穂大石神社は大正元年、赤穂47義士らを主祭神として赤穂城三の丸・大石内蔵助、藤井叉左衛門の両家
老屋敷跡に鎮座している。
ご祭神・大石内蔵助をはじめ、47義士が1年10ヶ月の間苦労を重ねて、お殿様の仇を討ったことにより、
「大願成就」・「心願成就」の神として全国から崇拝者が訪れている・・・自分もそのうちの一人(^^ゞ
 
 
 
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そろそろこの日お世話になる赤穂温泉・対鴎館(たいおうかん)さんのチェックイン時間が迫ってきたので、
赤穂城跡公園を駆け足で見てから、少し分かりにくい路線バスの停留所に向かった。
駅からの送迎サービスはあるが、赤穂城跡前からはさすがに無かった・・・。
 
赤穂温泉は、兵庫県の南西端・瀬戸内海に突き出した赤穂御崎に位置し、古くから湧き出す温泉が枯れかけて
きたのをきっかけに、平成12年に小さな半島・御崎地区に、新しい泉源を開発した際、「赤穂御崎温泉」から
改名したとのこと。
このいかにも赤穂らしい塩分がたっぷりと含まれた温泉は、別名「よみがえりの湯」とも言われている。
赤穂御崎は、家島諸島や小豆島などの瀬戸内海に浮かぶ島々や、天気の良い日には遠く四国まで見渡せる
絶好のロケーションで、「日本の夕陽100選」に選出されるほど夕陽が美しい!!✧
 
 
 
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海沿いの遊歩道から見た美しい夕陽✧
 
 
 
今回お世話になるお宿は、赤穂御崎地区の中でも海に最も近い場所にひっそりと佇んでいる、
風光明媚で閑静なお宿。
お隣の某旅館は、TV撮影などでかなり賑わいを見せているので派手なのだが・・・
静かな所が大好きな自分は、迷わずこのお宿を選択♬^^
全30室の客室からは、美しい瀬戸内海・そこに浮かぶ島々を目の前で眺めることができる。
大浴場・岩露天風呂からも、静かで穏やかな瀬戸内海を望める、絶好のロケーションにある✧^^
館内は全体的に、結構年季が入っているが・・・これがまた独特の風情があり、ゆるやかに穏やかに時が流れて
おり、都会の喧騒や日常を忘れてゆ~ったりとした心地よいひとときを過ごせた(*^。^*)
しかし、レトロな中にも現代的な利便性も兼ね備えた、快適なお部屋であった・・・!(^^)!
 
 
 
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お宿のすぐ前には遊歩道があり、美しい瀬戸内海を思い切り楽しめる!!✧
内海なので、あまり透明度は高くないのでは・・・?と思い、至近距離から覗きこむと・・・意外や意外!!
透き通っていて透明度が高いのにはビックリ!!✧
だから、あんなに美味しいピュアな味わいの塩ができるのか・・・・・・つくづく実感(゜o゜)
 
お宿に戻り、楽しみな大浴場へ♨♬ 
長い廊下を歩いて海沿いにある大浴場棟にやっと到着!!
内湯は結構混み合っていたが・・・岩露天風呂はすいていたので、のんびりと瀬戸内海を眺めながら、
源泉かけ流しの良質の温泉をゆ~~っくりと堪能~~(*^。^*)♨
内湯はかけ流し・循環併用であったが・・・湧出口からはポトポトと源泉が常時流れており、強い塩味!!
この付近では、濃度の高い温泉を堪能できた✧^^
 
泉質; 含弱放射能-カルシウム・ナトリウム塩化物強塩低温泉 
加温あり、かけ流し・循環併用
無色透明・強い塩味・無臭
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・痛風・慢性胆のう炎・胆石症・高血圧症など
 
※ 関西地方はじめ中国地方に「放射能泉」が多いのは地質的なもので、このあたりは花崗岩が多く分布して
     いるのでそれに伴って、温泉(冷鉱泉)にも含有率が高くなる。
     現在でも、こちらの小学校などの校庭や家の庭などには、白っぽい粗い砂など(花崗岩質)がよく見られ
     るが・・・東京に転校してきた途端にこれらは全く見られず、濃い目の茶色や灰色といった関東特有の砂で
     あったので・・・あ~なるほどな~、と淋しく思った時期があったものだった・・・。
 
 
夕食は、瀬戸内海の海の幸を取り入れた和会席料理を、お部屋でゆ~っくりといただいた。
さほど期待はしていなかったのだが・・・どのお料理も、味わい深くてとっても美味しい!!✧
名産の赤穂の塩を使った陶板焼きが特に美味しかった!!!✧
あと、地場産の牡蠣フライや牡蠣ご飯も、と~っても美味しかった\(^o^)/
懐かしい関西弁の、とっても明るくて気さくな感じ良い仲居さんが、何回かに分けて運んで来て
くださった♬^^
 
 
 
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関西地方のお宿の特徴は・・・夕食や朝食の時は必ず、ほうじ茶をポットに大量に入れて持ってきていただける
こと・・・おそらく例外はほとんど無いと思う。
伊豆や関東以北のお宿では、このようなサービスは全然見たことが無い。
昔、父方の祖母(関西人)の家によく遊びに行った時は、必ずほうじ茶をやかんに大量にいれておいて、
やかんごと出してもらっていたのも、記憶に新しい(^ω^)
そこから自分で、好きなだけ湯のみに注ぐ!!
自分は怠慢なヤツなので、お茶っ葉から急須でお茶を入れるのが面倒で嫌なので、このような関西人の粋な
おもてなしが大好き♬✧^^
日本酒をいただきながら・・・ついついお茶も一緒にいただいてしまう・・・(*^-^*)
 
 
夕食後は再び大浴場まで、長~い廊下を歩いて行った。
最初は先客がいたが・・・そのうちすいてきて、広い内湯をゆ~っくりと漁火を眺めながら、貸切状態で楽しむ
ことができた(*^-^*)\(^o^)/
 
 
 
翌朝の大浴場も前日と同じ場所で、男女の入替は行われていない。
爽快で穏やかな瀬戸内海を眺めながら、ゆ~っくりと楽しめた(^^*)
 
朝食は、まるで海の上にいるかのように、海に突き出して造られた「海上レストラン」で、和食膳を
いただいたが、テーブルを海側に向けて海を正面に眺めながらいただける形だったので、とっても爽快で
あった!!✧
そのうえ、お隣との間を仕切りで完全にセパレートされていたので、ますますリラックスしてゆ~~ったりと
美味しくいただけた✧^^
もちろん本場なので、納豆なんか何も言わなくっても絶対に出ない~!!!✧
 
 
 
チェックアウト後、すぐ近くのバス停まで向かう坂道をゆっくりと登っていたが・・・ふっと振り返ると・・・
フロントの年配の、とっても感じ良くて上品な女性スタッフさん(女将さん??)が、その間ず~~っと
大きく手を振り続けていて見送っていてくださっていた!!!
自分が曲がり角で曲がって姿が見えなくなるまで・・・ず~~っと・・・・・・目の奥が何だか熱くなった・・・(泣)
と~~~っても感動したけど、最後にペコッと頭を下げることしかできなかった(>_<)
簡単に行ける距離ではないが・・・ぜひまた、実家に寄ったついでにでも、訪れようと思った!!✧
 
 
 
 
次回は、このあと訪れた伊豆高原・浮山温泉に続きます。