温泉巡り旅の醍醐味

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初秋の京都温泉旅 ② 国宝 三十三間堂~京都国立博物館 特別展覧会琳派展「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」

 
前回の続きです。
市内・左京区にある「地蔵谷」バス停から京阪電車「出町柳駅前」バス停まで京都バスに乗車して、
出町柳駅でラッキーなことに、出発間際の特急に乗り込みました!!
わずか7分後に、相方と落ち合う予定の国宝・三十三間堂の最寄り駅・七条駅に、予定より早く到着
出来ました。
といっても、かなりいい加減な待ち合わせ方法でして・・・
このあと行く予定の「琳派展」ゆかりの地・洛北鷹峰の光悦寺さん源光庵さんなど(←自分は以前
訪問済み)を巡ってるため自分より時間がかかるようで、ひと足お先に一人で拝観することにしました。
 
自分は以前、大阪府某市の京阪電車沿いに住んでいた時に1回だけ参拝しましたが・・・
なんせド理系しかも10代前半でしたので・・・
歴史は大の苦手で全くもって興味なく、いまひとつ歴史ある京都の良さが分からず・・・・
現在よりも全然気軽に出られる京都には、ほとんど足を運んだことがなかったので、今となっては、
じつに勿体なかったと思います・・・(;∀;)



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国宝三十三間堂の入口
 
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長~い本堂の側面
 
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いまひとつ紅葉してない木々の間から長~~い仏堂を見ましたが・・・
 
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よく見えないので移動しました・・・夕陽に照らされてキラキラしてました✧
 
 
 
国宝・三十三間堂の正式名称は「蓮華王院本堂」で、同じ東山区にある天台宗・妙法院さんの境外仏堂であり
同院が所有・管理しています。
1164(長寛2)年に、鳥辺山麓(現・阿弥陀ヶ峯)の後白河上皇が自身の離宮内に創建した仏堂で約80年後に
焼失しましたが、すぐに再建されました。
その後、室町・桃山・江戸そして昭和と4度の大修理により700余年間も保存されています。
地上16m・奥行き22m・南北方向に120mもの長いお堂は、和様の入母屋・本茅葺の「総檜造り」で、正面の
柱間が「33」あるという建築的な特徴から三十三間堂と通称されています。
「三十三」は観音に縁のある数字で、観音菩薩の変化身三十三身に基づく数を表しているとのことです。
長~い堂内の中央に堂々たるお姿で祀られている巨像・千手観音様(中尊)は国宝で、その左右に各500体
もの千手観音像(重要文化財)が祀られており、合計1001体がご本尊で、じつに圧巻です!!!
また堂内には、ご本尊様たちの前を陣取るように素晴らしい国宝「雷神像」「風神像」などが祀られています。
 
                                              ★ 本堂内は撮影厳禁のため写真はありません ★

 
京都府京都市東山区三十三間堂廻り町 657
TEL; 075-561-0467

開門時間; 8:00~17:00(11/16~3月は9:00~16:00)→受付終了は各30分前
年中無休
拝観料; 大人・600円 
             中人・400円 
             小人・300円
交通; JR京都駅~市バス約10分「博物館三十三間堂前」下車すぐ
   または
   京阪電車・七条駅~徒歩約7分



そして・・・堂内を拝観中の「おみくじコーナー」で無事に相方と落ち合えたので、通りを挟んですぐお隣に
位置する、次なる目的地・京都国立博物館に移動しました。
「平成知新館」で開催されている特別展覧会・琳派展「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」に
行きました。
じつは・・・今回の京都旅行は、この「琳派展」がメイン中のメインだったんです!!!✧
自分はド理系で、対極?にある歴史は大の苦手なのですが・・・
以前から平安・江戸時代の芸術に興味があり、特に・・・小・中学校の美術の教科書で「風神雷神図屏風」を
はじめ「紅白梅図屏風」「燕子花(かきつばた)図屏風」を見て以来、尾形光琳画伯の絵図や書は大好き
なんです!!!
 
ところが、この「琳派展」物凄い大人気のようで・・・平日でも午前中~16時くらいまでは、入場まで1時間
待ちはザラで・・・酷い時などは2時間以上も待つようでしたので、できるだけ遅い時間から並ぶ計画に急遽、
変更したほどです。
自分たちは、16時半過ぎから並びましたが、それでも約20分間は待ちました・・・
そして・・・相方とは閉館時間18時頃に出口で待ち合わせることにして、お互い好きなだけ1人でゆ~っくりと
自由に鑑賞することにしました^^
 
★ 2015(平成27)年10月10日(土)~11月23日(月)明日までです!!!★
           (・・・明日で終了しますので更新を急ぎました・・・汗)
 
 

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 「明治古都館」は歴史ある立派な建造物です✧^^
 
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「琳派展」が開催されている「平成知新館」は斬新なデザインの建造物です!!!
 
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「平成知新館」前にはモダンな池が設えられていて、ガラス張りの窓には
夕陽が映っているうえ、向かい側あたりの景色も映っていて綺麗でした✧^^
 
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待ち時間は16時半過ぎても20分ほどでしたが・・・その間、大きなガラス越しに
見える池や噴水や紅葉などなどを楽しめて全然、気になりませんでした~~(*^^*)v
 
 
 
琳派とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一といった
芸術家の一群をゆるやかにつなぐ言葉です。
その源は、京都洛北の鷹峯に住し、書をはじめ様々な芸術に関与した本阿弥光悦へと遡ります。
雅で優美な古典的伝統を感じさせる大和絵的な描写の中に、斬新な構図や画面展開を取り入れ、明瞭かつ
装飾的でありながら革新的な独自の様式を確立しました。
 
この展覧会は、光悦が徳川家康から鷹ヶ峯の地を拝領して400年となることを記念し、琳派誕生の地である
京都において初めて開催される本格的な琳派展です。 
琳派の名作が一堂に集められ、琳派の系譜が紹介されています。
 
     国宝・風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 建仁寺 <展示期間:10/10~11/23>
     重要文化財・風神雷神図屏風 尾形光琳筆 東京国立博物館 <展示期間:10/10~11/8>
     風神雷神図屏風 酒井抱一筆 出光美術館 <展示期間:10/27~11/23>
        ※ 以上、一部京都国立博物館HPより ※ 
 
 
特に圧巻は、2階展示室中央に堂々と展示されている「風神雷神図屏風」で、俵屋宗達・尾形光琳・
酒井抱一の3作品が、一挙に展示されていました!!!✧
ガラスにへばりつくように、ゆ~っくりと細部まで心ゆくまで観賞してから・・・
最後は、3作品がすべて見渡せる場所に立ち、どのように違いがあるのかなどを見比べて、思う存分楽しみ
ました!!
(個人的にも・・・その素晴らしさは、さすが国宝→重要文化財~の順に続いてると思いましたが、やっぱり
自分的には重要文化財・尾形光琳の屏風が大好きです!!✧)
今回は、大好きな「「燕子花(かきつばた)図屏風」こそ展示されていませんでしたが・・・
(↑↑は東京・根津美術館にあるので、いつか鑑賞に行きたいと思ってます^^)
それに勝るとも劣らない素晴らし過ぎる絵図屏風・掛軸などの作品が多数、展示されていて大満足でした✧
このクオリティーなら、たとえ1時間でも2時間でも並んで待ってでも鑑賞する価値は、十分にあると
感じられました。

 

 

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物販コーナー前の大きな看板^^
 
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「平成知新館」前の芝生の上にあった俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」の立派な看板を☆
 
 
 
京都国立博物館
京都府京都市東山区茶屋町 527
TEL; 075-525-2473
 
交通; JR京都駅~市バス約10分「博物館三十三間堂前」下車すぐ
   または
          京阪電車・七条駅~徒歩約7
 
 


* 撮影日; 2015年11月5日 *
 
 
 


次回は、このあと行った所に続きます。