温泉巡り旅の醍醐味

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鹿児島北部・熊本南部の温泉一人旅 ④ おおが温泉「相良路の湯 おおが」さん

 
前回の続きです。
幸福温泉から人吉市街地方面へ約10分ほど北上すると、人吉盆地を東西に流れる「球磨川」の少し手前に、
この日4湯目の、おおが温泉・相良路の湯 おおがさんの案内板が見えてきます。
そこを左折し、少し走ると到着です。

あたりは既に真っ暗になっていましたが・・・・・・
この日帰り温泉施設は、天然温泉プールを持つおおがスイミングスクールさんを併設しているので、
生徒さんと思われる方々で混雑しており、第一駐車場は満車で・・・めっちゃ優しくて明るい2人の誘導員
さんが、狭い道路を隔てて向かい側にある、広~い第二駐車場の方へと案内してくださいました。
この60代位の九州弁が魅力的な方々とは、帰りしな此処の温泉について等お話ししてから、宿泊宿へと
向かいました(*^^*)♬

熊本県南部の人吉盆地に位置する、相良藩800年の歴史を持つ人吉は、九州の小京都といわれる上品な雰囲気
漂う街で、めっちゃ魅力的な温泉施設が数多く点在しています。
(この旅程で全部巡るのはちょっと無理で・・・泉質も様々のようなので、機会があればいつか再訪しようと
思っております!!✧)
その中のひとつ・相良路の湯 おおがさんは、人吉盆地を東西に流れる「球磨川」の南岸沿いの平地に佇んで
います。
この温泉は、とにかく泉質が素晴らしいとのことで・・・
是非ぜひ!!   入湯しよう✧^^と楽しみにしておりました!!!✧
 
 
 
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おおが温泉・相良路の湯 おおがさんの趣きある玄関^^
 
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飲泉も出来ます♨✧
スッキリしていてクセのない植物系のお茶(杜仲茶)のような?味わい♨^^
 
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浴場への入口 向かい側には天然木製の粋なベンチがあります✧
 
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逆サイドからフロント(この時間は無人)方向を☆
 
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天然ラドンを含有しているとのことですが詳しい数値は表示されていません・・・
 
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清潔感溢れる脱衣室✧ ちょうど大浴場へ行こうとした時に貸切状態となりました☆
 
 
 
脱衣室に入るまではガランとしていたので・・・大浴場も空いてるかな✧・・・って思いましたが・・・
駐車場の混雑=授業を終えて温泉に入られていたスイミングスクールの生徒さんと親御さん方々・・・で、
ごった返していました・・・(汗)
その時、空いていたら撮影しようと思ってバッグの浅い位置に入れてたデジカメをゴトン!!!
・・・って思いっきり床に落としてしまい、あわや故障か!!??・・・ってめっちゃ落ち込んでいところ・・・
カメラ持込みを非難されるどころか、その場に居合わせた地元の方々は皆様、故障していない?大丈夫?と、
口々にめっちゃ心配してくださいました(^^;;;✧
本当に、人吉の皆様は心お優しくて穏やかな方々ばかりで・・・心底癒されました♡✧^^

大浴場へ入ってみると、さほど激混み感は無く、3段階に分かれている各浴槽ごとに独占して入ることが
出来てラッキーでした✧
それでも、まばらに先客さんがいらっしゃったため写真撮影は控えましたので、内湯のみの浴槽の素敵な
お写真をHPよりお借りいたしました<m(_ _;)m>♨


 
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植物由来の「モール泉」と言われているだけでなく有効成分が豊富なスゴ腕温泉です✧
浴槽は3段階に分かれています♨ 入口には源泉の「かけ湯」もあります♨
↑↑の背後には洗い場があり、入浴料300円にしてはコスパ大!! の、
ボディソープ&リンスインシャンプーが備え付けられています✧^^
 
 
 
そして・・・内湯の(↑↑写真向かって左側)一番大きな浴槽の横の壁面には、日本地質学会会員の先生による、
此処の温泉についての説明書きが掲示されていたので・・・
自分は落ちこぼれだったのですが、学生時代に地質学を専攻していたこともあり・・・
ゆ~っくり入湯しながら興味深く読ませていただきました♨✧

内容を端的に要約すると以下のようになります。
「湖成堆積層である人吉層の基底部・地下600mから揚湯されているおおがの湯は、植物起源の還元性に
富んだ特長的なものであり、郷土内唯一の貴重な存在となっているうえ、国内に類例をみない可能性が
あります。
その昔、人吉盆地は湖で「人吉湖」といわれた「琵琶湖」に次ぐ日本第二の巨大なもので、そこに洪水時
などで流入したと考えられる樹木が地圧によって圧縮され、真っ黒に炭化された状態で地層「人吉層」に
挟み込まれました。
人吉温泉において、その濃厚な有機成分がおおがの湯に限定的に含有されていることから、同じ「人吉層」
の中でも、断層によって周辺泉源から完全に遮断され孤立的な地質構造を保有している可能性が高いと
思われます。
この温泉は、そのような奇跡的とも言える偶然の結果が成した、成分的にも構造的にも極めて卓越した天下の
名湯であることは確実的な事実であると考えられます。」

たしかに・・・此処の他に、このあと人吉温泉郷の温泉を3ヶ所ほど入湯しましたが、泉質名的には似通って
いましたが、色といい香りといい入湯感といい、全く違う泉質な感じ・・・♨
この温泉は、植物由来の有機成分含有の濃い「モール泉」系であることを強く感じました!!!✧

以前、北海道中西部の泥炭地・石狩平野に湧く、草木由来の有機成分を多量に含む、珍しくて素晴らしい
「モール泉」に数ヶ所入湯しましたが、其処ほど色・香りなどのクセの強さはありませんが・・・
相良路の湯 おおがさんの内湯に入湯して、久々に懐かしく思い出されたほどでした♨^^

数ヶ所もの人吉温泉郷の中でも「天然ラドン・植物性ミネラル・還元系(アンチエイジング)」という3つの
特長を持つ素晴らしい温泉資源に恵まれていることで、おおが温泉・相良路の湯 おおがさんが独自に
「日本温泉総合研究所」に「酸化還元電位」測定を依頼されたところ「還元系温泉」に認定されたとのこと
この効能豊かな温泉水から作った化粧水「おおが温泉の湧水美人」が好評とのことで、HPにてネット販売も
されています。
自分も・・・今は数々の温泉巡りでの温泉効果のおかげで、当分必要ありませんが・・・いずれ必要になる時が来た
暁には是非!!   購入したいと思っております♨✧


 
泉質; ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) pH; 記載なし 
微黄茶褐色・極微弱鉄味・極微鉄臭&微弱モール臭 細かい茶色の湯花あり✧  
泉温; 50.1℃  湧出量; 記載なし  100%源泉掛け流し!! 

効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか 
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童・動脈硬化症など
 
❖ 飲用の効能; 糖尿病・肝臓病・慢性消化器病・慢性便秘・痛風・慢性胆のう炎・胆石症など
 
 
熊本県人吉市灰久保町 21
TEL; 0966-22-3600
 
営業時間; 24時間営業(12:00~13:00の間は清掃のため入浴不可)
休館日; 年中無休(設備点検のため臨時休業の場合あり)
料金; 大人・300円
         小人・150円
交通; JR人吉駅~徒歩約10分

 
 
 
* 撮影日; 2017年10月13日 *
 
 
 
 
次回は、この日5湯目の温泉宿に続きます。