前回の続きです。
湯浦温泉唯一の温泉宿・亀井荘さんを出発して、まずは国道３号線を北上する形で走ってから
左折する形で県道56号線に入り、不知火海でもひときわ穏やかな内海の、万葉集にも詠われたことが
あるという「野坂の浦」方向へ走り、出発してわずか約７分ほどで、この日１湯目・計石(はかりいし)温泉
芦北町 計石温泉センターさんに到着しました。
外観
不知火海の海の幸を堪能できる食事処も隣接しています＾＾
計石温泉は、源泉が海底にあり、そこから湧出する温泉を特殊な技術で直接、汲み上げているという、
全国的にも非常に珍しい貴重な温泉です！！！！！♨✧
古くから地元の漁師さんたちの間で、海底から温泉が湧出していると言われていたところ、平成３年の
水質調査で、芦北沖合192ｍ・水深12ｍ（満潮時）の地点に、海底噴出天然温泉が発見されたとのことです♨
この貴重な海底噴出天然温泉を、海底に設置した２×４ｍの集湯桝ケーシング（コンクリート製の箱）で集め
地上に設置したタンクまで送湯しているとのことです！！！
海底に噴出する源泉温度は約50℃の高温泉ですが、この施設の浴槽では約43℃に下げた状態の適温で
楽しめます♨✧ （館内に展示されている案内板より）
↑↑写真ちょうど後ろに受付があり、入湯料をお支払いしてから浴室に向かいます♨✧
↑↑写真の脱衣室に掲示されていた熊本県の分析表には「11～4月は加温の場合あり」とありましたが･･･
受付の60代位の、めっちゃ優しくて感じ良い女性に、話のついでに尋ねてみると･･･ほぼ１年中
「100％源泉掛け流し」状態をお楽しみいただけますよ＾＾って教えてくださいました（*^^*）✧
そして･･･脱衣室には「浴場内の写真撮影禁止」と掲示があったので、写真はありません。
（どっちにしろ大人気ゆえ、常に4～8名ほど入湯されていたので無理でした＾＾;;;）
設備は内湯のみ、15人くらいが入れる中型の変形六角形の浴槽が１つのみで、洗い場はシャワー＆カランが
ありますが、ボディソープなどは備付ナシなので要持参です!!!
ただ入浴料はなんと！！ 大人170円と、超絶リーズナブルなので当然のことです。
海底噴出だからといって、あの海水の独特な、苦くて渋めの塩味＆ベタベタ感とは違って、サッパリした
甘めの塩味＆サラッとした入浴感で、めっちゃ心地良い温泉でした♨＾＾
なので、地元の方々には勿論、ちょうど「あの名湯」日奈久温泉付近にお住まいの母娘さんと約20分間ほど
ご一緒させていただいて、おそらく自分と同世代位の娘さんと、この付近の温泉談義で盛り上がり
ました（*^^*）が･･････彼女の一番のお気に入りは、なんと！！ ご自宅近くの温泉群ではなく･･･
此処の温泉が、最も身体とお肌に良いと感じ（←そのはず！！ この温泉にはラドンが多く含まれており、
美肌成分「メタほう酸」も規定値の３倍以上含有されてます✧）なので、週１位の割合で、足繁く車で片道
約25分位かけてでも通い詰めているとのことでした！！！
これは凄い温泉･･･貸切状態で１人で入っていたら、そこまで凄腕の温泉とは分からなかったので、
タイミング良くお逢い出来て、ホントに良いお話が聞けて超ラッキーでした（✧▽✧）♨
（自分も後程「日奈久温泉」に入湯しましたが･･･個人の好みもあるかと思われますが･･･近くに住んでたら
親友になれるほど･･･彼女と気も合い、温泉の泉質の好みも合いました✧＾＾ ）
彼女たちは、いつも約１時間は長湯して過ごされるとのことで･･･自分はまだ先があるので･･･
泣く泣くお別れして次なる温泉に向かいました（；ω；）
泉質; ナトリウム-塩化物温泉（低張性中性高温泉） pH; 7.04
ほぼ無色透明・甘めの塩味・微硫黄臭 ヌルスベ感のあるお湯✧
泉温; 42.9℃（湧出時は約50℃） 湧出量; 記載なし 100％源泉掛け流し！！
メタほう酸含有量; 16.0mg/kg ⇒「美肌の湯」✧
ラドン含有量; 19.5×10－10 キュリー / kg （5.37マッヘ単位 / kg）
❏弱放射能(ラジウム)泉とは･･･含有量; 30×10－10 キュリー / kg (＝8.25マッヘ単位 /kg）以上のことを
いうので、かなり近い数値です!! ❑
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症 のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
熊本県葦北郡芦北町計石 2963-13
TEL; 0966-82-2911
営業時間; 7:00～22:00（受付 21:30まで）
休館日; 第２水曜日（祝日の場合は翌日休み）
料金; 入浴のみ 大人・170円
小人・70円
入浴＆休憩 大人・300円
小人・100円
交通; 肥薩おれんじ鉄道 佐敷駅～徒歩約30分
または
タクシー約５分
* 撮影日; 2017年10月15日 *
次回は、このあと訪れた２湯目の日帰り温泉に続きます。
