前回の続きです。
熊本市の西部・河内温泉を出発して、宇土(うと)半島～「大矢野島」経由で「天草下島(しもしま)」南西部に
建つ大江天主堂へ向けて約3時間ほど運転して、立ち寄って礼拝をしようと思ったのですが･･･
ふと時計を見ると･･･
この日お世話になる、この日４湯目・この旅程において２泊目の、湯本の荘 夢ほたるさんにお伝えしていた
チェックイン時間に絶対に間に合わない時間となっていたので･･･
そのお姿を拝める国道389号線の路肩に停車し、拝みながら宿に遅くなる旨お伝えしたあと、少々飛ばし
気味で向かいました。
左の建物の右横に見えるアーチ型の橋は「１号橋」(天門橋）の手前に建設中の
「新天門橋」です！！！ （宇土半島・三角側から☆）
新しくバイパスが建設される先駆けとして･･･とのこと！！
国道57～266号線に入り１号橋を渡ると･･･天草諸島の玄関口「大矢野島」に上陸します！！✧
国道389号線から見た大江天主堂✧ 時間があったら礼拝したかった･･･（；ω；）
東シナ海（天草灘）に注ぐ小河川「下津深江川」の河口近くに開けている天草下田温泉は、開湯700年以上の
歴史を誇る、天草諸島で最古で随一の名湯です。
現在から約740年ほど前、一羽の傷ついた白鷺が傷を癒している場所に近づいてみると温泉が湧き出していた
という伝説のある温泉地で、このことから別名「白鷺温泉」とも呼ばれているそうです。
昭和38年に「国民保養温泉地」に指定されて以来、天草諸島では最も人気の高い温泉地として不動の地位を
保っているとのこと！！
また「日本の夕陽百選」にも選ばれた天草西海岸・天草灘に面し、雄大な東シナ海を一望できる
風光明媚な温泉地です✧
ちなみ･･･天草諸島とリゾート地の雰囲気的にも、地理的にも似ている、静岡県・伊豆半島南部にも
「下田温泉」が存在しますが、こちらの温泉の殆どは北部に隣接している「蓮台寺温泉」からの、
パイプラインによる引湯を使用している施設がほとんどですが･･･
天草下田温泉は、れっきとした独自の名湯で「沸かさず・薄めず・循環せず」が自慢の、100％源泉掛け流しの超良質な天然温泉です！！
（ちなみ･･･天草諸島にも伊豆半島にも同じ「弓ヶ浜温泉」という温泉地が存在します！！♨
しかし･･･「天草弓ヶ浜温泉」は昨年の熊本地震の影響で「赤湯」が止まり･･･現在工事中とのこと･･･）
湯本の荘 夢ほたるさん外観
このお宿は、この年(2017年2月下旬)訪れた際、めっちゃ新鮮過ぎる伊勢海老の美味しさに大感動したうえ、
その他のお料理も忘れられない程と～～っても美味しかったことと･･･
めっちゃ明るくて楽しいノリの合う優しい大大好きな女将さんと、むっちゃ癒し系の笑顔を見てるだけで
ホンワカ癒される支配人さんがいらっしゃることと･･･
ちょうど「天草のウニ」がこの時期いただけるとのこと！！･･･伊勢海老のお刺身の次にウニ刺しが大好物で
北海道のウニは食したことがあるけど天草のは無いのでどんなものか！？って思い興味津々となり･･････
そして、前回は休館・時間切れで超行きたくても撃沈してしまった温泉入湯のリベンジも兼ねての再訪
でした（*≧▽≦*）♬
じつは･･･前回同様、元々予約していたのは、２軒お隣の姉妹館・海王亭さんという温泉宿でしたが･･･
今回も急遽、こちらに変更になるとのことでした！！
※ 通常は、こちらのお宿は１人泊は出来ません･･･
当初は、いずれも経営者さんが同じで、お魚屋さん直営だからこそ実現できる、リーズナブルな価格で
新鮮な天草の海の幸を豊富にいただけるので、大食いの自分的にはどちらでも構わなかったのですが･･･
結果的には様々な面で、めっちゃラッキーでした（✧▽✧）！！！
✧ 特に、広々として趣きのある庭園の中にある大きな「露天岩風呂」は、自分好みの野趣溢れる岩造りで
天草下田温泉で最も広大な露天風呂とのこと！！！♨✧
今回は再訪なので、館内（ロビー・同じタイプの宿泊部屋・内湯）の写真は省略させていただきます。
ご興味がおありの方は↓↓昨年２月の記事を是非！！ ご参照いただけたら幸いです。
尚、今回は･･･内湯から少し離れた場所に位置する、風情溢れる岩造りの大露天風呂には「さつき」の花が
綺麗に咲き誇っていたので載せておきます。
天草下田温泉は「沸かさず・薄めず・循環せず」がキャッチフレーズの、100％源泉掛け流しの、とっても良質な天然温泉です！！
そして、学生時代に地質学を専攻していた自分にとって、めっちゃ興味深いことは･･･
この名湯は「天草下島」西部に鉱床の多い”陶石”の地層の摩擦熱によって温められて出来ているということを
前回宿泊時の夕食時に、とっても感じ良い担当の仲居さんが仰っていたことです･･･！！
自然の地熱で出来た温泉というと「火山性」のものしか聞いたことがありませんでしたが･･･
確かに、天草諸島に火山は存在しないので･･･ビックリしたと同時にめっちゃ大感動でした！！！✧
今回は季節柄「さつき」が綺麗に咲き誇っていて、眺めながらの湯浴みは最高でした（✧▽✧）
”陶石”の地層の摩擦熱によって温められて出来た感慨深い温泉を思いっきり
堪能できました♨✧＾＾
泉質; ナトリウムｰ炭酸水素塩・塩化物温泉 （低張性弱アルカリ性高温泉） pH; 7.84
無色透明・微弱硫黄＆鉱物味・微弱硫黄＆鉱物臭 黄茶色の小さい湯花あり✧
泉温; 51.3℃ 湧出量; 不明（掘削深度 250ｍ） 100％源泉掛け流し！！
✦ 毎日、完全にお湯を抜いて清掃しているのでとっても清潔です ✦
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺・五十肩・疲労回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
❖ 飲用効能; 慢性消化器病・肝臓病・糖尿病
✦ 日帰り入浴も出来ます ✦
営業時間; 【内湯】11:30～20:00（←宿泊者は11:00～翌8:00）
【露天岩風呂】15:00～20:00（←宿泊者は22:00まで）
休館日; 年中無休
料金; 大人（中学生以上）500円
小人（小学生以下）無料！！
次は、お食事です。
天草西海岸で獲れた、新鮮な魚介類などをふんだんに取り入れた、ボリューム満点の海鮮料理を、
お魚屋さん直営だからこそ実現できるリーズナブルな価格で、お部屋でゆ～っくりと寛ぎながら美味し～く
いただけます（*^^*）♬
大食いの自分的には･･･最後のシメの「鯛飯」も、お櫃の中のものまで美味しく完食してしまったので、
普通より少々多めかな？？･･･って感じでした（＾＾;;;;;
今回は、天草のウニをいただけて最高に至福でしたが･･･めちゃくちゃ美味し過ぎる大大好物の
伊勢海老の刺身がいただけず、何だか一抹の寂しさを感じてしまったので、またいつか機会あらば･･･
是非ぜひ！！ かなり遠いけど･･････また湯巡りついでにお邪魔したいと思いました！！！✧
「ウニプラン」の前菜とお造りの舟盛りは･･･以前の「伊勢海老プラン」より
全体的に少ない感じがしましたが、美味しさは変わりません＾＾
また！！ 大好物の同県・阿蘇の辛口地酒「れいざん」と共に（✧▽✧）♬♫
天草ロザリオポークのしゃぶしゃぶも以前と変わらず美味しいですよ～！！✧
海鮮料理だけでなく、とっても柔らかい↑↑も絶対に残さず味わいたいものです～～
天ぷらと大好物の「鯛のアラ炊き」の、めちゃくちゃ美味し過ぎるお出汁を
天草産素麺にかけていただく「鯛素麺」も、このお宿の名物です✧
こうして記事にしていてもスグにいただきたくなってしまうほど（✧∀✧)！！！
「きびなご」も相変わらず美味しい（✧▽✧)！！！
そして･･･天草産のウニ刺し＆軍艦巻き（✧▽✧)（*≧▽≦*）！！！！！
あと･･･↑↑があまりにも美味し過ぎて感動していたので･･･たしかもう２品ほど
ウニ料理があったのですが撮り忘れてしまいました･･････（；ω；）
もう超絶めっちゃ美味し過ぎ（✧▽✧)！！！！！ 北海道のウニに負けてません(*^^*)v
今まで「ウニ」といえば北海道✧･･･という固定観念が根底から崩れ去った瞬間でした！！！✧
シメの「鯛めし」と天草の郷土料理「せんだご汁」と「香の物」
めっちゃ美味しい「鯛めし」は↑↑の倍の量がお櫃に入っています♬
モチロン完食いたしました(*^^*)✧
デザートの手造りプリン 甘ったるいのが苦手な自分も美味しくいただけました✧
次は朝食です。
大広間で和食膳をいただきました。
根暗な自分は、大人数の中の真ん中が特に大の苦手なので･･･一番奥の端の角っこのお席にして
いただいてたおかげで、じつに落ち着いて、ゆ～っくりと美味しいお料理を味わうことが出来ました(*^^*)♬♫
朝からいただきやすい身体に優しいお料理ばかりで嬉しい（*^^*）
白飯はお代わり自由です♬✧ 山盛り３杯いただきました（＾＾;;;
自分は大阪出身なので納豆だけはどうしても無理･･･ただ予約の住所は関東なので
予め申し出ないと出されることが多くて困惑･･･今回も申し出たので大丈夫(^^)v✧
特徴的なことは「干物バイキング」･･･好きな種類の干物をいただけます♬＾＾
熊本県天草市天草町下田北 1366-1
TEL; 0969-42-3311
in; 15:00 out; 10:00
宿泊; 1泊2食付（2名1室の場合）大人・12,960円～
交通; JR熊本駅～九州産交バス「快速あまくさ号・産交車庫前行き」約2時間20分～「本渡バスセンター」
乗継～「下田温泉行き」約40分～「白鷺橋」バス停下車～徒歩約３分
チェックアウト後、本渡方面へ向かう途中･･･少々国道389号線の路肩に停めて
美しい海を鑑賞いたしました✧＾＾天草下田温泉の温泉街の一部が見えました✧
国道389号線沿いでは天草の青い海に青い空を思いっきり楽しみながら
超快適なドライブが堪能できます～～（✧▽✧）♬
* 撮影日; 2017年5月23～24日 *
次回は、このあと行った１湯目の日帰り温泉に続きます。
