前回の続きです。
再び国道442号線に戻り、さらに来た方向とは逆に少々走らせると・・・やがて左側に「赤川温泉」へ続く
道路があるので、左折して登っていきます。
そして、しばらく走ると左側に登山者用の駐車場が上下2ヶ所あるので、少しでも歩きたくない自分は上の
方にレンタカーを駐車して・・・この日5湯目の赤川温泉 赤川荘さん向かって歩いて行きました。
その駐車場から先は、一般車両は乗入れ禁止で、赤川荘さんで行き止まりとなっています。
お宿の前にも8台分の駐車場スペースがあるのですが、宿泊者・足の不自由な方専用の駐車場なので、
それ以外の日帰り入浴だけの訪問者は遠慮して徒歩で向かいます。
向かって左側に登山者用駐車場が上下2ヶ所あるので、少しでも歩きたくない自分は
赤川荘さんに、より近い上の方に駐車しました(^^;;;
少し行くとY字路になっていて右に歩いて行くと赤川荘さんです・・・(- -;;)
秘湯「赤川温泉」だけど・・・思ったよりオシャレな外観にビックリ!!!✧
大浴場のある建物^^右下の玄関から入ります✧^^
宿泊の営業日; 毎週金、土、日曜日 休業日; 毎週 月、火、水、木
※特定日(GW・お盆・紅葉期・正月)は宿泊の営業あり(休みなし)
赤川荘さんは、国立公園特別地域内・標高1,100mの久住高原に立地しているため、電気も自家発電で、
四季折々の自然満載の、秘境の一軒宿です。
全室・全館は、自分を含めタバコ嫌いの人には嬉しい禁煙となっていて、食材選びから周辺環境まで配慮して
いる、とってもエコで先進的な徹底した自然派の温泉宿です!!
また、日本三大天然湯の花と評される赤川温泉の良質な湯の花は、泉源で 採取後精製し、「くじう湯の華」
また、日本三大天然湯の花と評される赤川温泉の良質な湯の花は、泉源で 採取後精製し、「くじう湯の華」
(入浴剤・医薬部外品)として限定販売されており、 家庭でも赤川温泉を楽しむ事が出来るとのことです。
約2,000倍濃縮原液の「赤川濃縮温泉水」の濃縮原液を基に作った手作り石鹸などもあり、通信販売でも
購入することもできるようです。
❖「赤川温泉スパージュ化粧品」さんの製品は、赤川荘さんのHPよりお買い求めいただけます ❖
↑↑の建物の左側には・・・
小さな滝と飲泉処があります^^
「赤川温泉」の源泉を飲めます!! ペットボトルに詰めて持ち帰る方々も多いようです^^
赤川温泉は文知2(1185)年、源頼朝時代に巻狩り演習中の兵士により発見されたと伝えられており、
久住(くじゅう)山の赤川谷奥の10数ヶ所で自然湧出している、青みがかった白濁色(←ミルキーブルー)
の「硫化水素型の硫黄泉」です。
同じ火山性の硫黄の香りが強い白濁した「硫化水素型の硫黄泉」でも「高温泉」は火山国・日本全国に点在
していますが・・・赤川温泉 赤川荘さんの「低温泉」は、火山性で白濁した「硫化水素型の硫黄泉」にしては
珍しい、今までに出逢ったことのない源泉と思われます!!
実際、お宿のフロントでいただいたお名刺には「日本一の硫黄冷鉱泉」と記載されています。
その「硫黄冷鉱泉」ですが・・・大浴場のロッカー室の壁に貼り付けてあった「温泉分析書」には・・・
泉質名; 含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・硫酸塩冷鉱泉(18.4℃)(低張性 弱酸性 冷鉱泉)とありましたが
こちらの測定年月日は、約20年前の「1997(平成9)年7月2日付」であり・・・
この記事を作成するにあたり、お宿の最近のHPを拝見したところ、右上部に記載されている「赤川荘に
ついて」の中の「赤川温泉 分析書」という欄には・・・
泉質名; 含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・硫酸塩泉(26.0℃)(低張性 弱酸性 低温泉)と変わっていました!!
こちらの測定年月日は、約6年前の「2010(平成22)年7月28日付」でした。
❖ 両者の詳しい数値なとは、温泉の写真をひと通り掲載したあとに記載しております ❖
・・・ということは、約13年間で「鉱泉」の温度が7.6℃も上がって「温泉」に変わったことになります!!
❖ 冷鉱泉とは・・・25.0℃未満の鉱泉・逆に「温泉」は25.0℃以上のものをいいます ❖
実際に、今回・次回の湯巡りで各地にて出逢った地元の方々(60代くらい以上)にお話を伺ったところ、
数ヶ所の施設で・・・
「最近は、昔よりも温泉の温度が熱く感じるようになったけど、年のせいかぁ(笑)!?」
などと、お聞きした記憶が多々あります・・・・・・!!!
おそらく最近の、地球全体の温暖化あるいは地震などの影響などに伴って、地熱の温度も上昇しているからで
しょうか・・・・・・???
だがしかし・・・実際に入浴した感じの「26℃」の「温泉」は、「冷鉱泉」の規定値とは僅か1℃差なので、
ハッキリ言って「冷鉱泉」同様の冷たさを感じ、自分が訪れた9月末日でも、南岸に居座ってる季節外れの
台風の影響で真夏のように暑い日でしたので、とっても気持ち良く「冷温交互浴」(←温かい浴槽と冷たい
冷鉱泉または水風呂浴槽を交互に入浴する方法)を楽しむことが出来ました♬
・・・ってことで、このような「硫化水素型の硫黄低温泉」は、おそらく日本広しといえども他に類を見ない
珍しい泉質と察しますので、万人に分かり易いよう「日本一の硫黄冷鉱泉」と、現在もまだ記載されていても
過言ではないと言えると思われます。
❖ 自分は、その体感温度の冷たさに・・・てっきり「硫黄冷鉱泉」と信じ込んで入湯しておりました(汗)
入口 イタリアンカラー(国旗)がまたオシャレ✧^^
大浴場入口もオシャレ✧
こじんまりとしたロッカールーム ↑↑右側の壁に「旧温泉分析表」があります!!
先客さんは、自分と同じ大阪出身でも、自分とは違って今でも大阪市内の都心部にお住まいの、バリバリ
大阪人女性とご一緒いたしました(*^^*)
と~~っても明るくてサバサバしていて気さくな同世代の方でしたので、最近の懐かしい大阪の街のこと
などなど・・・ついつい話し込んでしまいまして・・・
何と言っても、一番気が合ったのは「納豆なんてめっちゃ臭くて腐ったもんは人間の食べ物とは認めへんです
よね~!! 絶対に食べられへん無理っすよね~~(笑)」・・・でした!!!✧
❖ 納豆県・茨城県の方々には大変申し訳ございませんが・・・大阪府は納豆の消費量ワースト1位(全国
都道府県の総消費量47位→最下位!!!)という現実を・・・是非ご理解ください(汗)
なので、大浴場の写真を撮るのにも絶大なるご協力をいただきまして、本当に大感謝です✧^^
そして・・・自分はこのあと、まだ5ヶ所もの日帰り温泉~本日宿泊の温泉宿が控えてる旨お伝えしてから出た
後も、彼女は貸切状態となった立派なお風呂&超良質な温泉を、まだまだ思いっきり満喫していらっしゃった
ようです(*^^*)
内湯の加温浴槽
硫黄成分が多く強いため、ガス中毒防止として浴室の窓を開けているとのこと
なので・・・危険なので絶対に閉めないでください!!!
内湯「低温泉浴槽」(水風呂のように冷たいです) 右側にはカメさんの置物も居ます^^
100%掛け流しの源泉を思いっきり堪能できます!!!✧
源泉がそのまま流れ出て行くルートは白く硫黄成分が堆積しています!!✧✧
赤川荘さんの建物奥に(露天風呂からも)見える「雄飛の滝」は、昔から仏僧や修験者の修行の場となって
いたため、昭和37年に今の名前になるまでは「行者滝」と言われていたとのことです。
自然に囲まれ「雄飛の滝」を眺めながらの入浴は、心身共にリラックス出来ます✧
自然に囲まれ「雄飛の滝」を眺めながらの入浴は、心身共にリラックス出来ます✧
野趣溢れる岩露天風呂の最も奥は、その滝を楽しめるよう開放されていますが、決して混浴ではありません
ので、仕切り線からは決して出ないように・・・とのことです。
最も滝に近い浴槽には入れず鎖で仕切られていました(;ω;)
また、自分が訪れた時は・・・前出の、めっちゃ明るいフレンドリーな大阪人女性が、大分県内に前泊されて
いて教えてくださったので分かったことですが・・・
大分県では前夜かなり激しい雨が降ったとのことで・・・その関係からでしょうか・・・??
露天風呂の色や温泉成分が随分薄くなっている感じでした(><;;;)
左右のお風呂は男女日替わりで、向かって右の方からは、滝が真正面にみることができるそうですが・・・
自分が訪れた日は、滝から遠い左側の方で残念に思いましたが・・・意外とよく見えました!!✧
滝見の野趣溢れる露天風呂
前夜の大雨の影響?で、露天風呂はヌルいを通り越して冷たかったので
滝にはあまり接近出来ませんでした・・・
【1997(平成9)年7月2日付の温泉分析書】
源泉名; 赤川荘 岩の湯
湧出地; 大分県竹田市久住町大字久住 4008-1
泉質; 含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・硫酸塩冷鉱泉(硫化水素型) (低張性 弱酸性 冷鉱泉) pH; 4.9
泉温; 18.4℃ 湧出量; 120.0リットル / 分(自然湧出)
メタけい酸含有量; 192.6mg / kg →規定値をかなり上回った「美肌の湯」✧
遊離二酸化炭素含有量; 1362.0mg / kg
遊離硫化水素含有量; 32.7mg / kg
【2010(平成22)年7月28日付の温泉分析書】
源泉名; 山の湯
湧出地; 大分県竹田市久住町大字久住 4008-1
泉質; 含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・硫酸塩泉 (硫化水素型) (低張性 弱酸性 低温泉) pH; 5.3
泉温; 26.0℃ 湧出量; 測定せず(自噴・掘削深度0m)
無色透明(湧出時)・弱炭酸味 微弱酸味 弱苦味・強硫化水素臭・ガス発生有
メタけい酸含有量; 151.8mg / kg →規定値をかなり上回った「美肌の湯」✧
遊離二酸化炭素含有量; 2395.9mg / kg
遊離硫化水素含有量; 48.7mg / kg
☆主成分と、湧出時は無色透明→空気に触れると次第に白濁して青みがかった白濁色になり
弱い炭酸味・強い硫黄の香り(硫化水素臭)という点は両者とも共通しています!!
3本の源泉から自然湧出する、26℃の源泉を引いた100%源泉掛け流しの天然温泉♨✧
(加水ナシ・内湯の一部浴槽のみ加温あり)
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・病後回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・アトピー性皮膚炎・慢性婦人病・切り傷・やけど・動脈硬化症・高血圧症・糖尿病など
❖ 飲用の適応症; 糖尿病・痛風・便秘・慢性便秘・慢性胆のう炎・胆石症・肥満症・慢性消化器病
大分県竹田市久住町久住 4008-1
TEL; 0974-76-0081
✤ 日帰り入浴営業時間 ✤
営業日; 毎週金・土・日曜日 (GW・お盆・正月は日帰り入浴も営業!)
営業時間; 10:00~18:00(受付; 17:30まで)
料金; 大人・700円
小人・500円
幼児・300円
乳児(1歳未満)無料
交通; JR豊後竹田駅~大野竹田バス「久住経由直入支所行き」約20分~「久住支所前」下車~タクシー約10分
* 撮影日;2016年9月26日 *
次回は、この日6湯目の日帰り温泉に続きます。