温泉巡り旅の醍醐味

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おんせん県おおいた 湯三昧旅✧ ⑤ 塚原温泉「火口乃泉」さん

 
前回の続きです。
別府八湯のひとつ・明礬温泉を出発して国道500号線~県道616号線に入り、由布院方面へ向かう途中の
左側に、この日2湯目となる塚原温泉 火口乃泉(かこうのいずみ)さんの案内板があるので、それに従って
「伽藍(がらん)岳」方向へ上って行きます。

大分県由布市の雄大な塚原高原を背景に、蒸気がモウモウと湧き上がる標高1045m・伽藍岳の中腹に位置する
天然地獄の火口(←標高約800m地点に位置し、湯小屋から徒歩約5分・有料で見学可能)は、大地の息吹を
感じるパワースポットとなっているとのことです。
その、天然の地獄から湧出する天然温泉は、pH値なんと!!  1.9 という特徴的な強酸性の温泉で
全国的にも珍しい貴重な泉質とのこと!!!♨✧
酸性の強さ・アルミニウムイオン含有量の多さは、日本では秋田県・玉川温泉に次いでなんと第2位で
有名とのこと!!!♨✧
そして、鉄イオン含有量の多さは日本一!!!    とのことですが、鉄分豊富な温泉といえば・・・
「赤茶色」っぽい湯が圧倒的多数ですが・・・それは空気に触れて酸化した色であって、新鮮過ぎる状態の
鉄泉は「緑色」が多く、此処の温泉は澄んだ緑色です♨✧
ただ、雨天・降雪の後は温泉成分が結晶化した白い「湯の花」が多く生じるために、白っぽい湯の色になる
こともあるとのことです♨✧
 
塚原温泉の歴史は古く、約800年前の12世紀(平安時代)に源為朝が山で狩りをしていた時、傷ついた鹿が
湯溜まりに浸かって傷を癒すのを見て、湧き出る温泉を発見したと伝えられています。
雄大な塚原高原一帯を見下ろす伽藍岳山頂付近には、源為朝が一刀両断にしたと言い伝えられる巨石
「一刀岩」が鎮座しているとのことです。

大正~昭和時代にかけては現在の場所に3軒の旅館が営業していたそうですが・・・
現在では、日帰り温泉施設・塚原温泉 火口乃泉さんだけとなってしまったとのことです。


 
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まずは受付にて入湯料金をお支払いする前に・・・「内湯浴場」と「露天風呂」とは別々の場所にあり、
各々料金が発生するので・・・「今日はどちらが空いてますか?」って感じ良い60代位の
受付女性に尋ねると「今なら内湯の方が空いてますよ~^^」と即答で教えてくださったので
     迷わず空いている方を選びました(^^)♬✧
 
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趣きある共同風呂(内湯浴場)の湯小屋♨ 強酸性で緑色のお湯に逢いに行きます~✧
 
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入口正面の番台には誰も居ません(支払いは受付にて済ませるので)が・・・
大きく「石鹸は使用できまでん」(←温泉の泉質上、泡が全然立たなく意味がないので
使用できないという意)と注意書きがあります!! たしかに・・・此処の泉質は、秋田県の
「玉川温泉」・群馬県「草津温泉」に酷似していて、特に後者に至っては・・・酸性泉専用の
使いやすくて泡が立つ、オリジナルのボディソープ&シャンプーを作っているほど!!!
 
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そして・・・よ~く下を見てみると「日本一のおんせん県おおいた♨」と
書かれた、この施設のオリジナルマットがあります(*^ω^*)♨
 
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趣きのある湯小屋の脱衣室はウッディで素朴な感じ・・・何だかホッとしていると・・・
 
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「美肌のための女性誌」(←いわゆる美容雑誌?)に此処の温泉が掲載された記事が
脱衣室の壁に貼ってありました^^(・・・美容院大嫌いゆえ半年に1回位しか行かないし
仮面を被るため、やむなく一応礼儀で必ず5分以内で嫌々してるメイクを落とす時も・・・
超絶面倒臭いメイク落としなどは一切、買ったことも使ったこともなく・・・普通に洗顔料
または、ボディソープだけでガシガシ洗い流すだけの、およそ女とは思えない(←自分を
良く知る親しい人々は口を揃えて言います)自分とは全くもって無縁の雑誌・・・( ▽|||||)
 
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気を取り直して・・・浴室に入ると・・・めっちゃ趣き深い内湯&綺麗な淡い緑澄色の
源泉掛け流しの超良質なお湯が出迎えてくれ、しかも始終貸切状態で超ラッキー(*≧▽≦*)♬✧
 
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そのうえ季節柄、窓の外には綺麗な八重桜が咲き誇っているのが見えて最高の湯浴み!!♨✧
 
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約60℃の源泉は、加水・加温・循環ろ過一切無しの自噴・100%かけ流しで堪能できます♨✧
 
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内湯の湯小屋は、さほど広くないのに湯小屋の天井が高いので開放感があります^^
まぁ・・・先程の1湯目にくっそ嫌な思いをした分?始終超ラッキーな貸切状態だったので
そう感じられたのかもだけど、とにかく一人でゆ~っくり入れるって何て至福のひと時(✧▽✧)♬
 
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それにしても美しい淡緑色の強い酸性泉♨✧
今回入湯した「内湯浴場」↑↑の他に、男女別の「露天風呂」と貸切家族風呂(4室)もあります♨ 
 
 
 
源泉名; 塚原温泉
泉質; 酸性・含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-アルミニウム-硫酸塩温泉(低張性強酸性高温泉)  pH値; 1.9  
泉温;62.4℃ 湧出量; 測定せず(動力・掘削0m) 100%源泉掛け流し!! 
淡緑澄色・苦い酸味&中鉄味・弱硫化水素臭
メタけい酸含有量; 406.0mg/kg ⇒ 規定値をはるかに上回る「美肌の湯」✧
 
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・病後回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・高血圧・動脈硬化症・糖尿病・月経障害・水虫など
 

大分県由布市湯布院町塚原 1235
TEL; 0977-85-4101
 
営業時間; 9:00~19:00(6~8月・受付は18:00まで)
                 9:00~18:00(9~5月・ 〃 17:00まで) 
休館日; 年末年始・冬季期間は天候により臨時休業あり 要TEL確認)
料金;【内湯】大人 500円 小人 200円(2時間以内)
        【露天風呂】大人 600円 小人 200円( 〃 )
        【家族風呂】2,000円(1時間以内・大人2名+小人2名まで)
           ※ 予約不可・先着順【離れ家族風呂】2,500円(     〃        )
        【休憩室】1,000円(1室60分)
        【火口見学料金】大人 200円 小人 100円
交通; JR由布院駅~タクシー約15分
  
 
 
 
* 撮影日; 2018年4月17日 *
 
 
 
 
次回は、このあと訪れた3湯目の日帰り温泉に続きます。